R・V・ラームのレビュー一覧

  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    最近インドミステリがよく翻訳されているが、これは英国統治下のでなく、現代もの。ブルーシティならこんな場所だろうと屋敷も想像を膨らませてくれた。まず登場人物の個性がしっかりしているし、主人公アスレアがより魅力的な紳士に描かれていて、さながらポアロ復活といった感じ。クローズモノだが、ありがちな設定でないのも良かった。次回出たら必ず読みたい。

    0
    2022年09月19日
  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    死因によって選ぶ二通の遺書を用意した富豪に招待された元警官アスレア。インドの山奥に建つ霧深い屋敷は、代々の当主が非業の死をとげていた。到着早々、土砂崩れによりクローズドサークルとなったり、舞台設定がとにかく惹きつけられる。その富豪の遺産をめぐる殺人か…?と思ったが、事件は思いもよらない展開へ。フーダニットとホワイダニットを鋭い観察力で解いていく元警官、アスレアが紳士的でとても魅力的。こういうミステリーが読みたかったのだ!『インド発、英国ミステリの香気漂う長編推理』との事だが、もうすこしインド色があっても良かったかな。

    0
    2022年06月19日
  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃおもしろかったよ!
    代々の主が非業の死を遂げる資産家の大屋敷、その資産を狙う親族たち、現れた切れ者の探偵(元警察官)、土砂崩れで閉ざされてしまうその屋敷、遺書…
    もうアガサ・クリスティでしょ〜
    でもなんと…
    舞台は南インドのニルギリ丘陵に植民地時代に建てられた洋館〜
    しかも電動車椅子やらスマホを使うバリバリ現代の設定…(笑)
    頭脳明晰な探偵役の元警官アスレヤはあのエルキュール・ポアロとは違い細身で長身…
    そしてなかなか魅力的な紳士なのだ!
    失礼…ポワロも紳士だね〜♪
    とにかく、このアスレヤもポワロのように霧につつまれた謎を鮮やかに解き明かしていくのよ〜
    これは続編も楽しみ〜
    しかし

    0
    2025年03月06日
  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・あらすじ
    南インドのニルギリ丘陵にある呪われた館が舞台
    館で起こる殺人事件と資産家一家の秘密をあばく。

    ・感想
    犯人は分かりやすかったかなーピンときた

    0
    2024年03月02日
  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    事件が色々な方向に展開していくのが面白い。目の前のインドで起きた事件から過去のウィーンで起きた事件まで。そして結末が少し物悲しいところはどこか日本のミステリー小説ににている。

    0
    2023年02月23日
  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    久しぶりに、ミステリらしいミステリを読んだ。
    途中間を開けてしまったのと、少し錆びついて来ているせいか、人物名が時々???となってしまったのが味わいを損ねてしまい、勿体なかった。

    0
    2023年02月10日
  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    舞台はインド。世界遺産にもなっているニルギリ山岳鉄道に乗り、風光明媚なクーヌールへ。イギリス以上に土地勘も何もなく、ネットで調べて雰囲気だけでも味わいました。ストーリーはオーソドックスな探偵小説で、タイトルにもあるようにイギリス的。もっといえばクリスティ的。どこかで読んだような印象は否めない。でも読みやすかったし、楽しく読めました。

    0
    2023年01月24日
  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    主人が非業の死を遂げるという呪いの屋敷、グレイブルック荘現主人のバスターは、命の危機を感じ二通の遺書を作った。それは、彼の死に方によって選ばれるものであり……。南インドにある英国屋敷で起こる事件の真相とは。→

    バリバリ英国ミステリ!!でも舞台はインド!登場人物もインド人!脳がバグる〜(笑)
    私は大好きです。クリスティを思い出す演出(解説に明記あり)最高!!探偵役のアスレヤがめちゃくちゃいいんだよ〜!シリーズ作品みたいで、次も発表されているみたい。翻訳希望ですー!!

    0
    2022年10月02日
  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    主人公のアスレヤが素敵!
    細身の紳士、冷静沈着で観察眼が鋭い、行動力がある
    穏やかで優しいし、絵も書いたりする
    人脈も広いし、威張ったり怒ったりしない
    完璧すぎる…
    北欧ミステリーの破天荒だったり病んだりしてる主人公が続いていたので、アスレヤに癒やされた

    0
    2022年07月28日
  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    現代インドが舞台ではあるが英国クラシックを彷彿させる。大財産家の当主が作成した二通の遺言書が物語の導入。いかにもな舞台設定と濃い霧が印象的。探偵役の元警察官アスレヤの無色透明クセのなさが物語をサラッとさせている。

    0
    2022年04月09日
  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     植民地時代に英国人が建設し、代々の主が非業の死を遂げると言われているグレイブルック荘。

     元警察官のアスレヤは現代の主人であるバスカーに招待されて、屋敷へ。

     財産家のバスカーは何者かに命を狙われていた。そのために数々の事件を解決したアスレヤの助けを求めたのだ。

     そして、彼は2通の遺言書を準備していた。その死に方によって、効力変わる遺言書。
     
     その遺言書を巡って、一族と隣人の間に流れる不穏な空気。

     その中で誰からの好かれている画家が惨殺される。
     彼の遺体の側にはバスカーが使っている電気車椅子があった。
     狙われてのはバスターだったのか?
     
     一見、平凡な一族と隣人の裏の顔

    0
    2022年03月24日
  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    インドの風が薫るような雰囲気たっぷりのミステリ!
    まず、舞台背景が最高。世界遺産にも登録された最古の山岳鉄道を使って自然あふれる山奥へと入って行く。見渡す景色は茶畑と濃霧!紳士な退役軍人とお話ししたり、魅力たっぷりな若者たちに地元案内してもらったり。
    そして、豪商一族の頂点に立つ老人の遺産争い。問題だらけの男性陣と秘密を抱えた女性たち。
    インドが舞台ではあるものの、イギリス被統治下の歴史がそこここに感じられる。推理の仕方や全ての人物を一堂に並べて犯人あてするところなどは本格ミステリの影響が濃い。
    惜しむらくは、本格ミステリではないこと。読者にフェアな推理材料を並べてくれてればもっとワクワク読め

    0
    2024年01月03日
  • 英国屋敷の二通の遺書

    Posted by ブクログ

    はじめて翻訳の本読んだ!カタカナめっちゃ目回る〜
    あのときこんなこと言ってましたよね…みたいな描写がいくつかあったけど、そんなところあった?!ってなって読み返すことが多かった
    じわじわ真相に近づくアレスヤと何が何だかわからないがなんか面白い!な私でした
    アスレヤカッコいい!

    0
    2022年09月08日