谷頭和希のレビュー一覧
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今や一大チェーンストアへと成長したドンキ
ホーテ。通称ドンキですね。
2021年12月時点で国内店舗数594、海外92
店だそうです。
ドンキといえばごちゃごちゃしたジャングル
に例えられる雑多な商品陳列がよく知られて
います。
全ての店がこのような陳列であり、本来個性
的とされたこの点が、どの店でも没個性とし
て再現されているかといえば、答えはイエス
でもあり、ノーでもあるのです。
実はドンキは店舗毎の「多様性」「個性」が
溢れているのです。
そしてそれは外装のあのペンギンにも表れて
います。
出店の際は地域住民の反対運動などにも発展
した過去あるがゆえに、実はかなりの地域性
地 -
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ニセコのケースはニセコだけてなく、様々な場所、企業、個人で起こってる。
しかしそれを、否定的だけでなく可能性として、必然を前提としてとらえる書。
新大久保が韓流で韓国っぽい街になり、若者を集められたのは、ここが伝統のあるコリアンタウンでは無かったから。三河島などの歴史あるコリアンタウンは、歴史ある故に韓流商法に切り替えられなかった。新大久保の歴史は80年代歌舞伎町で働く韓国人ホステスの外食の場として始まった新しい場所62
スタバの社長は最初フラペチーノに反対した。本物ではないから。しかし売上げが伸び、会社の代表商品になると社長は「自分は間違っていた。顧客が正しい」とフラペチーノの価値を大い -
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【選択と集中】が本書のテーマ。
現代は何かに特化して対象を特定することで成功している企業が多い。その象徴として取り上げられているのがニセコです。
特定のものへの集中(ニセコ化)が良いかと言うと、確かに同じものが好きな仲間で集えるので心地は良いのだが、他の世界を知らずに通り過ぎてしまうところが難点。
YouTube、SNSで集客できているチャンネルは、扱う対象が何かに特化していることが重要で、例えば料理のチャンネルなのに、旅行を扱ってしまうと人は離れていく。(例外として、俳優さん、アイドルとかで、個人に魅力が存分にあり、何をやってもみんなが見たい領域に達している場合は別。)
【読書メモ】
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【この本のテーマ】
北海道・ニセコは、高級リゾートとしてインバウンド需要を取り込むことで、かつての地方の一般的なスキーリゾートから大きな変貌を遂げた。本書は、その変貌の背景にある構造や価値観を「ニセコ化」として抽出し、全国各地に広がる同様の現象を読み解く。そして、その過程を通じて、現代の日本社会において私たちがいかに生き方や地域のあり方を再設計できるのか、そのヒントを提示する。
【概要】
著者が提示する「ニセコ化」の本質とは、ターゲットの「選択」とサービスの「集中」によって、空間や場が特定の顧客層向けに再構成され、まるで“テーマパーク”のようになることである。ニセコにおいては、そのターゲット -
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ネタバレインバウンドで賑わう、北海道ニセコ町の現象を「ニセコ化」=「選択と集中によるテーマパーク化」捉えて、地域振興だけでなく、マーケティング戦略や身近な哲学心理まで当てはめた本。一貫して「選択と集中によるテーマパーク化」という軸で様々な事象がお取り上げており、納得感もあったし、読みながら楽しめた本。
そもそもテーマパークとは理念を軸に空間作りを進める一方で、ニセコ化においては、ターゲット層のニーズをとらえた強みを軸に空間作りを進めるマーケティング的な観点が存在し、既に日本のテーマパークすらニセコ化が住んでいるとも捉えられる、という観点は特に面白く感じた。一方、ニセコ化のネガティブな側面として「静 -
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ドンキホーテについて、民俗学的な視点で研究した本。
ドンペンとは、そのサンタ帽と短い手を広げた姿によって「内と外」や「生と死」という異なる世界を融和させる力をそこに秘めているのではないか、という投げかけはクスッときたが、
かつて嫌われるイメージがあったために地方都市・地域住民に馴染むように、かつ居抜き戦略で中にお金をかけない分、外側ででドンキらしさを伝えられるように、ドンペンを外に出しているという視点はなるほどと思った。
居抜き戦略は地元の歴史の継続にも貢献しており、景観や内装の保存に役立っている。
ドンキは地域と対立してるように見えて、実はそれと融和してる働きをしてきたというまとめは、画 -
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・ニセコ化とは、「選択と集中によるテーマパーク化」
・ニセコ化は日本中に広がっている
・ニセコ化に成功するとそこは賑わう場所になる
・ニセコ化は選ばれなかった人たちを静かに排除する
ということを、ニセコ、千客万来、ディズニーリゾート、渋谷、新大久保、スタバ、びっくりドンキー、ヴィレバンなどの例を挙げて述べる。
ニセコ化は狙ってやれば必ずうまくいくもんじゃない。時代の変化で失敗するケースもある。
公共性と企業経営方針は相反する場合がほとんどだろうから排除はやむなしでは、が私見。マーケティングの結果だからこの問題は昔からあったんじゃないだろうか。今の方が露骨になったとか情報化社会だから拡散さ