坂口菊恵のレビュー一覧
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知らなかったことを沢山知ることが出来ました。
生物学的視点だけではなく心理学や文化的な経緯など多面的にあつかっていて、同性愛について言葉は知っているけど詳しくは知らないという人にとって入門書的な役割も果たすと思います。ぜひ多くの人に読んで欲しいです。Posted by ブクログ -
年末年始休みに読もうと思ってた一冊目。ジェンダーの問題と生物学的な関わりを広範なテーマ(時間軸、地理的分布軸、動物種軸)から論じている。「性的マイノリティの存在は、遺伝子が自らを効率よく拡散させるために個体の行動を操作するはず、という前提に反するように見えるパラドックス」(「はじめに」より)という僕...続きを読むPosted by ブクログ
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1672
坂口菊恵
1973年、函館生まれ。函館中部高校卒業後、宅浪を経て二十歳で上京、家出。数年のフリーター生活後、東京大学文科III類に入学、東京大学総合文化研究科広域科学専攻で博士(学術)を取得。東京大学教養教育高度化機構にて特任教員、現在は大学改革支援・学位授与機構 研究開発部教授。専門は...続きを読むPosted by ブクログ -
言説における、性別=生物学的性で変えられないもの 辞書的定義の間違い指摘することに役立つ。生物学的性という、「変えられなさ」が綻びを持ち揺らぎのあるものと認識することの、進化学・生物学からのバックアップが詰まった書籍である。そして、揺らぎや綻びがあることは、この生物学的性が、それ以外の言説によって規...続きを読むPosted by ブクログ
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息子のために今読んでます(笑)
「リーンによるプランの改善」
これはよく分かりました。
仮説検証でいきなり大金をかけて事業実施しても外れる可能性が高くて。
それよりも「プロトタイプ」や「ABテスト」を繰り返していく方が費用対効果が高いと言うことです。
例えばWEBの広告を数種類作って反応の高いネタ...続きを読むPosted by ブクログ -
これは良書。ボリュームもちょうどよく、テンポも良い。まるで授業を受けているようにスイスイ理解できる。学生だけでなく指導者、支援者にも参考になる知識が満載。「伝わるは3段階」「相手が頷きやすいような問いかけ」「避難所のマッサージ師のエピソード」「ブレスト&マッピング」「差別化は新しい知識の創造で」「フ...続きを読むPosted by ブクログ
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生物学と文化の視点から同性愛の合理性も見出す。性的指向は生まれつきだから許されるべきではなく、文化的・後天的の影響があってもその多様性を尊重すべきという観点は自分にとって斬新だった。Posted by ブクログ
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目線の位置などのプレゼンのテクニックからビジネス構築のフレームワークまで学べた。
特に人に伝えてその人の行動を変えるというプレゼンの目的や、参加者の主体性を引き出し議論をまとめるというファシリテーションの目的を学べて勉強になった。
全般的に著者がビジネスに関連するフレームワークを自分のものとして身に...続きを読むPosted by ブクログ -
・阿部さんが主催する無料オンラインセミナーに参加したことをきっかけに、阿部さんのことをもっと知りたくなって手に取った
・「未来を開発するために今できること」という以前読んだ本にすごく似ている。チームビルディングについてわかりやすく書いてある印象で読みやすかった。書いてあることを実践していくために、...続きを読むPosted by ブクログ -
東大在学時に社会問題を解決するために設立したリディラバの代表である安部敏樹氏が東大生を相手にチームビルディングと課題設定能力の講義を収めた一冊。
世界で活躍するリーダーを育てるためのチーム作りや考え方などを著者が行う講義を通して本書で学ぶことが出来ました。
また、プレゼン、ディスカッション、ブレイ...続きを読むPosted by ブクログ -
実際の講義の様子が感じられて良かった。前半と後半でテーマが大きく分かれていて、後半にはあまり目新しく感じるところがなかった。前半はチームで仕事をする社会人にも知っておいて欲しいことがたくさんある。Posted by ブクログ
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ライトニングトークとか身近な話題もありつつ、貧困支援型シェアハウス、東大女子アイドルデビュー、野菜を食べてポイントをためる、などソーシャルビジネスのアイデアの切り口が面白かったー。Posted by ブクログ
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自分の友人が講師をしている東大の授業を書籍化したものになり、授業の流れで記載されているため、非常に読みやすかったです。
プレゼン、ブレスト、ディスカッション、ファシリテーション、ビジネスプランなどに関して記載されていて、若手の企画職系の方にオススメいたします。
もう少し若いときに読みたかったという印...続きを読むPosted by ブクログ -
最初の方は生物的に同性愛はありふれたことに触れ、性が二極的でも決定論的でもないことを説明している。
「進化」って表題だが、進化的な論理はあまりない、ただ遺伝子に関する考察はあるし、自然淘汰に関する考え方は慎重に語られている。
また性淘汰の話と同じくらい、群淘汰に関する話もある。
ただ中盤頃から人に限...続きを読むPosted by ブクログ -
進化が同性愛を用意した
ジェンダーの生物学
著者:坂口菊恵
発行:2023年6月30日
創元社
大学改革支援・学位授与機構研究開発部教授で、進化心理学、内分泌行動学、教育工学が専門とプロフィールにある。本書の書き出しには、著者の専門は進化心理学で、ヒトの性行動の個人差や、性ホルモンの働きについて...続きを読むPosted by ブクログ -
ヒトはもともと両性愛的だし、同性との性行動はヒト以外の生き物にも“普遍的に”存在するし、性別は雌雄に二分できないと考える方が“自然”だし、ヒト以外でも性別とそれに付随する生殖行動が固定的なわけではないのでジェンダーと看做したほうが説明がつく、というような内容。
同性愛やトランスジェンダーが排除され...続きを読むPosted by ブクログ -
動物とヒトの性そのものから文化まで幅広い領域に触れている。性やジェンダーを、社会運動的文脈でなく自然科学的な研究対象として扱っている本は多くないように思うので、貴重な内容ではある。しかし動物行動学の分野を除いては、定説とはいえない様々な説まで広く言及しているため、学問として研究が道半ばなのだなという...続きを読むPosted by ブクログ
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本書の発刊は2015年。2012年から始まった「ソーシャルビジネスのためのチームビルディング」という東大のゼミを書籍化したものである。
著者の安部敏樹は史上最年少の24歳で東大教養学部の講義を行った秀才。最近はテレビのコメンテーターとしても活躍しているので有名になった。
チームビルディングの手法を伝...続きを読むPosted by ブクログ -
ディスカッション、プレゼン、ブレインストーミングの効果的な実践方法が印象的だった。(後半のビジネスプラン関係の話は、あまり自分とは関係無かった。)それぞれ、重要と思ったのは以下の通り。
①ディスカッション
・議論したい具体的な問いを立てる
・議論で出したい結論は何か(目的意識の共有)
・結論を出し...続きを読むPosted by ブクログ -
東大ゼミの講義、グループワークのやりとりが書かれていて分かりやすい。
特に収穫は、
自分が出来てなくても批判する
伝えるの3段階
かな。Posted by ブクログ