真刈信二のレビュー一覧

  • 勇午(15)
    画力が急激に上がって来たのが14巻~この15巻辺り。
    正に政治に宗教に経済にオカルト、国際色豊かなごった煮なんだけど、主人公の勇午がブレないので、この作品は下世話で終わらない…そこが凄い。
  • 勇午 北九州・対馬編
    雁字搦めに縛られていながら拷問相手にいつの間にか自分のペースで交渉に耳を傾けている図にしてしまう勇午の色っぽい事…濡れ髪も手伝って…別に本人は色気出してる訳じゃないんだが、絶体絶命をひっくり返す交渉術を持っている勇午が仕事をするだけで色気としてダダ漏れるんだろうな。自信を鼻にかける、って類じゃないん...続きを読む
  • 勇午(6)
    勇午が交渉に向かう先には必ず困難を極める過酷さが待ち受けているし、勇午自身も毎回拷問を受けているにも関わらず、最後は必ず交渉術で仕事を成し遂げる。しかも剛力でごり押しするのではなく、人間の心と言う自分にはどうにも出来ないものへアプローチして「懸け」てもいる。プロの交渉人としてのマシーンではなく、職人...続きを読む
  • 勇午(7)
    全裸に剥かれて緊縛からの塩責め…勇午のこのタフな肉体はどうやって培われたんだ!!生い立ち及び交渉人として生きる事になった過去エピソード、語られるんだろうな…なかったら泣くよ。シネテイストではあるんだけど(つまり一級品ではない)面白いんだなー。勇午のタフさに「脂ぎった」ところがないからだろうな。
  • 勇午 下北半島編
    勇午が冷淡と言う意味ではなく、危機に対して淡々としているのがいい。交渉人としてプロ意識が高いんだろう。交渉は成功させると言うのが前提であるんだな。交渉のプロとしてやたら自尊心を振りかざすでもなく、感覚で動いてるんだけど知能も使ってると言う…飄々としてる。『雪人』と同じ様な感覚で読める。
  • 勇午(5)
    勇午は自分が拷問される意味が解っているから耐えられるのか。耐えた先に自分の仕事である交渉に入る余地が生まれるから、拷問は彼にとっては必要不可欠の通過儀礼みたいなものなだな。しかし凄い精神力だよ…早く彼の過去のエピソード出てこないかな。
  • 勇午(11)
    勇午…女装もあるのか。それにしても、何をしても何を見てもブレない高潔さがあるなぁ、勇午には。修羅場くぐりまくってるのに、ダークサイドに落ちないのは何故なんだろう、過去エピソードまだか。
  • 勇午 台湾編(3)
    さあ複雑になってまいりました。政府との交渉、経済破綻のプログラムと揃ってきました。綺麗どころの表紙に騙されてはいけない。
  • 勇午 台湾編(4)
    1巻のおちゃらけぶりを見てどうしたかと思ったが、最後には変わらずのクオリティ。本来の意味での思想のある数少ない作品。
  • 勇午 台湾編(1)
    おどろおどろしい表紙は本編にて。青年期の過去話と切り込んだ内容になってます。どうでもいいが、頸動脈押さえると失神するような…
  • 勇午 フィリピンODA編(3)
    あらすじでオチを入れちゃダメじゃない?

    完結巻。CIAとの交渉はぞくぞくと。で、シオンのお姉ちゃんはイマイチ意味なし。
  • 勇午 フィリピンODA編(1)
    拷問漫画と名高いが、今回は導入。最近影が薄いフィリピンが舞台。

    ロリータファッションの彼女はかなり異質。
  • 勇午 台湾編(1)
    一〇代の勇午が登場したので、勇午最初の交渉が見れるのかと思ったら、勇午のルーツと指針となった卓兄の為の交渉だった。今回の拷問器具は手が込んでるなぁ…
  • 勇午 台湾編(1)
    えーと今年が平成23年で勇午が高3=18のときが平成5年だから・・・勇午36歳?つーか連載年と本編の時間が一致してるならパキスタン編の勇午は19だよな。うん無理があるよね。それは置いといて今回は一風変わった「拷問」が登場する。ぱっと見は技術的に不可能っぽいがそれはともかくこの枷が勇午の動きをどう変え...続きを読む
  • 勇午 大阪編(2)
    かなり複雑に終わってるな。すごいまとめ方だったが。ところで何で暴力団名が伏せてあるのかねー仮名すら不可の方が気になる。
  • 勇午(22)
    一応完結巻。中国編全部。文革来たよー学校では殆どスルーですが、戦争並みに人口減ったのに。人体標本は描写が少なくて、しょんぼり。
  • 勇午(17)
    オーストリア・イタリア編終了。アメリカ編導入。珍しく後引きする終わり方でした。闇結社の意味だと思うけど。
  • 勇午 洞爺湖サミット編(2)
    何気にモデルがあるのですが、駅の目の前が会社ってアレがモデルですけど、リアルにココムで捕まってた気がする。
  • 勇午(10)
    イギリス編終了。インド編導入。北アイルランド問題は最近聞かないけど、まだ続いている。いつもの後先考えないイギリス外交っぽい。
  • 勇午(22)
    とりあえずアフタヌーン版を一気読み。
    よくここまでぶれない主人公を描けるなあ。
    宗教・人種・国籍、問題が複雑に絡まりあった舞台での「交渉」はスリリングで読んでいて面白い。拷問もまあ色々……一番キツそうだと思ったのは塩漬け。ああ、嫌だ嫌だ。