杉山響子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
佐藤愛子さんのエッセイ「娘と私の部屋」が「non-no」に連載されている頃、毎月、発売が楽しみだった。
エッセイを読むためにファッション誌を購読していたのである。
母と娘の、対等(に見えた)な丁々発止がとてつもなく面白く、その母娘関係がうらやましかった。
なんと言っても、「怒る佐藤愛子」にスカッとした。怒る女はカッコいいなと思った。
佐藤愛子さんは長生きで、いつまでも変わらずシャキッとしておられた印象。
認知症を患っていたことをこの本で初めて知った。
響子さんは、最初、母の認知症を隠そうとしたという。
私は、小説家が認知症になったと聞かないので、書く人は認知症にならないのだと思い込んでいた。 -
Posted by ブクログ
かつて、ひょんなことから佐藤愛子氏のお嬢さんである杉山響子さんの『物の怪と龍神さんが教えてくれた大事なこと』を読んだ。その関連で、響子さんがお母さんのことを書いた本ということで手に取る。とてもよかった。そして私ごときがエラソーに言うのもなんだが、その筆力に感心した。
年取った母親を持つ身として時に共感し、時に涙ぐみながら読み進めた。息子にとっての母親はどうかわからないが、いろんなことがあっても母親と娘。切なくて、そして悲しくて、あたたかくて。会ったこともないけれど、小さかった響子さんが目に見えるようだった。響子さんは幸せだったんですね。なんだか安心した。
p158
つまらん話をする人を憎むと -
Posted by ブクログ
かつて佐藤愛子のエッセイを続けて読んでいたことがある。
そのキョーコさんのエッセイ!
愛子先生の「今」は、そうなんだ…と、
時の流れを感じた。
本書は、そうした愛子先生の今に奮闘される
キョーコさんのエッセイかと読み進めると
かつて読んだ「娘と私」の
キョーコさん目線からのお話。
いやいや、キョーコさんもとても文章がうまくて、
読みながら、クスッと笑えたり。
そうか、そんな気持ちで先生と対峙されてたんだなぁ
と改めて思ったり。
そして、また、現在の愛子先生を見つめる
キョーコさんの目線で描かれた今。
娘の気持ち。
切なく、優しく、悲しく、あたたかく。
自分の母のことを思い、また、共感