yasunaのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
会話も情景も兎に角オシャレな小説でした。
読んでいるだけで楽しい気分になります。しかし登場人物達が皆、美男美女でモテる人の話でやや現実離れ感があるのと、物語の続きが気になる所でコロコロ場面が変わってしまうのが少し残念でした。
でもそれらを打ち消すぐらいラストの言葉、結末が素敵。途中で絶対やめず最後まで読んでよかったと今までの中で1番思えた本でした。
特に良いなと思ったのは、その人の前でおならできるという男を選びなさいという言葉
一見ふざけているようで、心打たれました。自分の最悪な所、ありのままの姿を見せることができて幸せを掴んだ1人のヒロインの結末が凄く微笑ましかった -
Posted by ブクログ
ため息の役割は何も落胆したときのためだけではない。
何かを決意するとき、気を入れ替えるときにも使う。
手放してならないものは、全力で掴みにいかなければならない。
何事にも大きな期待を抱いてはいけない。
いつか失ったときに大切にしていたことを後悔してしまう。
全てにおいて完璧な人を求めても、完璧さを前にすると自分の至らなさと比較して辛くなっちゃうし…
実力で倒せへん相手と上手くいったとして、その先続くわけないやん。
やれるだけ自分でやり。
多分恋は素数だ。
当事者同士でしか感情を割り切れない。
外野がずかずかと入り込んできたとして、綺麗に解決などできはしない。
ひとは永遠を願うとき、