ディエゴ・マルティーナのレビュー一覧

  • 誤読のイタリア

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    私はいつの頃からかイタリアが好きで、人生で一度だけ大きな休暇を取って旅行したことがある。たどたどしいイタリア語で挨拶し、注文したことが懐かしい。
    そんなイタリアから見た日本と日本からイタリアの齟齬、『誤読』を解説してくれる素敵な一冊。
    イタリア人とは、イタリア文化とは…様々な誤解が紐解かれている優しいエッセイだ。
    読んでより一層イタリアを知りたいと思ったし、イタリアにまた行きたいと思った。

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    2023年05月17日
  • 誤読のイタリア

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    面白くて、読みながらニヤニヤしてしまった。

    相手の文化を理解するには、相手の文化の目線を使うしかない。...イタリア人のことはイタリア人目線で見なくてはならない。イタリア人の言動は、当然ながら日本人の目線では見えてこない。 ー 8ページ

    「距離感ゼロ」のイタリア人と違って、日本人は「距離感ヒャク」と言えるほど、相手との距離を保つことを大切にする民族なのだ。 ー 78ページ

    私の日本人目線からすると、
    イタリア人はサッカーが好きで、陽気でよく喋り、ナンパが得意。
    時間は守らない、仕事はサボりがち、男も女もマンマ(お母さん)が大好き。
    外出制限中の政治家のメッセージが面白い。
    ジローラモさん

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    2021年02月28日
  • 誤読のイタリア

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    日本という異文化を学んだ著者が、日本目線を養うことで、日本目線でイタリア文化を振り返りイタリアに関するステレオタイプ的な理解について書かれたエッセイ(誤読のイタリア)。
    イタリア人というと「陽気で」「おしゃべりで」「時間にルーズで」って・・・笑。
    ステレオタイプなので、これにマッチしない人も多いはず。そんな人は日本人から「イタリア人らしくない」と言われてしまう笑。こうした「陽気で」等というのは、日本の文化を通した物差し(目線)で見ているからだという。筆者は異国文化を知ったからこそ、母国文化に再会でき、かつて母国文化に対して「誤読」していたと感じたそうだ。

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    2024年02月14日
  • 誤読のイタリア

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    ネタバレ

    イタリア人の著者が無口だったり陽気じゃないイタリア人だっているんです、と「ここが違うよ日本人の中のイタリア人」を書き綴っている。

    でも日本人より人懐っこかったり距離感がなくスキンシップが多いのはホントのこと。あと親戚付き合いが濃い。イタリア人にとっての当たり前を日本人は特別視してしまうところに著者さんは居心地の悪さを少し感じている模様。

    イタリア人の著者から見ると日本人はどの国の料理も好きなところがイタリア人と違うらしい。イタリア人は「イタリア料理最高!」だそうです。

    以前から私の中では「イタリアは陰キャが住むにはハードル高そう…」と思っていましたが本書を読んでそれは変わりませんでしたね

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    2022年12月11日
  • イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記

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    90年代に『モーニング』で『ユーリ』を連載していたイタリア人漫画家による回想録。
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    三島由紀夫や阿部定に関する知識の深さに日本に惹かれた様子が伺える。谷口ジロー氏や宮崎駿氏と会ったり週刊漫画雑誌でカラー漫画の連載を持つことができたり良い時代の日本を堪能されたようだ。

    言葉に関しては難しかったらしく手書きの日本語があやしかったり、日本に関する知識が深く考えすぎたり誤認したりしている面も味わいの範疇で良い。

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    2025年10月14日
  • イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記

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    あら。思ったよりずっと真面目だった。
    本当に昔、日本で漫画描いていた人なのね。
    1996年の『週刊モーニング』に連載してた
    その書影を見ると、かわいい感じの絵だ。

    連載に至った経緯や
    日本での生活の記憶と記録。
    自分の愛する日本の映画や漫画のこと。
    途中になぜか阿部定の物語をコミック化した
    物語があったりして。
    なかなかごった煮な一冊でした。

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    2025年10月03日
  • 誤読のイタリア

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    <目次>
    まえがき誤読の異文化
    第1章誤読のイタリア人
    第2章誤読の人間関係
    第3章誤読の恋愛関係
    第4章誤読の家族
    第5章誤読のイタリア料理
    あとがき変なイタリア人と日本


    アジア人のことは何となく理解できる。
    欧米人はわからない。
    そんななか、親和性のあるイタリア人の考え方が
    なんとなくわかる気がして、よかったのである。

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    2021年02月18日