猫沢エミのレビュー一覧

  • 猫と生きる。

    Posted by ブクログ

    保護猫と別れの話。幸せに死ねる子もいれば壮絶な環境の中息絶える子もいる。幸せになれるような子が増えるといいな。猫を飼おうか考え中の方には読んで欲しい。

    0
    2024年12月11日
  • 猫と生きる。

    Posted by ブクログ

    20年10ヶ月一緒に暮らした猫を看取り、やっと猫の本を読む気になった。愛猫を連れて海外へ引っ越した時のことや、一緒に帰国した時のこと、愛猫を看取った日のことなど、この本を読んでいろいろ思い出してしまった。

    0
    2024年09月12日
  • 猫沢家の一族

    Posted by ブクログ

    吉本ばななさんが紹介されていたので、手に取りました。北の方の土地✖️精神疾患傾向の家族というのが、私も似たような家族だったので、言語化をしてもらい救われる気持ちと、つらく重くなる気持ちと行ったりきたりしました。(美味しいご飯のある、安心できるカフェとかで読むとよかったかもしれません)
    ご自身に大変さ(?)の耐性があるので、フランス(外国)が合う(暮らせる)というようなくだりが印象に残りました。

    0
    2024年04月24日
  • 猫と生きる。

    Posted by ブクログ

    本の醍醐味である、自分がしてきたこと以外の経験が感じられる本であった。
    猫沢さんの猫を尊重する気持ち、猫との暮らしの喜び、儚くも美しいという気持ちが伝わってきた。

    0
    2022年11月13日
  • 猫と生きる。

    Posted by ブクログ

    ここにいるのは「ペットと飼い主」ではない。
    ここにあるのは「猫との暮らし」ではない。
    タイトルの通り「猫と生きる」のだ。
    猫たちと死別のシーンにはもちろん号泣するけれど、この本はそれが終わりではない。

    保護猫たちは元々身体が丈夫でない。しかし病に冒されても猫たちは気高く生きる。著者は全愛情を持ってその命をつなぎ、命の火が消えゆく時期には全霊でその生き様を見届け、彼らが旅立った後は、悲しみで全身をすり潰してしまうほどに悲嘆に暮れる。

    そして血を吐くように少しずつ少しずつ、彼らのいない日常に慣れてゆく。

    彼らの魂の在りように、言いようもなく心を鷲掴みにされる。本書は、命の尊厳を真正面から描き

    0
    2022年08月27日
  • 猫と生きる。

    Posted by ブクログ

    『彼らの存在は、人間の子どもに限りなく近いかもしれないが、それでもやはり別のもので、人間社会の疎ましさから離れた安らぎをくれる、代替えの利かない存在なのだ。言葉を介さない愛を一心に傾けてくれる彼らを亡くすことは、ほかのどの苦しみにもたとえようがない、特別な痛みがあるのだと私は思う。小さな体は、一緒に暮らした人間の愛で満たされている。』

    ミュージシャン、文筆家の猫沢エミとパリに渡った一匹の猫の物語。新たな運命の猫との出逢い・別れの物語。

    猫や動物が好きで、どんなニャンダフルライフを送っているのか覗かせてもらう軽い気持ちで手に取ったのだが、深く考えさせられてしまった。

    一匹の猫との出会いから

    0
    2022年07月06日
  • 猫と生きる。

    Posted by ブクログ

     猫沢エミさんの存在を知らなかっだけれど、元はミュージシャンらしいです。そして、この本を読んで、彼女の虜になりました。これ程までに心をかき乱される本は初めてかもしれません。

     ゴミ置き場に捨てられていた子猫ピキを拾った所から、彼女の猫人生は始まります。その猫を連れフランスへ渡ります。
    そこで、言葉の通じない所から始まり、ピキを心の拠り所とし、彼女は成長していきます。日本とは違う、ペットとの関係性も肌で感じながら。
     
    フランスで…

    ☆人はだれでも新しい世界を恐れるものだが、それは私も同じで、見合わない仕事が来ると、そのチャンスはピンチにしか思えなかった。何とか大きな仕事をやりこなすうちに分

    0
    2022年05月29日
  • 猫と生きる。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ーー異文化を柔軟に取り入れる心のキャパシティを広げてゆくのと同時に「私は日本人であり、何よりもまず私である」という価値観をぶらさずーーー
    著者のこの部分の言葉は、私には「あなたは猫であり、何よりもまず私と同じように生きている命である」とも聞こえる。
    この本は巷に多い「猫って可愛い 面白い 楽しい オシャレだし 犬より飼うのが簡単」的な物とは大きく一線を画す。
    私自身、愛猫の死を何度か経験し、著者と同じように、実母を病気で亡くすとほぼ同時にその頃飼っていた保護猫も亡くし、人生の様々な岐路や苦難の際にいつも傍には猫がいてくれた。真っ直ぐに美しい眼で私を見つめ、言葉ではないもので心を溶かし暖めてくれ

    0
    2022年03月28日
  • 猫と生きる。

    Posted by ブクログ

    タイトルと装丁に惹かれて購入。
    「猫と生きる。」というタイトルな為、ほのぼのとした日常が描かれているんだろうなと考えていたが、半分正解で半分不正解だった。生きるということには死が付き物であり、この「猫と生きる。」にも愛猫を見送るシーンが出てくる。

