神田伯山のレビュー一覧

  • 講談えほん 曲垣平九郎 出世の石段

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    講談えほん、いいシリーズだと思う。
    五十嵐大介を採用したのは大正解。すごくはまっている。ダイナミックな構図。確かなデッサン。描き込みすぎず、色を使いすぎず、見事な絵本になっている。ほかの本では描き手が異なるようだが、読んでみよう。

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    2025年01月04日
  • 講談放浪記

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    講談も含めて歴史上の物語を聞く時、いま現在と結びつけることで物語が生き生きしてくる。伯山先生の講談こそがまさに現代に史実(または歴史上のフィクション)を蘇らせてくれる語り口ではあるが、さらにこの放浪記でその場所や地理を知ることで面白みが増す。
     読み応えがあったのは神田松鯉先生との対談。いつも尊敬する師匠として空想上の松鯉さんの話を聞いていただけに、ご本人の生声が聞けたようで嬉しかったし、講談師が乗っているハトバスとか往年の講釈場とか、全く知らないけれどノスタルジーを感じながら読めて面白い。神田伯山という人がこれからの講談界をどうしていくのかリアルタイムで見られるのが楽しみ。

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    2024年12月08日
  • 講談放浪記

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    出てるのに気が付いてなくて、慌ててポチった。
    巻末の対談と義士伝のところだけ読んだけど、亡き貞水先生との対談も併せて、後世に残る宝物だよなぁ、と思う。

    本の企画自体は、五代目馬琴先生の後追いかと思ったら、対談でも五代目の名前が出てきて、そりゃまぁ意識はしてるよな、と納得する。(あの先生に比べると、ボリュームでは負けてるけど)
    続きも出そうぜ、大日本雄弁会。

    で、永谷の若旦那が釈場を建てるというのなら、是非とも交通の便が良いところにしていただきたいなぁ、日本橋亭は場所が判りづらくて行くだけで大変だったから。(聴きに行ったのは貞水先生が元気だった頃の講談協会の方だったけど)

    【追記】
    四谷怪

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    2023年08月20日
  • 講談えほん 曲垣平九郎 出世の石段

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    古典芸能である講談の普及を目的として、幼いころから親しんでもらうべく絵本にした「講談えほん」シリーズの1冊。
    監修を人気講談師の神田伯山が手掛けている。

    彼は神田松之丞時代から、本シリーズの慣習を行っていて、以前自身のラジオ番組では、講談の面白さを損なわず、でも子供にもわかりやすいようにするためものすごく苦労した旨を言っていた。

    もちろん、もともとの文章が良かったという大前提はあるだろうが、講談では定番とされる有名な一席を講談調を損ねずに、でもコンパクトにまとめてあるのは流石と思った。

    加えて、本書では絵を手掛けているのが漫画家の五十嵐大介で、「海獣の子供」や「ディザインズ」とは異なるが

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    2021年06月28日
  • 講談放浪記

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    伯山さんの著書。
    講談の舞台の地や時代背景などを知れて、講談への理解と魅力が深まる。
    師匠である松鯉先生との対談も読み応えたっぷり。

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    2025年08月05日
  • 講談えほん 雷電為右衛門 雷電の初土俵

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    このシリーズはいいね。
    絵の担当を固定せず、内容に合わせて選んでいることがよくわかる人選。
    今回もぴったりはまっている。
    子どもたちにも講談とはどういうものかイメージしやすいのではないか。
    こういうシリーズを知ると、今の子どもたちを羨ましく思うな。

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    2025年02月09日
  • 講談放浪記

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    伯山さんのおかげで、近年メジャーになってきた講談。事実に絡めたフィクション。ディテール史実のフィクション。真偽絡めたフィクションであり且つ琴線に触れるストーリー&語り。我が国古典芸能とその聖地を巡る旅でした。確かに「講談社」という名前も講談の筆記から来てたんですねー。なるほど。

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    2023年09月30日
  • 講談えほん 荒大名の茶の湯

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    茶の湯の話で実在の人物がででくる話は面白かったです。本多佐渡守がこの茶の経略をもって家康に就くことになりましたという話には驚きでした。

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    2023年02月07日
  • 講談えほん 雷電為右衛門 雷電の初土俵

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    講談師6代目神田伯山監修の講談絵本シリーズの1冊。
    実在した伝説の相撲取りである、雷電為右衛門の初土俵にまつわるエピソード。

    本書解説によれば、本エピソードは、講談の「寛政力士伝」の中の一つであり、力士伝にはその他の相撲取りも登場するとの事。

    実在したとはいえ、講談なので話を大きく持っているのだとは思うが、それでも雷電のスケール破りの凄さがビンビン伝わる絵本だった。

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    2021年07月07日
  • 講談えほん 荒大名の茶の湯

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    こういうエピソードを知ることができるのはいいね。文字が多いので、読み聞かせをするのは、けっこう骨が折れるかも。

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    2025年02月01日
  • 講談えほん 雷電為右衛門 雷電の初土俵

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    講談の神田伯山が監修 朝ドラ「おちょやん」のオープニングのイラスト担当 いぬんこが絵を描いている 講談絵本

    雷電は伝説の力士だとか。(私は知らなかった)
    その生まれてから初土俵までを描いた絵本

    講談は数回しか聞いたことがないのだけれど、神田伯山監修ということで、黙読をすると まぁ 伯山調で言葉が飛び込んできて 忙しい
    絵を目で追いながら 言葉が頭を走り抜けていく。

    そして 雷電の半生は面白い。
    これは プロの講談師さんから 聞いてみたい作品だった。

    さぁ これを小学生に読み聞かせると・・・・
    話術の巧みさが 必要かも。

    その後も ちょっと 雷電が気になってしまった 私です。

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    2021年02月26日