クラウディア・ブラックのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アダルトチルドレンの治療本。
まず自分の痛みにすら気づいていないアダルトチルドレンを、小さな歩みと共に前進させる。
前回アダルトチルドレンについての本を読んだのが2ヶ月くらい前だったので、その間に自分の中で変化があったのか、前半の「何が痛みかを知る」「痛みを認める」のフェーズよりは後半の「取り込んでしまった信念に挑む」「新しいスキルを学ぶ」の方がスッと入ってきた。
特に何をしたということもないのに、知らぬ間に自分の中で何かが進んでいたようだ。
特に人と関わる際には親密度のグラデーションがあることや、他者と生活を共にすることはあらゆる感性を共有することではないという言葉。これ、すごい発見だ〜 -
Posted by ブクログ
悲しいけれど悲しさに浸れないこと。寂しいけれど寂しいと思えないこと。自分の中にあるけれどそれに気づくことすらできない感覚は、自分の一部にどこかぽっかり穴が空いた感覚なのかも。
もともと与えられていなければ、それが自分にとっては当たり前の状態。喪っていたものに気づけるようになったということは、それに関する芽が育ってきたからなのかもしれない。
小さい頃本当は寂しかったと思えるように変化したとしたなら、今は寂しさ以外の感情がきっと育っているから。もしかしたら、それは愛情のようなものかもしれないし、怒りかもしれない。
感情に良いも悪いもない。今あなたが感じているものはそれでいいんだよ、そう感じて -
Posted by ブクログ
2回目ですが、まだザ〜ッと目を通しただけです。
じっくり読みたい本です。
以下、メモ。
否認のもとで育つということは、「話すな」「感じるな」「信頼するな」というルールを教え込まれること。
回復プロセス 4つのステップ
1、過去の喪失を探る
2、過去と現在をつなげる
3、取り込んだ信念に挑む
4、新しいスキルを学ぶ
新しく置き換える信念
・信頼に値する人はたくさんいる
・「ノー」といっても強い自分でいられる
・遊ぶ時間は大切だ
・間違うのは私が人間だから
子どもが学ぶ必要のある行動やスキル
・助けを求める
・限界を設ける
・自分の価値や感情・ニーズを確認する
・質問する
・問 -
Posted by ブクログ
この半年間、迷いながら模索してきたことが、この本との出会いについに結実した。ぼくの素敵なマイミクさんがオススメしてくれた本。あなたがいなかったら、こんなステキな本に出会うことはなかったでしょう、ありがとう。
大人になっても「このままでいいのか不安」「現状への不満足・不適応感」「自分を好きになれない」、そんな思いを抱いていた自分の「なぜ?」に、真正面から、平易かつ深いことばで説明してくれる。
人は心の中に、子どもと大人を持っている。本来こどもは自由な心を持って遊ぶ、しかしそれが何らか喪失体験から傷ついてしまう、傷ついたこどもこそが、自分が信じられない、アダルトチャイルドに育っていく。
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Posted by ブクログ
『愛されなかった時どう生きるか』に繋がる点が多かった。こちらも答え合わせになった箇所の抜粋。
機能不全家族で育ったACは「子供を生きる」ことができなかったために、大人になりきれないことが多い。
ACは愛され関心を注がれながら自分の感情をありのままに受け止め、自分に必要なことを周囲に要求する練習が子供の頃にできなかったために、自分の感情や望みを深くしまい込んでしまったのである。
ACは心の中に慢性的な喪失を抱えているが、自分が何を失ったのかはっきり気付いてなく、そこにあるのは漠然とした虚しさ、何かが足りないという感じ、今の自分ではダメなのではないかという不安である。これらは何か別のものや人で埋