【感想・ネタバレ】大地をうるおし平和につくした医師 中村哲物語のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

私にはちょっと難しいかな?でも哲先生は素晴らしいのはモチロンわかります!すごい。アフガニスタンの人たちも哲先生に協力することまで考えてなかったな 

0
2023年12月02日

Posted by ブクログ

もうみんなは知っていますね。哲先生は、パキスタンとアフガニスタンにまたがり医療支援を行なっていた医師です。しかし、飢餓によって次々に命を落とす子どもたちを前に、白衣を脱ぎ捨て、井戸を掘り、用水路を作りました。それによって、65万人もの命を救ったといわれています。

この本は、そんな哲先生の人生や生き方が描かれている伝記です。昆虫に夢中だった少年時代のことや、西南学院中学校時代のこと、大人になって医師として働く様子や、用水路作りの様子などを詳しく知ることができます。哲先生がどんな苦難を、どんな思いで乗り越えてきたかがわかる本です。

今日は、最後に書かれているこのエピソードだけ、紹介したいと思います。
哲先生はよく、「どうしてそこまでして頑張るんですか?」と尋ねられました。その時きまってこう答えました。
「道で倒れている人がいたら手を差し伸べる。これは普通のことです」

また、哲先生はこんな言葉も遺しています。
「身近にあってできる事は、案外たくさんある
たとえば友だちがいじめられているのをかばってやる
家族が病気になったときかわりにご飯を作る
そういう、小さな一つ一つが、何でもないようなことが人間の真心
それをじっと守ることが大事なんだ」

きっとみんなの中には、哲先生のことを知って、「そんなこと自分にはできないよ」と思った人も多いんじゃないかなと思うんです。でも、哲先生と同じ思いで、今自分にできることはきっとある。そういうことを考えながら読んでほしいなと思います。

0
2023年11月22日

Posted by ブクログ

中村医師のひたむきさに心を打たれた。
アメリカでテロが起きた時は当時17歳くらいで真相を知る事も深く関心を寄せる事もなかったのですが、この本を読んで何が起きていたのか知らなかった事を知る事が出来てよかった。
また子供向けに作られている為とても読みやすかった。
温暖化について皆んなで考え無くてはいけないと思った。
戦争なんかしている場合じゃない
どう生きるか考えなくちゃ

0
2023年10月13日

Posted by ブクログ

中村哲先生は、とっても凄い人と思った。
貧しい人たちのために、全力に医療につくしていて、自分だったら考えれなかった。
今はもうこの世にはいないけど、中村哲先生のように、人々を沢山助けたい。
この本は読書感想文の本になったけれど、この本に出会ってとっても良かった!

0
2023年09月26日

Posted by ブクログ

第69回青少年読書感想文全国コンクール 小学校高学年の部課題図書

読書感想文コンクールの課題図書であるが、その枠を超えて全ての人に読んでいただきたい。
中村哲さんの本は以前にも読んだことがあるが、本書は小学生向けに分かりやすく書かれていることで、より一層その人となりや、パキスタン、アフガニスタンでの歩みが頭にも心にも沁み込んでくるようだ。

偉業を成した日本人がいると、まるで自分のことのように誇り、日本人は素晴らしい!というようなことを宣う人がいるが、それは違うと思う。
あくまで中村哲とういう個人なのだ。
我々は彼の生き方から何を学び、それをどう活かせるのだろう。
ひとりひとりに深く問われている気がする。
2023.7

0
2023年08月11日

Posted by ブクログ

中村鉄さんのことはもちろん、アフガニスタンのこと、地球温暖化のこと、そして、困った人に手を差し伸べる大切さについて、とても分かりやすく書かれています。
2023年読書感想文 小学校高学年の課題図書ですが、大人にも読んでもらいたい本です。

