吉田靖直のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大好きなバンド、トリプルファイヤーのボーカル吉田さんの自伝、やっと読んだ!
しょうもない、才能ない、うだつの上がらないエピソードが続き、それも面白いのだけど、本当に最後の最後(なんとラスト5ページ)、評価なんてどうでもいいと思い「部品がカチッとハマった音が聞こえ」て、今のスタイルを思いついた時、感動してしまった。
「何を考えているのかよくわからない気味の悪いやつがステージにいる姿」「情けなくてフラフラしていて、お前がボーカルかよと誰もが思うようなボーカル」、どれも今体現している!
吉田さんは、これも最後の最後に「私は何を持っているのか。自分がそうなろうとしてもいないのに勝手にそうなってしまうも -
Posted by ブクログ
長い。章で分けられたりしてないし、時系列は基本的に直線的であるものの、細かく前後していたりする箇所があるので読みづらい。あと紙の質があまりよくないし、表紙も絶妙にダサい。
でも文章が本当に面白い。ていうか吉田靖直という人間が面白い。面白すぎて、読みづらいのにもっと読みたいから、昼から夜までぶっ通しで読んだ。いやー、自分の面白さをこうも上手く表現できるものなのか。読みながら何度も爆笑した。あと記憶力が凄い。普通そんなに細かく覚えてない。
基本的に私とそっくりな性格なんだなと思ったけど、私にはそこまで執念を燃やせるものがない。そこが悲しくもあった。 -
Posted by ブクログ
情けなさ、やるせなさ、恥ずかしさ、もっともらしさ、くだらなさ。読んでいてそんな気持ちになった。いわゆる世間では受け入れられない類のエピソードを集めて一冊にまとめてしまった本である。しかしながら、私はこの本を毎晩寝る前という自分にとって非常に重要な時間に読んでいたし、何故か少しだけ将来に向けてやる気が出ており、行動に変化さえ生まれた。この効用はいかなるものか。自分でもよく分からないが、家族からは最近自由感が増していい感じだね!と言われた。何か悪しき呪いから解き放たれて魂が自由になったようだ。
先輩のお父様の話は、真相が分かって安心した。別のコンテンツでは特に詳細が無かったので、この時ばかりはどう