赤瀬浩のレビュー一覧

  • 長崎丸山遊廓 江戸時代のワンダーランド

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    先日1995年初版の吉見義明さんの「従軍慰安婦」を読んでいて、「陸軍では、上海派遣軍の岡村寧次参謀副長副参謀長が海軍の慰安所を参考にして、1932年3月から(慰安所の)設置あたった。その回想によれば、上海で日本軍人による強姦事件が発生したので、これを防ぐため長崎県知事に要請して『慰安婦団』を招いたという(稲葉正夫編『岡村寧次大将資料』戦場回想編)。シベリア・アジア・太平洋各地に、売春のために身売りなどで出て行かされた『からゆきさん』は、長崎県出身女性が多かったので、陸軍はまずそれに目をつけたのだろう。」と記載があり、なぜ長崎県の女性なのかとの疑問が残ったままモヤモヤしていていた。その後、時々参

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    2022年08月24日
  • 長崎丸山遊廓 江戸時代のワンダーランド

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    江戸吉原に関する本を読むことが多かったが初めて地方の遊郭に関するものを と選んだ。
    丸山のデータや特徴は吉原ものを読んできた自分にとってびっくり。びっくり。またびっくり。
    そこに記されるのは幼い少女が奴隷として売却される、1人1人人間の過酷な記録なので面白がったり驚いたりするだけではこの本を読んだことにはならないんだろうけど、生き地獄に少女を突き落として経済のエンジンをかけるのは今も昔も変わりなく。

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    2023年07月27日
  • 長崎丸山遊廓 江戸時代のワンダーランド

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    世の中には表もあれば裏もある。歴史もいろいろある。教科書にはまず掲載されないが人間がいれば必ず発生する業界を取り上げている。





    遊郭は女性が自分の性を最大限武器にして男の気分を良くして釣り、お金を儲ける商売だ。大名や豪商がスポンサーになって「推し」になれば、いい金づるになる。有名なのが江戸にあった吉原だ。





    今回の本では長崎の遊郭社会を取り上げている。他との最大の違いは、唐人やオランダ人を相手にしていたことだ。




    長崎は鎖国時代も日本唯一の貿易の窓口として唐人やオランダ人との交易を行っていた。交易でやってくる者たちは男だらけだ。そうなると女性を求める者も出てくる。なれない

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    2022年01月16日