安崎依代のレビュー一覧

  • 余命-24h

    Posted by ブクログ

    砂になって消えてしまう病に罹患してしまった人たちが紡ぐ最後の二十四時間の物語でした。短編形式で様々な人の終わりを書いているので、一冊の中で一粒も二粒も楽しめる仕掛けになっていました。友達と喧嘩したままで終わりたくないとか、人生に区切りをつけたいとか、夫が一人でも生きていけるようにしたいとか、家族の元に還りたいとか、あるゆる後悔とか未練を払拭しようと奮闘する老若男女の姿に胸が熱くなりました。最後に収録されている短編『僕と俺〜海へ還る日〜』は、一際感動しました。とても素晴らしいお話でした。

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    2024年11月23日
  • 押しかけ執事と無言姫 忠誠の始まりは裏切りから【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    引きこもり姫と凄腕執事のファンタジーバトル主従バディ物語。
    ヒロインが次期国主候補ながらも引きこもって過ごしている無口でクッションで喋る(本当にクッションで喋る)お嬢様なのですが、強く賢くそして不器用(主に対人関係)で、なんとも可愛いです。相方役である執事はまさかの罪人、自由を目指してのビジネス主従契約なのですが……二人がぶつかり合い、そして『利』のためと言いつつも歩み寄って行く様が実に微笑ましい。そして執事は元から執事じゃないくせに敬語もできる(けど口悪い)し執事仕事もできるし強いし眼鏡だし、ナイス執事!主従というよりは本当に相棒のようです。甘いロマンスは無いけどこの二人はそこが良い。
    魔法

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    2023年12月29日
  • 余命-24h

    pi

    ネタバレ 購入済み

    後悔の形

    砂状病___それは正体不明の病。わかっていることは発病した際に身体中から砂がこぼれること。そしてすでに死んでしまっていること。

    砂状病には都市伝説がありました。死んでから24時間は好きな場所に移動できると。
    死者となってしまった砂状病患者の心残りとは?
    死後-24時間の出来事が綴られています。
    とても感動する作品です。

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    2022年01月17日
  • 押しかけ執事と無言姫 忠誠の始まりは裏切りから【電子特典付き】

    購入済み

    強さとは

    主人公は肉体的にはそれなり魔力はピカイチ精神ピヨちゃんといった定番とは逆のステータスだがそれがお相手とマッチした感じになる
    執事くんのステータスは序盤から死罪確定犯罪者取引の元執事業を引き受けたと衝撃的な事実が初っ端から炸裂
    武力としてはそれなり情報策謀と精神はピカイチ
    この二人のやりとりの文面は自身がよんできた中では珍しく男側の独白が序盤でなく主人公視点オンリーだった
    だからこそ主人公と同じ思いを抱きやすく思う
    ただ最後のラストの締め方というか伏せ線回収が主人公たちの存在が一気に脇役感というか元々蚊帳の外だったんじゃというか本編知らずに外伝を読んだみたいな読後感だった。

    #スカッとする

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    2023年12月11日
  • 余命-24h

    匿名

    無料版購入済み

    オムニバス形式として、この世から離れるまで大事な人とどう向き合うかをテーマに、きれいに書いていると思いました。

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    2022年10月07日