ピーター・ディアマンディスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
空飛ぶ車や遺伝子工学、宇宙への人類の大移動やメタ認知まで、ありとあらゆる分野のイノベーションや未来を取り上げた入門書。今研究、開発が進められている技術の融合(convergence)が、いかに様々な指数関数的な影響を社会に及ぼしており、どんな未来の可能性があるのか、わかりやすく書かれている。
今後どういうビジネスが注目されるのかを考えるにあたって、どういった技術があって、どういった課題を解決するのか考える良いきっかけになる。
一方で、私は2026年に読み終えたが、実際に社会に実装されていることとは乖離があったりする。(空飛ぶ車は普及までは至っていないし。)あとは、著者があらゆる技術的な発見に全面的に肯定的なところが、少し危機感を感じた。特に今はAIによっていろんな変化が加速する中で、色々な副作用が起きてくるはず。進化の前向きな面もリスクもどちらも意識した方がいいよな、と思わされた一冊だった。 -
Posted by ブクログ
■評価
★★★☆☆
■感想
◯2020年の時点での10年後予想される未来を書いたもの。
◯物理化学のテクノロジーの進歩は、そこまで急激になるかは疑問だが、AI活用については現状加速している状況だと認識している。
◯福島原発のはなしで、ロボットが稼働困難な理由が間違っている。アクチュエーションが難しいのではなく、半導体が放射線で壊れて(ON/OFFスイッチがうまく機能しなくなり)センサやメモリがやられるから なはず。ホンダもボストン・ダイナミクスも関係ない。
◯本だけではなく、自分の肌で未来を予想して動いていくことも重要だと感じた。
◯テクノロジー視点からの変化の有りうる変化を見ている。本書では人文科学的な視点が大きく抜けていると感じた。つまり歴史的背景、責任の所在、文化である。リープフロッグが発生するならわかるが、これらの積重ねが、ある意味足かせになる状況の解説がされていなかった。 -
Posted by ブクログ
とんでもない技術革新がとんでもない速さで展開されていることがわかる衝撃の書。テクノロジーコンバージェンスが世界を変える具体的例が、小売、広告、エンタメ、交通、教育、医療、金融、不動産、環境、長寿、宇宙などの各分野で現状と近未来を考察。特に印象的だったのは、食料分野での革新。太陽も土地も使わない屋内農場での葉物野菜や動物に危害を加えない完全培養肉などは既に実用化の段階にある。
本書は、楽観的未来予想だけではなく、リスクとその解決策についても指摘している。
さらに、こうした明るい未来を実現するために、人類はかつてない規模での相互協力が求められる点も忘れてはならない。
現状変更を画策する共産主義国群は、未だに武力侵攻や脅しで世界秩序を破壊している。ロシアのウクライナ侵攻による穀物価格高騰という世界規模の経済的影響もさることながら、疑心暗鬼となった国は自国防衛のために軍事費増強という(本来)不要な支出を余儀なくされる。もしこの予算を技術革新に投資できれば、明るい未来がより早く実現するのは間違いありません。 -
Posted by ブクログ
いつか誰かからおすすめされたので、気になって読んでみた。
タイトルの「全てが加速する世界」というのは、かなりキャッチーなタイトルだ。
果たして内容はというと、悪くはなかった。
仮想通貨、ブロックチェーン、AR/VR/XR、宇宙事業…などなど。
主にテクノロジー領域での、今っぽいトピックが網羅されている。
ただ、ちょっと古い感じは否めない。
発行年度は2020年。もう3年前だ。
いま読むと、印象が変わる部分は無くはない。
例えば、アレクサのような音声デバイスについて。
本書ではかなり肯定的に描かれる。
けれど、音声入力系って言うほど大衆化していないよね?わざわざ声で操作するのって意外と面倒。
他にも、ビットコインだって一時期つけたピーク値をずっと下回ってる。
現実は結構泥臭い。
例えば、傘なんてもうずっと進化していないしね。
そういう意味では、この筆者?はテクノロジーの進化と普及に関して、とても楽観主義とも言える。
自分はそれを割り引いて読んだけど、まぁ筆者の温度に合わせてワクワクしながら読むのも良いかもね。
ただ、薄く広くという感じの本なので、特定の領域に関して知りたいなら、別の特化した本を読むのが良いかも。 -
Posted by ブクログ
難しかった。それが最初の感想です。このような未来予想図書物は、興味本位で今までもたくさん拝見してきたが、夢物語が過ぎて逆に読みやすかったものの、こちらの本は、より具体的でかつ実現可能な故に書いてあることが専門的過ぎて理解に限界があった。もちろんいい意味であるが。
将来への危機感みたいなところも含んでいるものの、どちらかというもポジティブな内容です。特に、「買い物の未来」と「医療の未来」については、感銘を受けた。自分の身近な内容ということも背景としてあるが、理解しやすいし、想像しやすかった。まあ確かにそうなるよね!という点では、ある程度の驚きは限定的となったが、そうなって欲しいという願望も形になる未来が未来でなくなってきていることに幸せすら感じた。
また、このような書物には労働力の問題は触れざるを得ない。システムやテクノロジーの進化は、人間力の必要性を疑問視する要因であるが、この書籍では、特に心配はいらないという。むしろ、人間力はさらに必要になると訴えている。それは今までの書籍とは異なるところだろう。日本は逆行しているが、今後世界的に人口が急激に増加する中で、その論点は様々な希望を含んでいることは間違いない。
この手の書籍は、ただ未来に希望を抱くだけではなく、しっかり自分なりの創造を膨らますきっかけにしなければならない。個人的に様々な挑戦を求めるので、ただ、面白い。に、さて、どうしよう。までも加味しながら読み進めていくことが大切である。それがこの書籍をさらに楽しく熟読する方法のひとつである。そんな当たり前なこと言うまででもないが―