佐々木昌信のレビュー一覧
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【プロ野球元審判は知っている】
やはりプロ野球好きな私としては外せない元審判佐々木昌信さんの著書。
マスク越しに見たプロ野球選手の凄さについて6つの章から構成されていますが、最も印象に残っているのは第2章の『守備を見る』での捕手について記された部分です。身体は大きいけれど、低く構えてボールを捕った位置をちゃんと見せてくれる捕手の話。ジャッジするのは審判という当たり前のことがしっかり出来ているかどうかは大切なことなんですね。これは谷繁元信、城島健司の二人のこと。
また投手の守備では、桑田真澄、松坂大輔が二大巨頭、それはバント処理、二塁送球が秀逸だと書かれていますが、同時に松坂投手は高校時代のコー -
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野球の裏側が分かる!
元審判の視点から、プロ野球選手の特徴を浮き彫りにしているのが面白い。内容を読んでから改めて野球中継を見る楽しさも増えた。
野球ファンならぜひ一度読んで頂きたい本だと思います。 -
Posted by ブクログ
元審判から見たプロ野球選手たちの話なので、違った観点からということで面白かった。意外とそれぞれの選手の肝心なところがちゃんとわかっているような感じかなあ。
つい前に金子千尋選手の本を読んでいたので、金子選手のことも書いてあったので、おおと思った。ストレートと変化球のときのフォームが同じで、見分けにくかったということをちゃんと見ている。
選手や監督とのやり取りのことも興味深い。「佐々木審判、よろしくお願いします」と名前まで言って挨拶した松井秀喜と大谷翔平はさすが人格者だね。谷繁は正直な人で、ストライクと言ったけど今のコースちがったんじゃないとか言ったとか。
新庄剛志が香水をはやらせて、今は大谷選 -
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Posted by ブクログ
2020年までプロ野球の審判として2000試合以上もの試合の審判をした著者がグラウンド上での選手の姿や審判としての苦悩などを書いた一冊。
ファンよりも近いグラウンドの中で試合を見ている審判の方の本音を本書で知ることができて楽しみながら読めました。
一つのプレイや投球の判断の難しさやプロの技術の高さ、選手のこだわりなどグラウンドでしかわからないことがたくさん書かれており参考になりました。
また、投手における球離れの遅さやキャッチャーのそれぞれの人の戦術の違い、バッティングの打球音や見極めなど有名選手の技術の裏付けとなるエピソードも興味深く読むことができました。
そして、長嶋、野村、星野といった -
Posted by ブクログ
プロ野球の審判員だった佐々木さんが現役時代に目の当たりにした印象的な出来事、舞台裏をまとめた内容
ミニ短編、70ものお話が掲載されています
佐々木さんがジャッジされていた90年代から10年代は、個人的に最もよくプロ野球を観ていた時期とも重なり、とても興味深かったです
特に、終盤に掲載されていた監督や、乱闘、プロ野球史に残る名場面に審判として携わった際の舞台裏等のお話は特に知らないこと多数ありで、大変面白かったです
試合中、選手や監督と普通に会話を交わしていること、内容が雑談に限らず投手の調子等、試合に関わることも多々あったことなどはとても意外でした