マーク・ミラーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
映画『ローガン』原案
ヒーロー達が姿を消した未来。全米はスーパービランの手で支配されていた。
そんな時代、カリフォルニアの寒村に、妻と二人の子供に囲まれ慎ましく暮らす一人の男がいた。
名はローガン。過去は捨てたと語る男の生活は、ある旧友の訪問をきっかけに急変する……。
ヒーロー達の身に、そして、ローガンに何が起きたのか。
禁断の歴史が紐解かれる時、あの最強の狂戦士が蘇る……。
話題作『シビル・ウォー』を生んだ
マーク・ミラー&スティーブ・マクニーブンのコンビが贈る衝撃のバイレンス巨編!
レッドスカル、キングピン、ハルクたちがそれぞれの領地を支配する世界を舞台に、ローガン -
Posted by ブクログ
激動する社会情勢の中、若きヒーロー達の過信が悲劇的な事件を呼び、ついに超人登録法案が可決に向かって動き出す。
その活動を規制される事態にヒーロー達は、賛成派と反対派に分かれて対立。それぞれの派閥を代表するアイアンマンとキャプテン・アメリカの指揮の下、正義を求める者同士の悲劇の戦いが幕を開け た!
マーベルユニバースを、コミックシーンを揺るがした問題作、マーベルコミック最大のクロスオーバー大作、ついに邦訳なる! 『キックアス』のマーク・ミラーが贈る話題作、待望の邦訳が実現。
112人におよぶキャラクター解説も必見。これぞクロスオーバーの決定版。
「シビル・ウォー・キャプテンアメリカ」の元ネタ -
Posted by ブクログ
世界を脅かす脅威から人類を護るためにニック・フューリー将軍によって集められた最強チーム“アルティメッツ"――アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ワスプらは、様々なトラブルを抱えながらもチームの力を集結し、滅亡の危機から世界を救った。しかし、その1年後、彼らは更なる波瀾の時を迎えていた。主張がぶつかり合い反目する仲間たち……、虎視眈々と彼らを狙う新たな強敵たち……。彼らを脅かすそれらの火種の裏には、邪神ロキの暗躍が……!? そして訪れる最大の脅威を前にして、彼らは再び世界を救う事ができるのか!!
マークミラー版アベンジャーズであるアルティメ -
Posted by ブクログ
アベンジャーズの元になった傑作コミック。エイリアンなどの強敵に対応するためスーパーヒーローを集合させて最強のヒーローチームを作る。その名は、アルティメッツ。蘇った超人キャプテン・アメリカ、雷神ソー、天才社長アイアンマン、ブラックウィドウ、ハルク、ホークアイ。
人間的な欠点を持つが故に対立しながらも、協力して戦う。
ハルクとジャイアントマンの科学者同士のライバル関係やアルティメッツの活動費を作るために商標権を使ってグッズを売ったりする、トニー・スタークが脳腫瘍を患いアル中寸前になっている描写など、マーク・ミラー独特のスーパーヒーローの人間的なリアルな部分を強調したキャラクター描写やエイリアンとや -
Posted by ブクログ
映画「LOGAN」のアイデア元ともいわれる作品だが、まるで別物の作風だと覚悟して読んでほしい。映画とはまるで違う魅力があるが、マーベルの正史世界とは違うアースの話なのである程度元のマーベル世界を知らないと楽しみ切れないだろう。
知っている人が読んだとき、あまりに違った世界と化していることに衝撃を覚えることだろう。冒頭のローガンが暮らしている土地からすでに全然違う設定になっているし、ロードムービー的な話になっていくので様々な訪れる土地も独特だ。世界観全体にバイオレンスで刺激的な空気が漂っているのだ。
そんな世界でローガンがバイオレンスに暴れるのかと思いきや、彼は「戦わない」と決め込んでいると来た -
-
Posted by ブクログ
「アルティメッツ」続編。前巻では世間に認められるまでの話であったが、今巻は陰謀との戦いが描かれる。そして、その陰謀によって前巻以上に疑念を読んだり衝突したりととてもどす黒い展開が続いて行く。
アベンジャーズを現代に持ち込んだら、という思想のもと、オリジナル版ではまだできていなかったEUの扱い、刊行当時のアメリカへの風刺を効かせる展開などは前巻よりもよりうまいように思えるので、前巻を読んだ人はぜひこちらも読んでもらいたい。
衝撃度の高い展開が続くのは辛い部分もあるが、ラストの爽快感抜群のシーンにいたるまでの展開はばっちり計算しつくされているので、安心して読もう。
アートの力を明示しているの -
Posted by ブクログ
「―合衆国の敵―その名はウルヴァリン!!」やら、「ヒーローたちを次々と襲撃するウルヴァリン―。」と不穏を煽りまくりの帯文から想像される以上に大規模な戦いが描かれる作品。ウルヴァリンがらみでX-MENは当然のこと、様々なヒーローとの哀しい戦いに、SHIELD・ヒドラ・ハンドと大規模な組織の思惑が絡まりながら、最後まで駆け抜けるように展開が変化していくので読み始めたら止まらない。
構成として、ヒーローと敵対する状態の間もそれ以後も心話表現を使いながら常にウルヴァリンの視点であるのも感情移入しやすく、また衝撃の展開ながらウルヴァリンを許容できることにつながっていて良い。独特のセリフ回しがキャラを深 -
Posted by ブクログ
かつての知人から助けを求められ、日本に向かったウルヴァリン。だが、それは悪の組織ハンドが仕掛けた巧妙な罠だった……。1か月後、重傷を負った状態でシールドに保護されたウルヴァリンは、殺戮と破壊を繰り返しながら米国の機密情報を奪い、逃走してしまう。国家を重大な危機に陥らせたウルヴァリンは、さらにファンタスティック・フォーやデアデビルら仲間だったはずのヒーローたちを次々と襲撃していく。ウルヴァリンの身に起きた事件の真相は? そして“合衆国の敵"となった彼の行く手に待つ運命とは!?
