原野守弘のレビュー一覧
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大脳新皮質は言語を捉え、大脳辺縁系は感情を司る。大脳辺縁系は言語にして分析できないから理解をえづらい。そもそも感情を言語で分析することは不可能なのだ。感情は言語で説明できず、原理などで理解できないので、AIのディープランニングのように大脳辺縁系にデータを蓄積するしかない。
感情は選択肢の範囲を決定する万ものの榧をわなを金額罠。良いムード、悪いムードによって取るべき選択肢でない選択肢の幅を作り上げる。
クリエイティブとその他を分けているのは、再現性と普遍性である。それらを鍛えるためにはディープランニングのように作品を見まくることだ。
何かを好きになる才能が出発。クリエイティブな作品はすべてがなに -
Posted by ブクログ
ネタバレビジネス書と一括りにしてよいのか、ちょっと迷いますがもしそうだという前提でレビューするならば、ビジネス書としては出色の出来といえるでしょう。ビジネス書にありがちな、
・結局どうすればよいのか、わかったようなわからないような
・個人のスキルとして理解・実践できるが、組織で実践し成果獲得につなげるのは困難
(構成員に等しく理解させる必要があるため)
という内容とは一線を画す出来栄え。またクリエイティブ系著者の作品にありがちな、その人にしかわからない視点や再現性のないロジックを説明しておわり、というものでもない一冊。まさにタイトル通りあまねく「ビジネスパーソン」に向けた一冊といってよいと思います -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分は広告業界の人間ではないですが、広告業界で生きる人間が近くにいることが多く、寝食を疎かにするほどのめり込む彼らの思考をあまり理解出来ないでいたのですが、この本を読むことでその行動の原理みたいなものを理解することが出来た気がします。
広告は販促は違う、広告は好告である。
人間は感情でしか動かない。感情は言語能力を持たない脳の部位で生み出されており、論理的に説明ができない。
人間は好きと言う感情を通じ、共感し連帯するように出来ている。
どんなに優れたクリエイティブでも、それらのすべては個人的な好きから始まっている。
後から文章だけ抜き出して読み返してみると、一見「いやいや、そんなことはない -
Posted by ブクログ
脳の仕組みは感情と思考に分かれていて、
意思決定は感情で決めている。
ブランディングとは愛されるもので、
自分自身が愛しているものを語ること。
色々と普段仕事している中で改めて考えるべきことがたくさん詰まっている本だった。
そもそも好きを認知すること自体に疎く、
自信が持てないタイプなので少しでもプラスの感情を、持ったことに対して好きと捉えてみようと感じた。
本を読み終わったときに自分の中での好きの捉え方や考え方が少し整理できたようなそんな本でした。
自分の感情って、どうなんだろう、
人に対してどんな感情を持ってもらいサービスを届けられるんだろう。
この事を考えながら仕事できるとよ -
Posted by ブクログ
テーマ:広告業界におけるクリエイティブ側とそれ以外の人の思考の違い
内容:
優れた広告がなぜ優れているのかは本質的なところで誰も言語化できない。
理由:
人間は大脳皮質で考える自分と大脳辺縁系で感じる自分の二人羽織で生きているから。
詳細:
大脳皮質の自分と大脳辺縁系の自分の両方を理解できているかどうかがクリエイターとビジネスパーソンの違いである。
ビジネスパーソンは大脳辺縁系の自分に気づいておらず、物事を言語化しようとする大脳皮質の自分のみが自分であると思っている一方で、クリエイターは大脳辺縁系の自分を経験則で理解している。
ビジネスパーソンは筋道立てて論理的に販促をしようとするが -
Posted by ブクログ
ベンチャー企業の法務関係をサポートしている友人が読んで薦めてくれました。きっと彼が手にしたのはタイトルの力だと思います。ビジネスパーソンという自覚がある人ほど、クリエイティブというマジックワードに興味津々なのかもしれません。山口周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』に相通ずる潮流を感じます。でも山口本は引いた目のコンサル視点ですが、本日は徹底的にクリエイター、つまりつくる人目線で書かれています。アップル復活のチームのジョブズとリー・クロウに当てはめるとリー側かも。イケている現役のクリエイターが、自分の方法論を惜しげもなく共有していることが魅力です。そこで、自分はビジネスパーソンと自