ゴジキ(@godziki_55)のレビュー一覧
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ネタバレ野球を見ていると、「なぜここで代えるのか」「なぜこの選手を使うのか」と思う場面がよくありますが、本書を読むとそうした疑問に対して自分なりに考える視点が持てるようになります。試合の流れやベンチの意図、監督の判断の重みが見えてくることで、これまでとはまったく違う角度で野球を楽しめるようになりました。
特に印象的だったのは、監督の仕事が単なる“作戦係”ではなく、チーム全体の空気や役割、未来まで含めて考える総合的なマネジメントであることが伝わってくる点です。これはそのまま仕事にも重なる話で、限られた人数や条件の中で成果を出す難しさ、メンバーの特性を見極めて配置する大切さ、目先の勝利と中長期的な成長の -
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トラックマンほか野球界のデータ分析の著しい進歩の中、新時代の理想の監督像を探る。13人のプロ野球監督の采配を通じた屈指のマネジメント論。
川上哲治、広岡達朗、野村克也、プロ野球の監督のマネジメントは実業界にも大きな影響を与えてきた。
令和の今日、データ分析の発展の中、監督のマネジメントはどのように変わったか、豊富な事例を基に検証していく。
決して一つの理想の監督像を求めるのでなく、その時のチーム事情などから最善の采配を見出す個々の監督のよい点を評価していく。
イチロー、原辰徳などのデータ時代だからこその感性重視の姿勢が特に印象に残る。
筆者はプロウトと呼ばれるアマチュアからの評論家。その -
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ネタバレこの本では、名選手たちの記録が丁寧にまとめられていて、思い出の中にあった名前を改めて“検証”できる贅沢を味わえます。「やっぱりすごかったんだな」と納得する瞬間もあれば、「こんなにすごかったのか…」と驚かされる場面もある。そしてなにより、「自分が知らなかったすごい選手」に出会える面白さも詰まっています。
文章も平易で読みやすく、ただのデータブックではありません。一人ひとりの選手の特徴や時代背景がさりげなく添えられていて、記録を“感情とつながった情報”として読み進められます。だからこそ、数字が生き生きと感じられるのだと思います。
「知っていたつもり」の選手を、もう一度“数字で出会い直す”という -
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21世紀の高校野球をデータから読み解く。複数投手制など選手層の厚さ。筆者ゴジキ氏はSNS出身、プロ顔負けの緻密な分析と洞察は、高校野球観戦に新たな視点を加えてくれる。
個人的には1987年のPL学園。野村、橋本、岩崎の3人の投手。それが21世紀では複数の投手を擁するのが定番。
春季大会、明治神宮大会の重要性やデータではないが、「甲子園という舞台をいかに味方につけるか」との指摘も興味深い。
各校が目指すチーム構成。スカウティングからチーム内の競争など。近年の仙台育英が時代の潮流に乗っていることが良く分かる。
中年の高校野球ファンには懐かしい名前もた数登場し、たまらない一冊。
楽しく読ま -
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SNS時代の新たな野球評論のカタチを示す。プロウトの一人Twitter等で人気のゴジキ氏によるジャイアンツの評論。
本書の筆者ゴジキ氏、「セイバーメトリクスの落とし穴」のお股ニキ氏、ブログ「プロ野球死亡遊戯」の中溝康隆氏など、プロ野球出身でないプロウト評論家が台頭してきる。動画などネット配信の普及の成果なのだろう。
本書では、大の巨人ファンが21世紀のジャイアンツを徹底解剖した上で、未来への提言を行う。今まで多くのプロ野球本を読んできたつもりだが、多くは当たり前だが元プロ野球選手、時に光る物もあるが多くは正直、本としての体裁は揃っていない。そんなことがあるから、本書の内容の濃密さには驚かさ -
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ネタバレ<目次>
第1部 監督術で読み解くマネジメント論~独自の哲学を貫いた名将たち
第1章 カリスマ指揮官・原辰徳~常勝軍団を築いたマネジメントと哲学
第2章 理路整然な知将・落合博満~合理性で築いた黄金期
第3章 采配巧者の勝負師・岡田彰布~飄々とした姿の裏にある戦略家の顔
第4章 捕手脳の参謀型指揮官・伊東勤~戦力を上積みしたマネジメント術
第2部 野手力の時代の監督術~信頼で「個」を「チーム」に変えた指揮官たち
第5章 信頼の采配者・栗山英樹~二刀流の確立から侍ジャパン世界一
第6章 理想を形にした実践者・緒方孝市~再建から黄金期を築いた育成と戦略
第7章 短期 -
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2025年で110周年を迎えた甲子園。その甲子園を沸かせてきた高校野球の32人の「怪物」たちをデータをもとに紹介した一冊。
高校野球史に名を残し、ある者はプロ野球選手として大成功を収め、ある者は高校時代ほどの成績を残せず引退をし、またある者はプロ野球の世界に入れなかった。そんな彼らのターニングポイントはどこにあるのか、データをもとに迫っていきます。
かつてのヒーローや同世代のヒーローたちをデータで見るのは面白かったです。また、裏話も出てきて、彼らの苦悩にも触れることができます。
時代とともに変わる「怪物」の条件、プロ野球の位置付けの変化も選手たちの多様なキャリア形成からもわかります。 -
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<目次>
第1章 変貌する高校野球~データ化と制度化がもたらしたもの
第2章 ゼロ年代の強豪校の戦略・戦術の変化 2000~2009年
第3章 強豪校の戦略・戦術の変化 2010~2022年
第4章 「真の勝利至上主義」がもたらすもの
<内容>
本書内にもあるが、お股ニキ氏の『セイバーメトリクスの落とし穴』のように、もっとデータを駆使して分析しているのかと思いきや、データは雑誌レベルに載っているもの。戦略・戦術面も監督に直接インタビューをしていない。もっと深みがあってもよいのでは?スカウトの話ももっと深掘りしてもよいかな?(って、高校生だから、できないよね…)