    死生観、種族ごとの倫理観など、生きる上で考えなくてはいけない事をこの本は考えさせてくれる。
    日本人は宗教を熱心に信仰する人があまり多く無い為、この類の話をする事は少ない。そのため、この本の内容は現代の我々に必要なものだと感じた。

    また時間が空いたら読み返したいなと思える作品でした。

    0
    2022年02月23日
  • 猫と生きる。

    Posted by ブクログ

    猫(それぞれ名前はあるが)という家族と暮らす軌跡が描かれている。
    筆者のキャラクターと相まって、読みやすく喜ばしいことも綺麗事ではないことも書かれているが、読んで考えさせてくれる。
    猫沢家の話の後に、少し対談や雑誌で出てくるような紹介記事が出てくる。相性などもあるだろうから全員において「正解」ではないだろうけど、エッセイを読んだ後にすぐ読める贅沢さを感じることができた。

    0
    2022年01月08日
  • パリ季記 フランスでひとり+1匹暮らし

    Posted by ブクログ

    パリで生活していた著者の体験を基に有益な情報を提供している。
    例えば、家の探し方、学校の探し方などパリに住む人向けの情報や、旅行者でもためになるガイドブック的な情報など。
    実際にパリで生活している著者のアドバイスは、現地で生活したいと思っている人には大いに役立つのではないかと思う。
    パリに行ったときに訪れた場所が出てきたときには、懐かしい気分になった。
    パリへはまた行きたい。

    0
    2024年03月12日
  • 猫と生きる。

    Posted by ブクログ

    猫と生きる

    いつぶりかな
    こんなに泣いたのは。
    一昨年の11月に愛猫ルナを亡くした以来かな。

    こんなにも猫を愛し、
    気持ちが心に響く文を綴る
    猫沢エミさん
    私の猫への想いをたくさん表現してくださってるみたいで、
    とても嬉しかった、っていうのかな?
    共感できて安らげた、っていうのかな?
    なんだかわからないけど、
    胸が熱くなりました。

    今この時を幸せに、
    ニャンコ達を幸せにしてあげたい。

    また読みたいなぁって思いました。
    猫沢エミさん

    ねぇピキ
    ねぇイオ
    幸せだったね
    ねぇルナも
    幸せだったよね

    favorite sentence

    ピキは、猫生の最後を飾る、贈り物のような素晴らしい人

    0
    2024年03月01日
  • パリ季記 フランスでひとり+1匹暮らし

    Posted by ブクログ

    夢と幻想だけ抱いて行こうものなら一瞬でポキッと折られることがしっかりと書かれていた。海外で少しでも暮らしたことがある人ならこの感覚は分かるかもしれない。特に究極の集団主義である日本と究極の個人主義であるフランスは全く異なる国民性。雑誌に載っているフランスはどこにもないけど、年齢関係なくチャレンジする人を受け入れてくれる国。芸術への愛も深い。覚悟とブレない芯があって、やりたいことがはっきりしているならすごく魅力的な国なんだなと思います。

    0
    2023年03月20日
  • パリ季記 フランスでひとり+1匹暮らし

    Posted by ブクログ

    前書きに励まされ、後書きでウルっときた。もちろん本文もパリが感じられて、とても良いです。私もいつか住んでみたい。

    0
    2022年11月03日
  • 猫と生きる。

    Posted by ブクログ

    タイトルに偽りなし。第1章から第3章まではミュージシャン、文筆家などの肩書きを持つ猫沢さんの活動と、常に共にいたピキとの記録である。第4章からはピキを亡くした後出会った2匹の猫ピガとユピのその後と、新宿で保護したイオとの短いが濃密な日々が描かれる。本書は2013年に発売された同タイトルの復刻版で、第4章は丸々追加されたものらしい。
    ぼくは2年前に母を、昨年秋にピノ(猫)を亡くした。本書を読みながらいろいろなことを思い出し号泣した。

    0
    2022年03月10日
  • パリ季記 フランスでひとり+1匹暮らし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分には到底できそうにもないことを人が成し遂げると、「あの人は志からして自分とは違う」とつい、逃げ腰な思考になりがちだけれど、本当はただ、自分は始めておらず、その人はもうとっくの昔に始めていただけだったりする。だから「物事は始めなければ、始まらない」と、心にいつも留めている。

    渡仏前は、これまでやってきた音楽の仕事にせよ、物を書く仕事にせよ、映画に関しての仕事にせよ、どこかが中途半端で、まだまだ”にせもの”でしかないといつも感じていた。

    人生経験どんなときでも「あれもこれも」では通らない。ひとつ選べばひとつは捨てるしかない。

    日本では、ひとつ外国語ができれば、まるで人格者にでもなったかの

    0
    2023年10月15日
  • 猫と生きる。

    Posted by ブクログ

    私自身猫好きなので思わず取ってみた本
    軽い気持ちで読み始めたら予想に反して深く考えさせられるものだった…
    ねこを看取った経験のある人が読むと辛い気持ちを思い出すかもしれない

    "この愛しい小さな生き物たちが寿命の長さでは測れない、命の価値について教えてくれること"
    "個々の種族に合わせた倫理観があることを認め、きちんと線引することが大切であること"
    といった、著者がねことの共生、パリでの生活を経て実感したことを本を通して訴えかけている

    宗教が強く根付いている海外と違って日本では死生観について誰かと議論を交わすことがほとんどない
    種族を超えた死生観につい

    0
    2022年04月02日