0
2023年07月16日

Posted by ブクログ

課題図書というと、あまりいいイメージはなかったのですが、これはよかった。ぜひ多くの子供たちに読んでもらいたいです。
まず、中村哲さんそのものの生き方が素晴らしいのですが、「見ようとしないものしか見えない」という考え方を貫いて、本当に必要なものは何かを常に頭において行動したということを貫いた書き方がとてもいいです。
アフガニスタンの人たちが今のウクライナよりもっとひどい目に遭っていたのに、時の報道は一切なかったことも腹立たしいです。国会での発言もスルーされて、それでも中村さんは自分ができることをやりに戻ったのですね。
今の一方的なロシア批判の報道の仕方にもメスを入れる筆者の心意気が伝わります。大人もぜひ読んでほしいです。

0
2023年06月14日

Posted by ブクログ

「当たり前ですが、より強い武器を持って、本格的な訓練を受けた人が戦えば、戦争は一層激しくなります。」広島サミットで、ウクライナに支援を約束した後だけに複雑な気持ちで読んだ。
最後に紹介されている哲先生の言葉もよかった。

0
2023年05月23日

Posted by ブクログ

アフガニスタン。見渡す限りの砂漠が一面の緑に変わった写真を見て、もっともっとこの人のことが知りたくなった。
児童書のようだけど、大人が読んでもOKで、簡潔に良くまとめられていて、すごく分かりやすかった。

0
2023年05月16日

Posted by ブクログ

アフガニスタンにて銃撃に倒れた中村哲医師。なぜ医師が用水路を建設することになったのか…異国の民のために力を尽くした中村医師はどんな人物だったのか…どうして多くの国民を救った医師が銃撃されたのか…ずっと知りたくて、この書を手にとる。児童書だからか、丁寧に書かれていて分かりやすかった。そして大きな出来事だけでなく些細なエピソードもたくさん載っていて、中村医師の人柄を知れたような気がするし、異国だからとかそんなの関係なく、たくさんの命を救う人だったんだなと。2022年に発行された本だが、少しウクライナ侵攻に絡ませて説明されている部分があった。あと、ルビはふっているが、全漢字ではなく中学年以上が対象になるのかな。

0
2023年02月11日

Posted by ブクログ

人が争うことなく、幸せに暮らすには、どうすればよいのか。
やられたら、やりかえして、心が満たされることがあるのか。虚しいだけだ。

よく見て、よく考えて、何が必要なのかを、行動した中村哲先生。

同じことは、出来なくても、最後に書かれているように、小さなひとつひとつの真心を大切にして生きていくことを、心に刻みたい。

0
2022年12月24日

Posted by ブクログ

中村哲先生は自分の専門の医学だけでなく人々を救うために土地の勉強もされていた事を知って驚きました。異国の地で人助けをしようと尽力出来る事に尊敬しました。

0
2024年02月17日

Posted by ブクログ

中村哲先生が亡くなった時、初めてその存在を知りました。その時は、「医師」「井戸を掘った」くらいの知識だったので、機会があれば人となりを知りたいと思っていましたので、課題図書になったきっかけで読めてよかったです。難しい言葉もきちんと説明し、戦争中に人を生かすため働いた中村先生の姿がありありと描かれていました。地球温暖化にも話が及び、読んだ子どもたちが、自分に何ができるかを考えるきっかけにもなって、良い本だな、と思いました。

0
2023年09月18日

Posted by ブクログ

2023年読書感想文コンクール課題図書(高学年)

とても読みやすく、わかりやすい。中村哲さんの入門書として大人にもおすすめ。本文中に写真が多いので、文章から情景をイメージするのが苦手な子にも易しくなっている。文章量は少なくはないが、3〜4ページに一つ見出しが出てくるので、ここまで読む、という目標を立てながら読み進めることもできる。

0
2023年08月13日

Posted by ブクログ

高学年の課題図書。偉人とは中村先生のような人を指すのだなと思いました。アフガニスタンの人にもその意思が受け継がれていて素晴らしいです。

0
2023年07月13日

Posted by ブクログ

中村哲という人の生き方、言葉を、涙無しに読むことはできなかった。課題図書は毎年 こういったドキュメント記録の本があるが、今回はよくぞこの人をとりあげてくれたと思った。そこに困った人がいるから、それは日本人とかそうじゃないとか関係なかったんだなぁと思った。

