ぽりごん。のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ映画『メイクアガール』冒頭に繋がる(前日譚的)スピンオフ作品。「明君が二人いればよかったのにね」茜さんのそんな一言に、研究の時間と高校で過ごす時間の両立を図った明が自分のコピーロボットを作ってしまうというところから始まる物語。「明の代わり」をプログラムされていたはずのロボ明が茜らとの交流を通じ「自分は何か」という思いに目覚めていく展開に、物語がどこへ向かっていくのか少々ハラハラしながら見守りました。落ち着くべき所に落ち着いた感じですが、やはり「彼女」の存在が背後にありそうなのが怖い。今回はロボ明とともに茜さんも主人公的な役割で、彼女の明へのかいがいしさにキュンとなります。良作。
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Posted by ブクログ
とても面白く読ませていただきました。まずダブルヒロインの個性が、片やビッチ、片やコミュ障陰キャと逆方向に尖っていますが、それこそが彼女たちの魅力だと思います。そして、互いに納得していれば「セフレ」になることは「浮気」あたらないのか。恋愛観や倫理観に新たな概念が示されたように感じますね。この小説は一般的な純愛とは全く異なる「愛のかたちを」描いた傑作と思いますが、これを元にした実写映画も観てみたい。エンディングなんてまるでサスペンス映画のラストシーンのよう。暗転したままセリフと効果音だけ流れてそのまま終幕、みたいな。そう考えれば続編がなくても良い結末ではないか…?いえいえ、彼らの関係の行く末を見た
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Posted by ブクログ
ネタバレ「事実は小説より奇なり」という言葉から始まったので、一行目からインパクトがあっていいなと思いました。昔の文学作品を基に日常の謎を追い求めていく今作は、謎を解く楽しさと、古典を知る楽しさがあると思います。
また、物語の構成が卓越していると思いました。最初は昔に起きた事件に対して皆で意見を出し合っていく話が展開されていて、恋が主題ではないように描かれているのが良いなと思いました。そうすることで自然と主人公である優真と同じ視点に読者が立つように設計されていますね。なので、優真の周囲にいる栞や大我、更紗……そしてなにより瀬奈の行動や思惑が見え辛くなっていると思います。
『はつ恋』『D坂の殺人事件』『テ -
Posted by ブクログ
期待通りの面白さ。
わかりやすい派手な面白さは無いけど、噛みしめると面白さが染み出してくる感じで、とても良いです。
各登場人物それぞれ思惑に基づいた行動と、思わぬ方向への展開。そして、優真の作った脚本が、物語の中に色々な形で重なるのが、ただただ凄かったです。
どんどん成長してゆく更紗も可愛らしくて良き。
特に、ポイントポイントで登場するだけなのに、あらゆる所を牛耳っているフィクサー的存在の栞先輩は凄い。
彼女だけは唯一、『読み』を間違えて"いない"人物に見えます。
最後の部分の展開は、次巻への色々な伏線をはらんでいるように見え、次巻も引き続き楽しみです。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレえ、ここで終わり?と言うのが読み終わった第一声。
とんでもないところで終わったのでびっくりしたのだけど後書見たら続きがあるようなのでそれなら納得。
と言うか、この巻だけだと宮澤くんの恋は決して愚かではないな。
むしろ宮澤くん自体が愚か者だと思う。
この後、題名に見合う話になっていくんだろうか?
物語は良くある偽装恋人話から始まるのだけど、そもそもセフレのいる女の子を好きになること自体は決して愚かな恋ではないと思う。
それよりも彼女と本当の恋人になりながら、別の女性とそう言う関係になることの方が愚かだろう。
それにしても後半の主人公の、行ってはイケない方向にどんどん進んでいく有様はなにやってん -
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