作品一覧

  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国
    4.6
    1巻968円 (税込)
    2500年前、アジア・アフリカ・ヨーロッパの三大陸にまたがる「史上初の世界帝国」として君臨したアケメネス朝ペルシア。エジプト侵攻やペルシア戦争など征服と領土拡大をくり返し、王はアフラマズダ神の代行者として地上世界の統治に努めた。古代オリエントで栄華を極めるも、アレクサンドロス大王によって滅ぼされ、220年の歴史は儚く幕を閉じた。ダレイオス1世ら9人の王を軸に、大帝国の全貌と内幕を描き出す。

ユーザーレビュー

  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

    Posted by ブクログ

    久しぶりにこういう本、こういうジャンルを読んだ。
    おもしろかったー。

    アッシリア、バビロニア、エジプト、ギリシアとのペルシア戦争…懐かしい。昔習ったなぁ。

    アケメネス朝の9人の王が1章ずつ取り上げられていて、それぞれの王の治世に周囲とどのような関係にあったかがおなじみヘロドトスやクテシアス、クセノポンなどのギリシア語史家たちが書き残した史料や王たち自身が残した円筒形碑文などの史料を示しながら記述されていて分かりやすかった。

    こういう本を読むと浮世を忘れることができる。
    同時に、この時代からずっと今まで続いているんだなとも思う。

    0
    2023年11月27日
  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

    Posted by ブクログ

    ペルシア戦争をより多面的に理解したいという動機で読みました。

    アケメネス朝ペルシアの歴代王の軌跡、歴史的前後関係・諸国との外交関係がよくわかる良著でした。

    0
    2023年04月23日
  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

    Posted by ブクログ

    アケメネス朝に関する新書は色々あるが、この本は日本史に関する本を読んでいる時と同じように、登場人物たちが、生き生きと動いている。また、ペルシア史について記述しているギリシャ人の歴史家たちについても親しみを覚える。

    0
    2022年03月18日
  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

    Posted by ブクログ

    前著「ペルシア帝国と小アジア」を読んだ感想として、アケメネス朝ペルシアのところを掘り下げて欲しいな、と思っていました。
     史上初の大帝国であるアケメネス朝ペルシアの建国から滅亡まで、丁寧に異説があるものは注釈や解説を入れて触れており、とても分かりやすかったです。裏の帯の「王たちの華麗なる統治と滅びへの晩鐘」もかっこいいではないですか。
    ま、人によって何が面白いんだ、と思うでしょうけど、とにかく自分はこの時代が好きなので、いつもより時間をかけてじっくり読み、至福の時でした。はい。
    特に、一般的な世界史の授業で習うのはギリシャ史観ベースのものですが、ペルシアの文脈に沿ってペルシア史を解釈するという

    0
    2021年11月23日
  • アケメネス朝ペルシア― 史上初の世界帝国

    Posted by ブクログ

    アケメネス朝を史上初の世界帝国とする著者の見解は説得力がある。その画期的な王朝の通史として、入門編としてとても読みやすい。世界史上にも大きな影響を残したアケメネス朝だが、驚くほどにわからないことは多い。どんな史料があって、どんなことが言えるのか――著者の姿勢は誠実で、歴史学というもののあり方を知るのにも役立つ一冊であると思う。

    0
    2021年11月23日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!