伊藤調のレビュー一覧

  • ミュゲ書房

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    本を愛してやまない人達が織りなす物語。

    本って、本の内容そのものばかりに注目していて、装丁やイラスト、紙質にはほとんど注意を向けていなかった。
    改めて見ると、この「ミュゲ書房」の装丁も素敵だ。

    第二の主人公、永瀬桃をあまり好きになれなくてそれが残念。
    永瀬桃は、パーフェクトガールなんだけど、それがちょっと信じがたくて鼻につく。
    成瀬シリーズの成瀬は大好きになれたんだけどなあ。


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    2025年12月09日
  • ミュゲ書房

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    章は祖父母がやっていた小さな本屋を
    閉めるつもりで北海道に来たが
    わけあって出版社勤めを辞めたところで
    腰を据えて閉店準備をしている間に
    周囲の後押しもあって
    再び店を開ける決心をする。

    常連客の女子高生が実は
    章の人生の岐路に関わっており
    ふたりの目的が一致してからの物語が
    できすぎかもしれないけれど
    応援したくなってしまう。

    やっぱり本屋さんっていいなぁ。

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    2024年10月27日
  • ミュゲ書房

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    本作りに携わる様々な人々、出版社、編集者、
    作家、書店、書店員、装丁家、表紙や挿絵作家、
    印刷社に販売取次会社など、ひとつの物語が
    一冊の本として世に出るまでの過程が話の中で
    よくわかります。

    そして物語をゼロから紡ぐ作家、一人でも
    多くの人に作家が生み出した物語をよりよい
    形で届けるために手を尽くす編集者。

    こうして一冊の本を手に取るまでに、色んな
    人が込めた想い、思惑や利害が関係している
    ことを改めて思い知るので、一読者として
    一冊一冊との出会いをこれまで以上に大事に
    したくなります。

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    2024年05月09日
  • ミュゲ書房

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    作家が書いた原稿を編集者がチェックして、本にして、書店に並べるまでの流れが物語になっていて、興味深かった。

    大手出版社じゃないところの本を書店で扱ってもらうことの大変さを知らなかったので、面白かった。

    …まあ、ちょっと都合良く進んだところはあるけれど、その分読みやすかった。

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    2024年01月28日
  • ミュゲ書房

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    大手出版社で挫折を味わった若手編集者の宮本章は、亡くなった祖父が営んでいた北海道にある小さな書店『ミュゲ書房』を引き継ぐ。

    本が出来るまでの裏側の話が面白くて、読み始めると止まらなくなった。本が好きな人におすすめしたい本!

    物事が順調に進みすぎることと、先の展開が読めることに少し物足りなさも感じた。

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    2023年09月20日
  • ミュゲ書房

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    編集者宮本君が出版社を退社しミュゲ書房の店主となる話。真っ直ぐな編集者と作家を応援するしかない!2人がどうか報われますようにと祈るように読んだ。にしてもミュゲ書房のお店の雰囲気凄い好きで実際にあれば常連間違いなし。ミュゲってフランス語で鈴蘭のことらしい可愛い

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    2023年07月26日
  • ミュゲ書房

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    ネタバレ

    本好きならば読んでて楽しい話だと思う
    只話の展開がうまく行き過ぎておとぎ話だなあと思う
    特に最近近くの本屋がどんどん無くなってるしなあ

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    2023年06月04日
  • ミュゲ書房

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    一冊の本にはたくさんの人が関わり、いろんな思いやいろんな仕事の上に出来上がっているんだということがよく分かり、本棚に並ぶ本に対する愛着がさらに深まった。
    物語も優しく、ハッピーエンドで好き。
    ただ、主人公の周りに本当に善人しかいなくて、そこは少し物足りなさを感じる。

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    2023年01月18日
  • ミュゲ書房

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    タイトルに惹かれて。文芸編集者の主人公が会社を辞めて、北海道の祖父母の書店を継ぐところから始まる。かの小説家の正体はそうだろうな、という感じではあったが、本づくりにかける熱い思いがよい本だった。

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    2022年05月19日
  • ミュゲ書房

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    編集者の宮本章は新人作家を潰してしまったことを悔いて辞職する。その頃、祖父が亡くなり、章は祖父の書店「ミュゲ書房」をなりゆきで継ぐことに。
    カクヨム投稿小説の書籍化。

    その人物が出てきてすぐにわかってしまったけど、広川蒼汰の正体は隠してるの?
    金儲け優先の大手から圧力かけられながら、良い本を出したいと本への熱い想いが込められた王道のお仕事小説でした。

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    2022年04月22日