阿部拓児のレビュー一覧

  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

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    久しぶりにこういう本、こういうジャンルを読んだ。
    おもしろかったー。

    アッシリア、バビロニア、エジプト、ギリシアとのペルシア戦争…懐かしい。昔習ったなぁ。

    アケメネス朝の9人の王が1章ずつ取り上げられていて、それぞれの王の治世に周囲とどのような関係にあったかがおなじみヘロドトスやクテシアス、クセノポンなどのギリシア語史家たちが書き残した史料や王たち自身が残した円筒形碑文などの史料を示しながら記述されていて分かりやすかった。

    こういう本を読むと浮世を忘れることができる。
    同時に、この時代からずっと今まで続いているんだなとも思う。

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    2023年11月27日
  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

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    ペルシア戦争をより多面的に理解したいという動機で読みました。

    アケメネス朝ペルシアの歴代王の軌跡、歴史的前後関係・諸国との外交関係がよくわかる良著でした。

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    2023年04月23日
  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

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    アケメネス朝に関する新書は色々あるが、この本は日本史に関する本を読んでいる時と同じように、登場人物たちが、生き生きと動いている。また、ペルシア史について記述しているギリシャ人の歴史家たちについても親しみを覚える。

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    2022年03月18日
  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

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    前著「ペルシア帝国と小アジア」を読んだ感想として、アケメネス朝ペルシアのところを掘り下げて欲しいな、と思っていました。
     史上初の大帝国であるアケメネス朝ペルシアの建国から滅亡まで、丁寧に異説があるものは注釈や解説を入れて触れており、とても分かりやすかったです。裏の帯の「王たちの華麗なる統治と滅びへの晩鐘」もかっこいいではないですか。
    ま、人によって何が面白いんだ、と思うでしょうけど、とにかく自分はこの時代が好きなので、いつもより時間をかけてじっくり読み、至福の時でした。はい。
    特に、一般的な世界史の授業で習うのはギリシャ史観ベースのものですが、ペルシアの文脈に沿ってペルシア史を解釈するという

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    2021年11月23日
  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

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    アケメネス朝を史上初の世界帝国とする著者の見解は説得力がある。その画期的な王朝の通史として、入門編としてとても読みやすい。世界史上にも大きな影響を残したアケメネス朝だが、驚くほどにわからないことは多い。どんな史料があって、どんなことが言えるのか――著者の姿勢は誠実で、歴史学というもののあり方を知るのにも役立つ一冊であると思う。

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    2021年11月23日
  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

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    2500年前、アジア・アフリカ・ヨーロッパの3大陸に跨る史上初の世界帝国があった。その名はアケメスネ朝ペルシア。世界史でお馴染みの名前だ。

    この帝国は、紀元前330年にマケドニアのアレクサンドロス大王によって滅ぼされ、220年の歴史に儚くも幕を閉じる。僅かに220年の歴史だが、オリエントの地に栄華を極めた。

    アケメネス朝ペルシアは、初代の王であるキュロス2世が一代の手によって紀元前550年に築かれた。キュロス2世は、紀元前538年、バビロニアに捕囚されていたユダヤ人をパレスチナに開放し、ユダヤ人にとって歴史的なことをした。ただし、このキュロス2世、彼の経歴、出自、誕生、帝国の創建、死と人生

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    2024年09月05日
  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

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    古代オリエントにて栄華を極め、アレクサンドロス大王に滅ぼされるまでの歴史を、王を軸として描き出す内容。旧来の理解を見直すべき点や論点について、研究史も踏まえての叙述が分かりやすい。史料の性格についての解説も助かる。

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    2022年06月07日
  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

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    アジア・アフリカ・ヨーロッパ3大陸にまたがる「史上初の世界帝国」アケメネス朝ペルシアの220年の歴史を9人の王の治績を軸にたどる。どういう史料に基づいてどういう史実が復元され、どういう限界があるのかが丁寧に描かれている。
    キュロス2世やダレイオス1世、ペルセポリス、ペルシア戦争、ゾロアスター教など高校世界史の冒頭部分の記憶が甦るとともに、それらの背景や詳細を深く知ることができた。
    著者が「あとがき」で、(数少ない史料を、)スルメか酢昆布のごとく、味がしなくなるまで噛みつくすのが、アケメネス朝ペルシア史研究の醍醐味と書いていたが、西洋古代史を、特に日本で研究することの難しさと面白さも感じた。

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    2021年11月06日