吉田靖直のレビュー一覧

  • 持ってこなかった男

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    大好きなバンド、トリプルファイヤーのボーカル吉田さんの自伝、やっと読んだ!
    しょうもない、才能ない、うだつの上がらないエピソードが続き、それも面白いのだけど、本当に最後の最後(なんとラスト5ページ)、評価なんてどうでもいいと思い「部品がカチッとハマった音が聞こえ」て、今のスタイルを思いついた時、感動してしまった。
    「何を考えているのかよくわからない気味の悪いやつがステージにいる姿」「情けなくてフラフラしていて、お前がボーカルかよと誰もが思うようなボーカル」、どれも今体現している!
    吉田さんは、これも最後の最後に「私は何を持っているのか。自分がそうなろうとしてもいないのに勝手にそうなってしまうも

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    2025年09月11日
  • ここに来るまで忘れてた。

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    トリプルファイヤー吉田さんのエッセイ
    楽曲と同じでとにかく情けない内容ばかりで面白い

    ・気まずさを回避するために適当な口実をつけて
    別れた仕事仲間と電車内で再会した
    ・ずる休みしたバイトのアリバイ作りのために偽の診断書を書き
    東村山までハンコを買いに行った
    ・緊張緩和の道具として本番前に酒を飲んだら
    プロデューサーに死ぬほど怒られた

    とか絶妙に人間味溢れる話ばかり

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    2025年08月26日
  • 今日は寝るのが一番よかった

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    お前は俺か
    何度も声を出して笑った等身大のエッセイ
    主観と客観をひたすら繰り返し続けた怠け者
    努力でベンチャー企業の社長にはなれても、吉田にはなれない、最高だ

    吉田を肯定しながら俺は俺も肯定しているのもわかっているし、吉田は読者が読者自身を肯定しながら読むことすらわかっていそう

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    2024年07月03日
  • 今日は寝るのが一番よかった

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    学生時代の友人に会いたいと思いつつも、毎日仕事に追われルーティン化された日々を過ごしている人に、ぜひ読んでみてほしい。

    35歳を過ぎて、日常の色々なことに「まーそういうこともあるか」と受け入れたり受け流したりする筋肉がついてきた。でもかつては日々の営みの隙間に怒りや感情の揺らぎがあって、自分の中に澱がたまっていたものだ。そしてそれを女子会の肴にしていたはずだ。

    そのささやかな日常の起伏を鮮明に思い出させてくれて、まるで同級生と話しているかのような愛おしさが募ってくる。

    つづく

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    2023年01月26日
  • 持ってこなかった男

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    自己紹介するだけでくすくす笑いが起きる、話す前からナメられ始める、バイト先ですらケツ毛を燃やされる....ネズミにすら目の前でポテチを貪り食われる。
    切なくてどよーんとなるエピソードだらけなのに、わりと心は常にメラついておりダラダラしつつも、前向きな人なのだなぁと思う。
    死にたくもならないしってフレーズがとても良かった。
    いつぞやのタモリ倶楽部で知り、共感百景に出ていてあ!!!っとなり、YouTubeもたまに拝見しております。ナメた言い方ですが、ファンなのかも。

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    2023年01月18日
  • 今日は寝るのが一番よかった

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    共感する箇所が随所にあって、すらすらと読めました。
    クスッと笑ってしまうお話が多く、電車で読むことはお勧めしません…笑
    久しぶりに面白いと思った本でした!

    ディーゼル穿きてぇ〜!笑

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    2022年04月24日
  • ここに来るまで忘れてた。

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    どこから読んでも面白く辛く切なく愛おしい。トリプルファイヤー吉田のリアルな日常の彩りが色素薄めで展開。何者でもないだれか(自分)を勇気づける作品なのかもしれない。最高。

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    2021年12月05日
  • 持ってこなかった男

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    これはめちゃくちゃ面白い。10ページ読み進めるたびに共感性羞恥心で変な声が出た。それでも青春してんじゃん!とも思っだけど。

    ロックバンド「トリプルファイヤー」のボーカル・吉田靖直の自虐たっぷり自伝的エッセイ。タモリさんから「芸人になった方が」と言われるぐらい、笑いのセンスが良く文章も巧い。


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    2021年07月17日
  • 今日は寝るのが一番よかった

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    トリプルファイヤー吉田さんの日常の中で感じた些細な違和感に対する考えやちょっとした発言の後悔、所々共感することがあり楽しく読めた。

    不器用で怠け者感を出しているけど、些細なこと気づける感度を持ち、それをちょっぴり面白く言葉にする。しっかり頑張り屋さんなのが、吉田さんが愛される理由でもあると思う。

    どのエピソードも、最後しっかり落としてくるのが心地よい。

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    2024年11月11日
  • ここに来るまで忘れてた。

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    トリプルファイヤーの歌やTV番組での彼のイメージ通り。幸せじゃない、言い訳がましいエピソードが多いけどそれが面白い。

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    2023年08月31日
  • ここに来るまで忘れてた。

