作品一覧

  • 新版 ファーブル植物記
    -
    1巻2,178円 (税込)
    『昆虫記』のほかにも多くの科学入門書を残したファーブル。優しく語りかけるスタイルで、植物の神秘的な生命のしくみを解き明かす。
  • ヤマケイ文庫 人間は、いちばん変な動物である~世界の見方が変わる生物学講義
    4.4
    1巻1,045円 (税込)
    ベストセラー『絶滅の人類史』(NHK新書)、『若い読者に贈る美しい生物学講義』(ダイヤモンド社)著者、更科功氏推薦!! 人間とは、いったいどういう生き物なのか? 動物行動学の泰斗である著者が、生物としての「人間」を、 容姿・言語・社会などの話題をさまざまに展開しながら、わかりやすい言葉で語る。 ドーキンスの利己的な遺伝子、ダーウィンの進化論、チョムスキーの生成文法、 ヴァ―・ヴェーレンの赤の女王説など、生物学の基本的な理論も、本書を読めばユーモアを交えた解説で楽しく理解できる。 著者が京都精華大学で行った最晩年の講義であり、今を生きる「人間」必読の一冊。 2010年10月に発刊された『ぼくの生物学講義』日髙敏隆(昭和堂)を改題・再編集のうえ文庫化。 「この現代、日本も含めて世界中でいろいろなことが起こっています。 よく考えてみると大昔から人間は戦争をしていて、いつになっても止まらない。 でも、戦争というのをする動物は、ほかにはいないんですね。それはなぜなのか。 どうしたらいいのかっていうことを、ちゃんと考えなくちゃいけないだろうと。 そのためには、生物学の一端として、人間というのはどういう動物なんだということを、 ちょっと考えてみる必要があるだろうというので、この講義をすることにしたわけです。」(本文より) ■著者について 日髙 敏隆(ひだか・としたか) 動物行動学者。1930年東京生まれ。 東京大学理学部動物学科卒業。理学博士。 東京農工大学教授、京都大学教授、滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所初代所長、 京都精華大学客員教授を歴任。2000年に南方熊楠賞受賞、2008年に瑞宝重光章受章。2009年11月没。 主な著書に『チヨウはなぜ飛ぶか』『春の数えかた』『人間はどういう動物か』『世界を、こんなふうに見てごらん』など、 主な訳書にコンラート・ローレンツの『ソロモンの指輪』、リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』(共訳)などがある。 広く深い教養をバックボーンに、誰にでもわかる平易な言葉で、動物行動学および生物学の魅力を長く伝えてきた功績は大きい。

ユーザーレビュー

  • ヤマケイ文庫 人間は、いちばん変な動物である~世界の見方が変わる生物学講義

    Posted by ブクログ

    人間の進化の話や、生き物とはどんな特徴があるかをわかりやすく抽象化しており、生物学に精通していない私にも読みやすい1冊だった。
    「人間はある程度思い込みがないとものを見られない」という言葉が面白かった。思い込み=誤解や偏見というマイナスなイメージが強かったが、そもそも「もの」を認知する上で必要な機能である。思い込みを捨てるのではなく、「柔軟な思い込み」を持てるようになりたいと思えた。

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    2025年08月19日
  • ヤマケイ文庫 人間は、いちばん変な動物である~世界の見方が変わる生物学講義

    Posted by ブクログ

    面白かった 1回1回の講義の内容が濃いので一気読みはできず何日かかけて読んだ

    利己的な遺伝子とか進化論といった内容について、端的に説明してくれていて分かりやすい

    他の方も書いてるけどわかっていないことに対してはわからないと言える潔さも良かった 良かったというか、あっ わからないって言っていいんだ……とはっとさせられる

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    2025年02月03日
  • ヤマケイ文庫 人間は、いちばん変な動物である~世界の見方が変わる生物学講義

    Posted by ブクログ

    面白かった!一気読み。
    話口調で読みやすい。
    主観に終始せず、様々な研究や歴史を踏まえた考察で腑に落ちる。
    分からないことは素直に分からないと言うところも好感◎

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    2024年04月17日
  • ヤマケイ文庫 人間は、いちばん変な動物である~世界の見方が変わる生物学講義

    Posted by ブクログ

    おんんんんもしろかったー!!!!!!
    ほんとに人間って変、二足歩行だしおっぱい前についてるし、首も上に伸びてるし、いらんこと色々考えたり、本当に変。笑

    ハヌマンヤセザルの話がおもしろかった。
    オスがとにかく自分の遺伝子を残したくてたくさんのメスに言い寄って、メスは強い遺伝子を残したくてオスを吟味して、
    そうじゃない人間もたくさんいるとは思うけど結局遺伝や進化の根本がここにあるから男の人の方がたくさんと浮気するとかいうのかな。女の人はパートナーと似てない人と浮気したりとか。

    そもそも子ども残す気もパートナー作る気も全然ない私は、遺伝や生き物としてのあれやこれやから大分逸脱してるんではないかと

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    2023年10月12日
  • ヤマケイ文庫 人間は、いちばん変な動物である~世界の見方が変わる生物学講義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2010年昭和社出版の改版? であるという。日高先生という方の講義がもとになっているそうだ。
    興味深く、面白く、わかりやすい本だった。これは私だけかもしれないけれど、科学、『人間というのは』とかかればやれ倫理やら優越性やらこんぐらかったことを聞かされるようなものだと思い込むところがあるから……
    ところがこの本では人間が動物だと規定したうえで「どういうところが」ヘンなのか解説してくれるわけで、科学迷子の私にもとても興味深かった。またそのヘンを返して「ではほかの動物にはいないのか?」というところまで講義されていてたのしかった。
    釣り込まれて、「では私たちがいま『多様性』を求めているのは「ちがい」を

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    2022年02月27日

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