アメコミ界の風雲児マーク・ミラーがウルヴァリンを主人公にしているだけに、重傷をおったウルヴァリンがハンドとヒ -
Posted by ブクログ
ネタバレ操られているウルヴァリン。
死んで蘇らされたということで、イメージ的にはゾンビかな。
でも、ゾンビというには活き活きしています。そして、操られている割には、作戦を気にしたり、なかなか細かい思考も出来ます。
意識も、ちょっとある。
そして、人が死にまくり。
アメコミって、こんなにバンバン人死んだっけ?
まあ、ローガンの場合、爪が武器という時点で、かなりヤバイめですが、それでも、もうちょっと微妙な隠された表現だったと思うのですが。
そういえば、わたしの知っているローガンは、アマダンチウムを剥ぎ取られていたのですが、あれは、いつぐらいの話なんだろう。
アレ読んだのは、だいぶん前なので、また、アマ -
Posted by ブクログ
「アベンジャーズ」の原作というか、原案の物語。
ただし、本当のマーベルユニバースではなくて、パラレルワールドな話です。
もしかして、昔新潮社から出てた「X-MEN」と「スパイダーマン」は、この世界の話だったのかな。
絵は、ものすごく見やすい感じです。かっこいいアメコミという感じ。
でも、キャラクターは、馴染みの人たちとはちょっとかわっているので、違和感がちょっとある。
びっくりしたのは、ハルク…じゃなくて、バナーを蹴り飛ばす、キャプテン・アメリカ。怖いわ。まぁ、性格的に、あんまり女々しい人は嫌いなのかもしれないと思いつつ。
でも、読んだアメリカ人も、ちょっと、
「えーっ」
と思ったみ -
Posted by ブクログ
マーベルユニバース屈指の有名チーム「アベンジャーズ」を並行世界の文脈で異なる解釈で描きなおした話。オリジナルのアベンジャーズが1963年に発足しているので、その時とは表現も背景も異なるということを、「もし現代に現れたら?」ということで描きなおすのは非常に面白い試みである。
キャラクターも現代にいそうなキャラクターになる。キャプテン・アメリカとアイアンマンはあまりキャラクターに違和感がないが、特徴が強調されているハンク・ピムや、大幅に異なるキャラクターと化しているハルクなど…。その変更が正直単純にヒーローの活躍が見たい人にとっては苦しい部分になるが、人間関係をしっかり描き切った部分は評価される -
Posted by ブクログ
めっちゃえぐい「ヒーロー対ヒーローもの」。途中で誤解が解けて共闘するとか、スーパーヴィランをおびき寄せるための芝居だったとかそういうのなし。
「正義のヒーロー」という概念と現実世界の相剋があり、そこを突く容赦のなさ。そしてどちらの言い分にも理がある(普通は恐らく反乱軍が正義で体制側が悪、みたいな描かれ方をするだろう)。戦いは終わるものの、何が解決したものでもないというあたり、恐らくこの後の作品にも大きな爪あとを残したことでしょう。
それにしても、ビジュアル的にも目を見張る。さほどアメコミ詳しくない自分でも、スパイディが正体を明かすシーンは、実に歴史的なものに見えた。 -
Posted by ブクログ
様々なヒーローが二つの派閥に分かれて争う「内戦」を描いた大型クロスオーバー作品である。112人のキャラクター紹介を巻頭にはじまることからもわかるが、様々なキャラクターが登場する大規模さがウリである。中には小さなコマに少し描かれただけのキャラもいるが、それはそれで背景を考えるのも面白い。とにかく規模が大きい、ということが魅力なのだ。
最重要となる中核はニューアベンジャーズ誌でもお互いを分かり合っている中心的な存在であるキャプテン・アメリカとアイアンマンである。この二人が両陣営のリーダーとして戦いを繰り広げていく。
昔から、ヒーロー同士の対立はよくあることだ。騙されたり、洗脳されたり、そのパタ