【感想・ネタバレ】戦略で読む高校野球のレビュー

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Posted by ブクログ

21世紀の高校野球をデータから読み解く。複数投手制など選手層の厚さ。筆者ゴジキ氏はSNS出身、プロ顔負けの緻密な分析と洞察は、高校野球観戦に新たな視点を加えてくれる。

個人的には1987年のPL学園。野村、橋本、岩崎の3人の投手。それが21世紀では複数の投手を擁するのが定番。

春季大会、明治神宮大会の重要性やデータではないが、「甲子園という舞台をいかに味方につけるか」との指摘も興味深い。

各校が目指すチーム構成。スカウティングからチーム内の競争など。近年の仙台育英が時代の潮流に乗っていることが良く分かる。

中年の高校野球ファンには懐かしい名前もた数登場し、たまらない一冊。

楽しく読ませていただきました。

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2023年09月30日

Posted by ブクログ

夏の高校野球も終盤というタイミングで、手に取った。

主に2000年以降を中心に、高校野球の戦術はどのように変わっていったのかを、データとともに示してくれている。
特に夏は過酷な環境になる中で、複数の試合を作れる投手を育て運用していくという流れができてきていることが、実感できた。

別の本でも必ずしも甲子園を目指さずプロに進むという選手が出てきているという話を見たが、この本でも甲子園で勝つことと、プロに進む力のある選手を輩出することが必ずしも一致してきていないという話や、大阪桐蔭の事例もあり、今後どうなっていくのかは気になった。

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2023年08月27日

Posted by ブクログ

<目次>
第1章  変貌する高校野球~データ化と制度化がもたらしたもの
第2章  ゼロ年代の強豪校の戦略・戦術の変化 2000~2009年
第3章  強豪校の戦略・戦術の変化 2010~2022年
第4章  「真の勝利至上主義」がもたらすもの

<内容>
本書内にもあるが、お股ニキ氏の『セイバーメトリクスの落とし穴』のように、もっとデータを駆使して分析しているのかと思いきや、データは雑誌レベルに載っているもの。戦略・戦術面も監督に直接インタビューをしていない。もっと深みがあってもよいのでは?スカウトの話ももっと深掘りしてもよいかな?(って、高校生だから、できないよね…)

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2023年07月30日

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