松島恵利子のレビュー一覧
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子ども向けということだけど、
子どもに読み聞かせたかったけど、ちょっとまだ難しく自分用に読み終えた
日本人として誇りにできる方
中でもアフガン侵攻の時に、国会に呼び出されて状況説明や、攻撃をしないで対話で、国民は貧しくて必要なのは水と食べ物、など哲先生が伝えたにも関わらず日本もアメリカと一緒に攻撃に加勢した
当時のことをよく知らなかったけど、なんで酷いことだと思った
ないものを与えるのではなく、水路を作り、医療を伝え、現地の人が自立して生活していけるように命がけで行なう哲先生は偉大な人だと思う
その間にわが子を失っているのになぜここまでできるんだろうかとも思った
子育て中の身としては、 -
Posted by ブクログ
もうみんなは知っていますね。哲先生は、パキスタンとアフガニスタンにまたがり医療支援を行なっていた医師です。しかし、飢餓によって次々に命を落とす子どもたちを前に、白衣を脱ぎ捨て、井戸を掘り、用水路を作りました。それによって、65万人もの命を救ったといわれています。
この本は、そんな哲先生の人生や生き方が描かれている伝記です。昆虫に夢中だった少年時代のことや、西南学院中学校時代のこと、大人になって医師として働く様子や、用水路作りの様子などを詳しく知ることができます。哲先生がどんな苦難を、どんな思いで乗り越えてきたかがわかる本です。
今日は、最後に書かれているこのエピソードだけ、紹介したいと思い -
Posted by ブクログ
第69回青少年読書感想文全国コンクール 小学校高学年の部課題図書
読書感想文コンクールの課題図書であるが、その枠を超えて全ての人に読んでいただきたい。
中村哲さんの本は以前にも読んだことがあるが、本書は小学生向けに分かりやすく書かれていることで、より一層その人となりや、パキスタン、アフガニスタンでの歩みが頭にも心にも沁み込んでくるようだ。
偉業を成した日本人がいると、まるで自分のことのように誇り、日本人は素晴らしい!というようなことを宣う人がいるが、それは違うと思う。
あくまで中村哲とういう個人なのだ。
我々は彼の生き方から何を学び、それをどう活かせるのだろう。
ひとりひとりに深く問われて -
Posted by ブクログ
課題図書というと、あまりいいイメージはなかったのですが、これはよかった。ぜひ多くの子供たちに読んでもらいたいです。
まず、中村哲さんそのものの生き方が素晴らしいのですが、「見ようとしないものしか見えない」という考え方を貫いて、本当に必要なものは何かを常に頭において行動したということを貫いた書き方がとてもいいです。
アフガニスタンの人たちが今のウクライナよりもっとひどい目に遭っていたのに、時の報道は一切なかったことも腹立たしいです。国会での発言もスルーされて、それでも中村さんは自分ができることをやりに戻ったのですね。
今の一方的なロシア批判の報道の仕方にもメスを入れる筆者の心意気が伝わります。大 -
Posted by ブクログ
アフガニスタンにて銃撃に倒れた中村哲医師。なぜ医師が用水路を建設することになったのか…異国の民のために力を尽くした中村医師はどんな人物だったのか…どうして多くの国民を救った医師が銃撃されたのか…ずっと知りたくて、この書を手にとる。児童書だからか、丁寧に書かれていて分かりやすかった。そして大きな出来事だけでなく些細なエピソードもたくさん載っていて、中村医師の人柄を知れたような気がするし、異国だからとかそんなの関係なく、たくさんの命を救う人だったんだなと。2022年に発行された本だが、少しウクライナ侵攻に絡ませて説明されている部分があった。あと、ルビはふっているが、全漢字ではなく中学年以上が対象に