横田慎太郎のレビュー一覧

  • 奇跡のバックホーム

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     読んでるうちに目がうるうるしてきた。

     2023年プロ野球セ・リーグは阪神タイガースが優勝した。9月14日の巨人戦、タイガースが9回表を抑えればリーグ優勝というところで登板した岩崎は坂本勇人にホームランを打たれたものの一点差で抑えきり、阪神は見事リーグ優勝を果たした。
     岡田監督が宙を舞った後、背番号24のユニフォームが、岩崎が持つ形で胴上げされ宙に舞った。
     この背番号24を付けていたのが、横田慎太郎である。彼は7月18日に、脳腫瘍のため神戸市内の病院で死去した。享年28歳。

     野球少年だった横田はプロ野球選手になるという夢を叶えたが、病魔に倒れ選手生活を諦めざるを得なかった。

     

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    2023年09月25日
  • 奇跡のバックホーム

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    野球に人生を捧げていた横田選手が突然脳腫瘍に襲われ、悔しさ、悲しさ、怒りと様々な感情の中引退試合での奇跡のバックホームが生まれた。辛い闘病生活に耐えながらも、家族やファンやチームの支えがあり、前向きに乗り越えた横田選手のストーリーは勇気と希望で溢れている。
    残念ながら短すぎる人生を2023年に終えたが、彼が残したドラマの様な人生はこれからも語り続けると強く感じる。
    阪神タイガーズファンのみならず、野球ファンは一度読んでほしい一冊。

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    2023年07月24日
  • 奇跡のバックホーム

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    阪神ファンを公言しているにもかかわらずもしもこの話を知らない人がいるとしたら、その人は似非阪神ファンとまでは言わずとも、テキトーな阪神ファンだと思います(笑)。

    ファンも大いに期待していた横田選手。なのに入団たった4年目で脳腫瘍に侵され、大手術ののち闘病生活を送る。体は動かせるようになったものの、視力が回復せずに引退を決意。その日に至るまでを本人が綴っています。

    引退試合での彼のバックホームはまさに奇跡。昨年6月に亡くなった弟にちょうど1年前にその動画を見せたら、「号泣だわ。涙なしには見られへんね」と言っていました。そんなことも含めていろいろと思わせられる大事な本です。

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    2023年02月05日
  • 奇跡のバックホーム

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    最後の試合、息子たちとTVで観てました。タイトルにもなってる「奇跡のバックホーム」は本当に鳥肌物でした。誰よりも自分に厳しく、誰よりも練習していた、そんな姿を野球の神様は見ていたんでしょうね。そう思うのと同時に、これだけ野球に一途に打ち込み、人一倍努力していた彼から、神様はどうして野球を取り上げてしまったのかとも。でも、横田選手は「病気になって、よかったこともある」と、病気になったことを悔やんでいないと言う。そんな彼なら、きっとこれからまた新たな人生を切り拓いていってくれることでしょう。

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    2022年12月30日
  • 奇跡のバックホーム

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    ネタバレ

    「『ああ、病気は必ずしも悪くなかったな』と考えるようになったのです。少なくとも、病気になったことを悔やんではいません」

    私にも持病がありますが、著者のようにきっぱりと言い切ることはできません。病気になったから得たこともあるにはありますが、心の底から「悪くなかった」と言えるかというとそこまでの境地には至っていません。

    私よりずっとずっと深刻な病気を抱えているのに、こんなにも心が強いのは、野球を通じて心も鍛えてこられたからなのではないかと思いました。

    著者のその後を知りたくて、インターネットで調べたところ、脳腫瘍が再発し、2023年に亡くなられていたと知り、とてもショックでした。

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    2025年11月15日
  • 奇跡のバックホーム

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    朝の情報番組で、横田選手がお亡くなりになった後に特集されていたのを見て、この本を紹介していた。辛く苦しい状態でも目標がある人は強い。しかし、横田選手ほどストイックに目標を追い求めるのは、普通の人に出来るだろうか。引退試合の好プレーは、野球の神様が与えてくださったのであろう。だらだらと生きがちであるが、小さい目標でいいから、その目標に向かって、今自分ができることに一生懸命取り組む、そういう姿勢を身に着けたい。

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    2024年08月02日