原野守弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
森の木琴や、OK Goのドローン撮影のクリエイティブを手がけたクリエイティブディレクターの本。
先人のクリエイティブに学び、自分の「好き」を磨くやり方や、クリエイティブのプロの価値を作るもの、ブランド論まで、独自の試行錯誤や過去の仕事に基づいて論が展開される。インプットへの柔軟性と、クリエイティブに対する追究・芯の強さがエピソードの随所に表れていて読み応えがあり面白い。
人を動かすためには、理性ではなく感情に訴えろというメッセージにも同感。
ただ、その理論づけとして、聞きかじり・付け焼き刃感のある脳科学を繰り返し使っているのはちょっといただけない。ハリウッド映画やプレゼンのストーリー、彼のクリエイティブそのもののほうが、よほど説得力がある気がする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ企画を出す際に、カスタマージャーニーや市場調査など数字やデータをたくさん集めるが、知りすぎると創造性を発揮できるエリアは少なくなるという。たしかに職務で企画に携わる中でこのやり方だと、ビックアイデアは生まれにくいと感じている。
そして、よいクリエイティブに、根拠や理論はないらしい。提案を通す為に、根拠は後付けしているんだとか。ヒット作を何度も生み出している人が言うのなら、説得力があるのかも。
その根拠として、大脳辺縁系の話が登場する。人間の判断は大脳辺縁系が行っているらしい。
その大脳辺縁系は自分の意識が理解できない領域だという。直感は大脳辺縁系が発している。
そうなると、いいクリエイティブに根拠も理論もないというのは納得できると思った。
ただ、直感は過去の様々な体験を踏まえて判断しているため、直感が生んだクリエイティビティには説得力はあるよなと思う。
シンプルにブランディングとは「好きになってもらうこと」「尊敬されること」だという1番大枠の考え方から外れなければ、何をしてもいいんだと心が自由になった。