ゴジキ(@godziki_55)のレビュー一覧
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ネタバレこの本では、名選手たちの記録が丁寧にまとめられていて、思い出の中にあった名前を改めて“検証”できる贅沢を味わえます。「やっぱりすごかったんだな」と納得する瞬間もあれば、「こんなにすごかったのか…」と驚かされる場面もある。そしてなにより、「自分が知らなかったすごい選手」に出会える面白さも詰まっています。
文章も平易で読みやすく、ただのデータブックではありません。一人ひとりの選手の特徴や時代背景がさりげなく添えられていて、記録を“感情とつながった情報”として読み進められます。だからこそ、数字が生き生きと感じられるのだと思います。
「知っていたつもり」の選手を、もう一度“数字で出会い直す”という -
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21世紀の高校野球をデータから読み解く。複数投手制など選手層の厚さ。筆者ゴジキ氏はSNS出身、プロ顔負けの緻密な分析と洞察は、高校野球観戦に新たな視点を加えてくれる。
個人的には1987年のPL学園。野村、橋本、岩崎の3人の投手。それが21世紀では複数の投手を擁するのが定番。
春季大会、明治神宮大会の重要性やデータではないが、「甲子園という舞台をいかに味方につけるか」との指摘も興味深い。
各校が目指すチーム構成。スカウティングからチーム内の競争など。近年の仙台育英が時代の潮流に乗っていることが良く分かる。
中年の高校野球ファンには懐かしい名前もた数登場し、たまらない一冊。
楽しく読ま -
Posted by ブクログ
SNS時代の新たな野球評論のカタチを示す。プロウトの一人Twitter等で人気のゴジキ氏によるジャイアンツの評論。
本書の筆者ゴジキ氏、「セイバーメトリクスの落とし穴」のお股ニキ氏、ブログ「プロ野球死亡遊戯」の中溝康隆氏など、プロ野球出身でないプロウト評論家が台頭してきる。動画などネット配信の普及の成果なのだろう。
本書では、大の巨人ファンが21世紀のジャイアンツを徹底解剖た上で、未来への提言を行う。今まで多くのプロ野球本を読んできたつもりだが、多くは当たり前だが元プロ野球選手、時に光る物もあるが多くは正直、本としての体裁は揃っていない。そんなことがあるから、本書の内容の濃密さには驚かされ -
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<目次>
第1章 変貌する高校野球~データ化と制度化がもたらしたもの
第2章 ゼロ年代の強豪校の戦略・戦術の変化 2000~2009年
第3章 強豪校の戦略・戦術の変化 2010~2022年
第4章 「真の勝利至上主義」がもたらすもの
<内容>
本書内にもあるが、お股ニキ氏の『セイバーメトリクスの落とし穴』のように、もっとデータを駆使して分析しているのかと思いきや、データは雑誌レベルに載っているもの。戦略・戦術面も監督に直接インタビューをしていない。もっと深みがあってもよいのでは?スカウトの話ももっと深掘りしてもよいかな?(って、高校生だから、できないよね…)