イ・コンニムのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
貧しいなら子どもを生むな。
平気でそんなことを言う人がいるけれど、
それは簡単に言ってはいけない言葉だった。(P74)
『殺したい子』イ・コンニム
あぁ……胸が痛い。しんどい。
韓国小説って、ときどき容赦なく「格差」を突きつけてくる。
そして周りの大人も同級生も、見て見ぬふり。
立場が変わった瞬間に出てくる「そう思ってた」。
(なんでその時に言わんの!?って毎回つっこみたくなる。笑)
人間って、ほんと聖人じゃない。
虫唾が走る時もあるけど、
それでもこの世界で生きていくしかないんだよね。
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高校一年生のジュヨンが、親友のソウンを殺した。
―そう報じられた。
波紋のように広が -
Posted by ブクログ
ネタバレある日ソウンという女子高校生が殺害された。容疑者は彼女の親友とされるジュヨン。
クラスメイトや、塾の先生など様々な人の証言、ジュヨンと弁護士の対話などを通して物語が進んでいく。
ある人は彼女たちが奴隷と主人のような関係であったといい、ジュヨンがソウンをいじめていたと証言する人もいる。ジュヨンはお金持ちでソウンは貧しい家庭。ジョウンの激情的な面も作中を通して語られ、世間はジュヨンがソウンを殺したのだという意見を強めていく。
しかしジュヨン本人はたしかにソウンを親友だと思っていて、好意を持っていた。ジュヨンは絶対に自分はソウンを殺していないはず。でも殺していないと断言することが出来ない。当時の記憶