渡辺三郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
働き者の若者が、母親が無くなった後、
「おら はたらいても はたらいても、だめなんやなぁ」と言って、
寝てしまいます。
子ども達がからかっても、お役人が取り立てに来ても、全然起きない。
日照りが続き、村が苦しんでいたある日、
むっくり起き上ったねたろうは、
遠くの川から水を引けばいいと言い、ひとり作業に没頭します。
はじめは相手にしなかった村人たちも、いつしか一緒に作業し、
灌漑が完成し、作物が豊かに実る村になったお話。
子ども達が、ねたろうをからかう歌も、テンポがあって面白い。
私独自の解釈ですが、
きっと、母親が生きている間は、
「母を楽にしてあげたい」という若者の気持ち(目標) -
Posted by ブクログ
【経緯】
どんなんだっけと思って
【書き出し】
とんとむかしであったそうな。
あるところに、年がら年中寝てばかりおる、お百姓の若者がおった。
【感想】
「寝ることでしか逃れられない農民の苦しみ」が主題だったのね!
呑気な絵とタイトルからは想像がつかなかったけど、ハッとさせられました。
これ、サラリーマンに置き換えて現代風に読むこともできるわー。
【引用】
「ああ、おら 働いても働いてもだめなんやなあ」といった。
それからふらんふらんとして帰ってきよると、まるで魂が抜けたみたいになって寝た。
【不可解】
川から水ひこうって思い立ったのが急すぎて。神のお告げ的なものだったのん?