ウマヅラビデオのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
都市伝説系YouTuberウマヅラビデオの3作目の著書。2024年作品。
1作目『シン・人類史』で世界史、2作目『アナザー・ジャパン』で日本史を再構築したような構成は、全く変えてきました。
禁足地、科学・発明、食、インターネット・AI、神道・皇室、政治、秘密結社、と全7章にテーマ分けされ、そのテーマに沿った都市伝説が語られる、という都市伝説本らしい都市伝説本に仕上がっています。
1990年代の文庫版雑学本のような懐かしさもあります。
ウマヅラビデオの約5分の動画では、どうしても駆け足気味に語られてしまう内容が、活字でじっくりと読める筈の書籍ではあるのですが、どうしてもウマヅラ氏の早口で脳内 -
Posted by ブクログ
都市伝説系YouTuberウマヅラビデオの2作目の著書。2022年作品。
前作『シン・人類史』同様にメンバー3人がひとつの人格となって執筆、とプロローグで書かれていますが、今作はウマヅラビデオのメンバーと親交のある霊能者・黒戌仁氏の人格も入っている気がします。
それほど、内容的にYouTubeチャンネル『ウマヅラビデオ』よりも、クロ戌氏のYouTubeチャンネル『都市伝説の裏の裏』に思想が近いんですよね。
ウマヅラビデオ、というかウマヅラ氏の思想信条がクロ戌氏からの影響が大きいのかな、と思いますけど。
ウマヅラビデオがこういう思想に基づいて日々の動画を配信しています、という宣言文のような -
Posted by ブクログ
話の構造がとても興味深くおもいました。
現代のストーリー、例えば中国の監視社会やら聖書のストーリーなどの骨組みを抜いて、言葉を変えたようなストーリーが話される。その後、そう⚪︎⚪︎のことである。
という方法と、全体の話について幾つかの部分ごとの『理論』を作って、説明できる、と思われるようにストーリーで貫く、というパターン。
これは現実でも理論先行型の議論で使われがちな気がするので意識したいところと思う。
理論は部分部分で構造のための調整をしやすいと元々思ってますが、完全手作りのもので組み合わせるとこういう感じになるんだなと。
この辺のオリジナルな都市伝説があったとして、神話やらいいつたえやらの -
Posted by ブクログ
都市伝説系YouTuberウマヅラビデオの初著書。2021年作品。
動画内で、ウマヅラビデオの3人が語った内容を編集で文章にまとめたとウマヅラ氏が語っていましたが、編集者さんあるいはライターさんの名前はクレジットされていないですね。
「ウマヅラビデオ」というひとつの人格として執筆、とプロローグで語られますが、三人が合体して一人になったら、全く面白みの無い、真面目に都市伝説を語るだけのヤバい人になっちゃいましたね。
あくまで面白おかしく都市伝説を語るのが、ウマヅラビデオの良いところなのに。
この真面目な内容だったら、長い長い参考文献リストが必要なのではないでしょうか。
あるいは元情報を書い