大島郁葉のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ紹介
「ASD(自閉スペクトラム症)をもつクライエントへのセラピーをどう進めたらいい?」「親子面接を上手に進めるには?」「ASDをもつクライエントにCBT(認知行動療法)はどこまで有効?」――よくある疑問と誤解に終止符を!
ACAT(ASDに気づいてケアするプログラム)は、ASDのケアに特化したCBT実践プログラムとして研究・開発され、全6回(1回100分)セッション、プレセッションとフォローアップセッションから構成されたプログラム。ASDと診断された子どもと保護者がプログラムに参加して、セラピストのガイドで「自分が変わる」パートと「環境を変える」パートを整理しながら、正しい理解とそれを実現するための方法を探る。
ASDの研究結果をまとめた「第1部?知識・理論編」でASDへの適切な理解を深め、続く「第2部?実践編」では、ACATの主旨・内容・構造、さらに専門家としてセラピストに求められる考え方・姿勢について事例を交えて丁寧に解説し、第3部には臨床で使用するワークシートを掲載。実際のセッションで実践していく「アセスメント」「事例概念化(ケースフォーミュレーション)」「介入」という治療構造を、図解もふんだんにもりこんで説明し、当事者と家族のための心理教育と行動変容、合理的配慮と環境調整を目指しながら、今よりもっと生きやすい世界を共同作業で探索していく。ASDを正しく知って、CBTで丁寧にケアするための、実践プログラム。
(版元ドットコムより) -
Posted by ブクログ
ネタバレ非常に読み進めやすい。
事例が多いので、自分の現状や過去と照らし合わせる作業が容易で読みやすいと感じた。
個人的には、コラムでADHDについて触れられていたことがありがたかった。
自分自身ASDを疑いASDの専門書ばかり読んでいると、ASDに固執しすぎてやいないかという疑念を丁度抱きつつあった。
しかし、そんなタイミングで偶然本書を読み、ASDの68%はADHDを併発しているらしいということを知り、ADHDの特性も割かし自分に当てはまることが多いことを知った。このタイミングでADHDに関する知識を補うことができて助けられた。
頭から順に読み進めなければならない訳ではなく、気になるトピックから読んでも理解できる本となっているので、関心の高いところからパラパラと読み進められる手軽さのある本。
自分が私生活で違和感や悩みを抱えた際に都度読み返したいと思える本である。
-
Posted by ブクログ
・社会の構造に多様性を担保、尊重すること
・マイノリティが社会の中でより良い生活を送るための理解促進の拡充
と社会側の努力目標と、ASD当事者の事例、解説と心理カウンセリングのあり方と解説を提示されています。後者が本書の主軸ですが、努力目標かわどうか共通理解、当たり前となりますようにとの願いも込めて、残しました。
AS強め女性の自分としては、やはり野島さんの事例には心打たれ、アイデンティティは魅力、のくだりでは野島さんとともに許される存在となるようでした。
私がどんなふうに社会と関わっていけるかはわからないけど、自分を尊重することが相手を尊重することにつながることは理解できたような気がします。自己否定して生きてるなよ、と喝をいれてもらったような。