メアリ・ノリスのレビュー一覧

  • カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話

    Posted by ブクログ

    日本語の句読点も怪しいワタクシがこんな本読むのは百年早い気もしますが…さすが「カンマの女王」、シリアルカンマの重要性には心底痛感しました。
    ところで。人称代名詞の話んとこで、主格が目的格よりフォーマルに響く…って、ネイティヴでない身には全然ピンと来ないけど、じゃあ、二人称の主格と目的格が同じ(you)ってのは、感情的にどう処理をつけてるもんなんだろ。

    0
    2023年06月12日
  • カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話

    Posted by ブクログ

    アメリカの老舗雑誌『ニューヨーカー』の校正係のエッセイ集。長年の校正業務の中で考えてきたことが綴られている。日本語でも英語でも言葉に誤りは付き物で、時代と共に“乱れ”ながら少しずつ変わっていく点も同じなんだなと実感できる一冊。代名詞をきっかけにジェンダー論に発展する第3章が特に面白かった。

    0
    2021年02月06日
  • カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話

    Posted by ブクログ

    アメリカの老舗雑誌「ザ・ニューヨーカー」で校正係をしているメアリ・ノリスの、文章と彼女が関わった人たちについてのエッセイ。

    ちなみに「校正係」は文字の誤植や慣用句の間違いなどを正す仕事で「校閲係」は文章の整合性やファクトチェックをする仕事だということをこの本で初めて知った。

    どんな言語でも特有の癖があり、語学学習者の頭を悩ませる。ニュアンスによって漢字にするか平仮名にひらくか、間違って広まった慣用句は市民権を得られるのかなど。それは英語でも同様らしい。コロンを使うかセミコロンを使うかダッシュを使うか、"you and me"が正しいけど"you and I&q

    0
    2021年10月14日
  • カンマの女王 「ニューヨーカー」校正係のここだけの話

    Posted by ブクログ

    誰もが「プロ」になる、なれる努力を惜しまないことが人々が求める人材になるのだ、と言う強いメッセージを受けた。一部署の一つの歯車としてその役割を確実に、信頼がおける仕事をこなせる人になることが重要で、大切な存在となることをこの書は教えてくれている。転職にも必ずや例え小さな歯車でも仕事における信頼関係があれば十分他者を圧倒するような役職に就くことは間違いない。

    0
    2021年08月27日