日髙敏隆のレビュー一覧
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おんんんんもしろかったー!!!!!!
ほんとに人間って変、二足歩行だしおっぱい前についてるし、首も上に伸びてるし、いらんこと色々考えたり、本当に変。笑
ハヌマンヤセザルの話がおもしろかった。
オスがとにかく自分の遺伝子を残したくてたくさんのメスに言い寄って、メスは強い遺伝子を残したくてオスを吟味して、
そうじゃない人間もたくさんいるとは思うけど結局遺伝や進化の根本がここにあるから男の人の方がたくさんと浮気するとかいうのかな。女の人はパートナーと似てない人と浮気したりとか。
そもそも子ども残す気もパートナー作る気も全然ない私は、遺伝や生き物としてのあれやこれやから大分逸脱してるんではないかと -
Posted by ブクログ
ネタバレ2010年昭和社出版の改版? であるという。日高先生という方の講義がもとになっているそうだ。
興味深く、面白く、わかりやすい本だった。これは私だけかもしれないけれど、科学、『人間というのは』とかかればやれ倫理やら優越性やらこんぐらかったことを聞かされるようなものだと思い込むところがあるから……
ところがこの本では人間が動物だと規定したうえで「どういうところが」ヘンなのか解説してくれるわけで、科学迷子の私にもとても興味深かった。またそのヘンを返して「ではほかの動物にはいないのか?」というところまで講義されていてたのしかった。
釣り込まれて、「では私たちがいま『多様性』を求めているのは「ちがい」を -
Posted by ブクログ
京都精華大学で行った半年間の講義をまとめたもの。講義をビデオに収め、映像から文字を起こし、本としての体裁を整えられたそうである。
「人間はどういう動物かということを、われわれはちゃんと知る必要があるということです。」
講義の最後の言葉だが、講義冒頭の説明にもあるとおり、テーマになっている。
類人猿のチンパンジーやゴリラとサル。タガメやカエルが出たかと思えば、ウグイスなどの鳥類など。さまざまな生物の視点から人間という動物を見つめ直しており、上の言葉の通り、まだわかっていないからこそ探求していかなくてはならないことを示されていると感じた。
初めての方でも、本著で著者の魅力が伝わるであろうし -
Posted by ブクログ
人間が他の動物と異なる部分にフォーカスし、とは言っても結局動物なんだよね と言う結論に落ち着く。
まず20~30万年前、アフリカで出現したホモサピエンスの身体的特徴から。直立二足歩行に適した身体の特徴的構造、エズモンド·モリスが裸のサルと呼ぶように、体毛がない理由、単なる哺乳器官としてだけではなく性的シンボル、美の象徴にまで昇華した乳房。
ヒトはチンパンジーやゴリラ等と同じように無尾猿apeのグループであること、人間には性器の周りに陰毛があるが、逆に動物では毛がない(頭髪は別として全身から毛が無くなると、どこに性器があるか分からなくなるから?)等は、新たな発見だった。
次に言語や遺伝子の働き