久野愛のレビュー一覧

  • 視覚化する味覚 食を彩る資本主義

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    食材本来の色と作られた色の乖離
    自然と人工の境目はどこなのか
    製造工程、広告、小売、様々な切り口から色と資本主義の関係を考える

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    2023年06月06日
  • 視覚化する味覚 食を彩る資本主義

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    イチゴは赤いし、バナナは黄色だ。こんな当たり前のことが、実は人為的に作られた常識だったんだね。産業界の要請によって、より売るための方策としての結果だったなんて。何よりこの視座に感心してしまう。すごいや。

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    2022年01月15日
  • 感覚史入門 なぜプラスチックを「清潔」に感じるのか

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    感覚は自分の中の自然なものではなく、文化や社会の影響を存分に受けているという話が面白かった。そしてそれは、知らず知らずのうちに差別を生んでいるかもしれないということ。
    例えば、においや言葉が自分と異なる人たちを差別する。他にも、ジェンダー差別の例では、「アナウンスやガイドの音声が女性なのはなぜか。女性が補助的な立場であることを助長しているのではないか」という話があった。これは思ってもみなかった。

    「感覚に対する問いを持つことは、自分と異なる感覚をもった他者の存在を受け入れる想像力を育むことにつながる」とあったけど、本当にそうだと思った。


    また、「視覚」や「触覚」として規定されているものは

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    2026年02月06日
  • 感覚史入門 なぜプラスチックを「清潔」に感じるのか

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    ネタバレ

    "感覚の歴史に目を向けることは、自分とは異なる感覚を持った他者の存在を受け入れる想像力を育むことにもつながるはずである。"

    私たちの感覚はデパートや建築、におい、音、商品など、資本主義によって無意識につくられているということ。
    とても興味深くて勉強になり、面白かったです。
    日常でふと、なんでこの素材は清潔に見えるんだろう?と考えてしまいそうです!

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    2026年02月03日
  • 視覚化する味覚 食を彩る資本主義

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    社会や技術の進展と共に変化していく、食と視覚の関係を洗い直している。
    漱石や谷崎潤一郎が羊羹の色を愛でた時代から、広告や陳列の工夫が消費者の選択に大きな影響を及ぼしていく時代、そして「おいしそう」というより「面白そう」という基準でSNS上で食の外観が”消費”されていく現代まで。中でも色に焦点を当てて考察している。

    個人的に面白かったのは、私も含む消費者が「自然な色」と思っている食材の色が、どう作られてきたか、というところ。何が自然か、ということに問題意識は持っているつもりだけれど、どこまで知っているかとなると心許ない。地産地消がいわれるようになって久しいが、それでも口に入るものが自分の元にや

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    2023年01月11日
  • 視覚化する味覚 食を彩る資本主義

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    普段何気なく目にする色がどのような経緯を経て、人間にとっての自然な色としての認識として定着したかについて触れられていて面白い。
    ただタイトル通り、視覚を話題に出していながら、本冒頭の口絵以外の画像がモノクロになっていたのが惜しく感じる。

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    2022年07月21日
  • 視覚化する味覚 食を彩る資本主義

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    食品の色をめぐる人々の価値観や商売上の思惑から、「自然な色とは何か」を問いかける。

    着色料についての話に多くページを割いている。安全性が怪しいまま使用され始めた合成着色料、バターとマーガリンにおける着色の方法など、政治も巻き込んだ争いの歴史がアメリカで展開された事例が紹介されている。

    背景には、人々が味覚として美味しいものだけでなく、視覚からも味を想像して「美味しそうだ」を判断しているということがあり、売上を伸ばすために「どうしたら美味しそうに見えるか」が研究され続けている。果物の皮にまで着色が施されていた事例もあったのには驚いた。

    技術が進み、実店舗でリアルに見るのではなくネットスーパ

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    2022年04月28日
  • 視覚化する味覚 食を彩る資本主義

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    ネタバレ

    アメリカの話が多いけど、これ、ヨーロッパだとずいぶん違うと思う。日本もそれなりだし、アジアでも結構国で違うのではないか。資本主義的な何者か、ではあるのだろうけれど。

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    2022年02月20日
  • 視覚化する味覚 食を彩る資本主義

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    <目次>
    第1部  近代視覚文化の誕生
     第1章  感覚の帝国
     第2章  色と科学とモダニティ
     第3章  産業と政府が作りだす色~食品着色ビジネスの誕生
    第2部  食品の色が作り出す「場」
     第4章  農場の工場化
     第5章  フェイク・フード
     第6章  近代消費主義が彩る食卓
     第7章  視覚装置としてのスーパーマーケット
    第3部  視覚優位の崩壊?
     第8章  大量消費社会と揺らぐ消費観
     第9章  ヴァーチャルな視覚

    <内容>
    なかなかカテゴライズしにくい本。食品の話と視覚、なのだが、政治的な話や感覚的な話、ビジネス的な話が混ぜこぜになっている(読んでる側の話)。結局、食欲や「美

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    2021年12月25日