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    陽キャではない主人公のエッセイであり、ハッピーエンドの物語も少なく最初は後味があまり良くなかったが、なぜか読み続けてしまうのはどこか共感するところがあるからだろう。
    自虐的でも、そんな人生もありだよねと何故か憎めない。
    読み終わった後には、同じ作者の本をもう一冊読みたくなってしまう不思議な本。

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    2023年01月09日
  • 持ってこなかった男

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    きっかけは、
    「共感百景」というTV番組にでてた
    吉田さんが面白くて、衝動買いした本。
    バンドマンって知らなかった。

    まず文章が面白い!
    どんどん読めちゃう。

    色々理由つけてすぐ女の子を好きに
    なるとこも面白いし、
    急にプライド高くなったかと思えば、
    反省しだしたり、
    けどやっぱり変われなかったり。
    共感できたり、爆笑したり。

    けど
    早稲田大学入れるほど勉強頑張れるとか
    今までのいろんな行い無駄にならず
    ちゃんと自伝の面白エピソードとして
    役立ってるし、スゴいって思う。

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    2022年05月20日
  • ここに来るまで忘れてた。

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    ロックバンドのボーカルを本業としつつ独特なキャラクターで『タモリ倶楽部』にも度々出演している著者のエッセイ集。街とそこにまつわる思い出が語られている。ただしシンプルなノスタルジーというよりは今でも心の奥底でくすぶっている私怨のような内容も多々w自らダメ人間であることを積極的に晒していくような究極の人間讃歌、というのは言い過ぎかw個人的にはサスペンスのような語り口でグイグイ引き込む西五軒町のエピソードが好きでした。

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    2021年12月19日
  • 持ってこなかった男

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    なんかしらんけどめちゃくちゃボディに食らってしばらく動けなかった。めんどくさすぎて胃もたれするのに笑ってしまう。かなり変だと認識してる人の頭の中を興味本位で除いたら、興味なくなるぐらいめんどくさかった。

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    2021年09月29日
  • 持ってこなかった男

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    長い。章で分けられたりしてないし、時系列は基本的に直線的であるものの、細かく前後していたりする箇所があるので読みづらい。あと紙の質があまりよくないし、表紙も絶妙にダサい。

    でも文章が本当に面白い。ていうか吉田靖直という人間が面白い。面白すぎて、読みづらいのにもっと読みたいから、昼から夜までぶっ通しで読んだ。いやー、自分の面白さをこうも上手く表現できるものなのか。読みながら何度も爆笑した。あと記憶力が凄い。普通そんなに細かく覚えてない。

    基本的に私とそっくりな性格なんだなと思ったけど、私にはそこまで執念を燃やせるものがない。そこが悲しくもあった。

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    2021年03月08日
  • 今日は寝るのが一番よかった

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    フジロックをきっかけに、トリプルファイヤーを知って、吉田靖直という人と、吉田靖直が発信する言葉が魅力的過ぎて興味が湧いて読んでみた。繊細な心の様子、怠惰、でも意外と活動的…な生活の様子綴られていて「人間だなぁ〜〜」と感じ。生きづらそうだけど、なぜかこういう人には魅力を感じてしまう。

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    2025年08月27日
  • 今日は寝るのが一番よかった

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    情けなさ、やるせなさ、恥ずかしさ、もっともらしさ、くだらなさ。読んでいてそんな気持ちになった。いわゆる世間では受け入れられない類のエピソードを集めて一冊にまとめてしまった本である。しかしながら、私はこの本を毎晩寝る前という自分にとって非常に重要な時間に読んでいたし、何故か少しだけ将来に向けてやる気が出ており、行動に変化さえ生まれた。この効用はいかなるものか。自分でもよく分からないが、家族からは最近自由感が増していい感じだね!と言われた。何か悪しき呪いから解き放たれて魂が自由になったようだ。
    先輩のお父様の話は、真相が分かって安心した。別のコンテンツでは特に詳細が無かったので、この時ばかりはどう

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    2024年10月30日
  • 今日は寝るのが一番よかった

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    著者が引っ掛かりを覚える、日常の細々とした事柄に共感を覚えました。
    新しい視座を得るなどの体験はありませんでしたが、文章がとても端麗で面白おかしく読み進められました。
    他者と共同生活をする上での心構えは、体験者ならではの実感が感じられ、興味深かったです。
    文章を書く事が本業では無く、別の分野で活躍されている方のエッセイは、やはりその人の事が大好きで強くその人物に興味を持っている人の重要に訴求したものなんだな、と感じました。
    著者の音楽作品やYouTubeチャンネルの方が、自分には刺さります。

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    2024年06月27日
  • 今日は寝るのが一番よかった

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    私の憧れのモデルの鈴木友菜さんがお薦めしていたので、買った。

    作者は思っていることを言語化するのがとても上手で羨ましくおもいました。

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    2022年07月18日
  • ここに来るまで忘れてた。

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    面白かった!心理状態の解説がうまい!

    でも「持ってこなかった男」を
    先に読んでいて、被るエピソードが
    思ったよりあったので星3つ⭐️

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    2022年05月21日