コリン・メイヤーのレビュー一覧

  • 資本主義再興 危機の解決策と新しいかたち

    Posted by ブクログ

    資本主義の将来やあるべき姿について関心があり本書を手に取りました。まず非常に満足しています。思った以上に中身が濃く、会社法やコーポレートガバナンス、株式所有、会計、資金調達(デット/エクイティファイナンス)など幅広のトピックを網羅的にみて、それぞれをどう修正すべきかが述べられていました。

    本書の印象としては、マルクス・ガブリエル氏が提唱する「倫理資本主義」との主張の類似でしょうか。両者ともに、企業の目的(利益を稼ぐこと)と道徳(もしくは倫理)を一致させよ、ということなのですが、その手法はずいぶん異なります。ガブリエル氏は、CPO(チーフ倫理オフィサー)のような職種を企業内に設けることを提唱し

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    2026年04月04日
  • 資本主義再興 危機の解決策と新しいかたち

    Posted by ブクログ

    マルクス・ガブリエル氏が新しい資本主義を説く「倫理資本主義の時代」のなかでコリン・メイヤー氏の著作を参照していたことからメイヤー氏の考えや取り組みに興味を抱き、メイヤー氏の最新作である本書を読んでみました。本書はメイヤー氏の資本主義3部作の最終作に相当するもので、資本主義を再構築するための基本原則と具体策が提示されています。新しい資本主義の世界は、問題解決型資本主義と呼ばれています。他者に問題を引き起こしてではなく他者の抱える問題を解決して利益を得るという世界です。現在の資本主義から新しい資本主義へ進んでいく上での具体策を様々な取り組みを示しながら丹念に説いている。読み込むのに骨が折れたが仕事

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    2025年01月26日
  • 資本主義再興 危機の解決策と新しいかたち

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    この本が唱えることは、
    「他者を犠牲にして利益を得るという無責任な行動を抑えることができれば、厳格な規制を設ける必要がなくなり、起業は自分たちで自由に意思決定を下せるようになり、その結果、自由市場や競争が効果的に機能する」(P378より)
    なんだとおもう。

    個人的にはここまで理解するのに少し時間がかかった。
    前半はやや冗長的で読みづらかった印象。
    もう1回読んだら印象が変わるかも。

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    2025年03月23日
  • 株式会社規範のコペルニクス的転回―脱株主ファーストの生存戦略

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フリードマン ドクトリン
     自由競争の下でより多くの利潤を挙げる活動を行う
     株主は企業を所有

    バランスシート=物的資本  人的資本、社会資本、自然資本 は反映せず
     競争が持つ重要性は他の要素(協力関係)を犠牲にしてもたらされたもの? 
     脆弱なインセンティブ メカニズムに依存

    価値  
     会社を構成する要素の頂点に位置付け
     生命の進化とは無関係
     結果に対する合理的評価を反映
     金銭的価値の最大化の機会 ↔ 意識を持った生命体 →拡散 永続性 多様性

    株式会社の推移
     大航海時代の国王の特許状による商事会社
     運河や鉄道を建設するための公的株式会社
     19世紀からの準則主義による私

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    2021年10月14日