0
2023年06月30日

Posted by ブクログ

2023年読書感想文課題図書·高学年
中村哲先生はお医者さんです。35年間、日本から遠く離れたアフガニスタンという国でたくさんの人の命を救ってきました。そして、医者をするだけでなく、自ら土木工事をして、井戸を掘り、用水路を作りました。なぜ、哲先生はアフガニスタンでお医者さんをすることにしたのでしょうか?なぜ、お医者さんなのに土木作業にかかわったのでしょうか?

「道で倒れている人がいたら手を差し伸べる。これは普通のことです」
「身近にあってできる事は、案外たくさんある
たとえば友だちがいじめられているのをかばってやる
家族が病気になったっときかわりにご飯を作る
 そういう、小さな一つ一つが、何でもないようなことが人間の真心
 それをじっと守ることが大事なんだ」

0
2023年06月21日

Posted by ブクログ

アフガニスタンで医師として、どんな時も命を守るために力を尽くした、中村哲先生の話。
医師といっても、日本のような医療行為ができるわけはない。病気を治すというより病気にかからないようにする、まず当たり前のように生きられるようになることが大事ということがわかった。

0
2023年04月17日

Posted by ブクログ

2019年12月仲間5人とアフガニスタンで何者かに殺された、中村哲医師の伝記。
題名に「大地をうるおし」とあるのは、中村医師がアフガニスタンで、医療より命のためには水が必要だと感じて、実際に井戸や用水路を作って大地を潤し多くの人の命を救った事を表している。
小学校3年生の時に友達のお父さんとの昆虫採集が虫好きな中村医師を作り、それがアフガニスタンの活動に繋がっていく。
虫好き→蝶類図鑑→図鑑著者の所属の九州大学→農学部は反対されそうだから九大の医学部→精神科医は昆虫採集に行けるかも→医療現場での迷い→パキスタンとアフガニスタンにまたがるヒンドゥークシュ山脈の登山隊に医師として同行、そこで見た事→パキスタンのペシャワール病院でハンセン病の担当→アフガニスタンの難民の人がパキスタンにやってきていた→アフガニスタンに診療所を作ろう→命には先ずは水が必要→用水路を作ろう
と繋がるのです。
子どもの頃に中村医師に影響を与えた友達のお父さん、母方のおばあちゃん、藤井牧師、大人になってから出会ったパキスタンで20年もハンセン病の治療をしてきたドイツ人のルース.ファウ女医、看護師の藤井さん、ハンセン病を患っても人助けをする患者などその言動がなんと魅力的なことか。
それに対して、アメリカの同時多発テロ後、アメリカを中心とする多国籍軍のアフガニスタンへの攻撃の手助けの自衛隊の派遣検討している2001年10月の国会で、中村医師が参考人として発言してをした時の国会議員の言動にな 何とガッガリすることか。
中村医師のわからない事は、とことん勉強してやってのける姿勢、郷に入っては郷に従えの考え、今からの私に諦めるなとエールをくれるようだ。
アフガニスタンとパキスタンの位置関係、ソ連のアフガニスタン侵攻、当時ソ連と対抗していたアメリカがアフガニスタン支援、同時多発テロ後のアメリカ中心でののアフガニスタン攻撃、その頃の世界情勢が分かり勉強になった。今年発行の本書はロシアのウクライナ侵攻にも触れている。自衛隊予算を増額しようとしている今、戦争と平和、自衛のあり方を改めて考えるきっかけになるであろう。また、地球温暖化についても、世界は一つで、温暖化の被害は弱いところに出てしまう事も肝に銘じ普段の生活から見直していきたい。

0
2022年12月22日

「児童書」ランキング