モーリス・ドリュオンのレビュー一覧

  • みどりのゆび

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    児童文学に駄作無しと思っています。大人が子供に読んで欲しい本というのは真剣に選んでいるので必然的に名作が残っていくのでしょう。
    本作もレビューするのがおこがましい作品です。植物を異常繁殖させる能力を持った、恵まれた家に生まれたチト。彼の生家の家業が兵器商人だと知った時どうするのでしょうか?
    人と人が争う事、人が人を裁く事。局地的な平和と貧富の差。誰かの不幸で成り立っている世の中の仕組み。色々な要素が詰まっていて、読み取るものが沢山入っています。
    特に目新しい事が書いてあるわけでは実は無いのですが、大人になると真っすぐこういう事と向かい合っていく事も減り、「世の中はこういうものだ」という固定観念

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    2023年05月10日
  • みどりのゆび

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    本当に花を咲かせて戦争をやめさせることができたらなと今切に思います。
    矛盾にみちた世界でチトのような純粋な思いに触れて過ちを認めて行動をあらためられたこの話の大人達のようになれたらいいのに…

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    2022年12月09日
  • みどりのゆび

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    チトが親指の力で、花の力で、次々と活躍して子供心にワクワクしたのを覚えてます。
    最後のシーンでは、号泣。

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    2022年09月04日
  • みどりのゆび

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    久しぶりに読みたくなって.
    大人になってこそ読みたい本.
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    子供の頃は素直に受け止められるけれど.
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    理想や綺麗事だけでは生きていけない.
    でも忘れちゃいけない大事な事を思い出させてくれる話.
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    こんな時期こそお花や緑で癒されるのも大事よね.
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    この本を貸してくれたお友達もやっぱり「みどりのゆび」をもっていると思う.

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    2022年01月06日
  • みどりのゆび

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    読みやすい物語調で話が進んでいく。展開が変わるまで少し長いが、大人が当たり前に思っていることを子供の目線から見ると話が様変わりし、最後は心が温かくなる作品だった。

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    2021年08月09日
  • みどりのゆび

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    チトの子どもらしい率直な感性が、私たち大人の心に突き刺さります。結末はなんとも言えない気持ちになりました。チトの産み出すいろいろな草や花を想像するのが楽しく、植物を育てたくなります。

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    2020年04月04日
  • みどりのゆび

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    不思議な力を持つ少年が、
    “みどりのゆび”で世界中に花を咲かせ
    人々の心に希望をもたらす物語。

    園芸愛好家にとって“みどりのゆび”は垂涎の的です。

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    2025年12月01日
  • みどりのゆび

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    フランスの児童文学はとにかく詩的でシニカルで美しい。
    そして教訓に満ちている。
    私はどちらかというと、イギリスの児童文学が好き。
    子どもへの眼差しの地域差を研究したものを読んでみよう。

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    2025年04月21日
  • みどりのゆび

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    60年近く前に翻訳された、フランスの童話。著者のドリュオンは小説『大家族』で有名な文学賞であるゴンクール賞を受賞した作家です。

    小学校低学年の年齢に当たる少年チトは、町の大金持ちの両親やその大きな家で働く家政婦や庭師のおじいさん、両親の工場で働くかみなりおじさん、そして馬たちに囲まれて生活しています。学校へ通うことになると、まるでそのシステムに適応できず、すぐに退学することに。両親の指示によって庭師やかみなりおじさんに物事を学んでいくことになるのですが、そのうちに自分の家が武器工場だと知ることになります。

    中盤までは横へと筋が流れていくお話だったのが、中盤からはそれまで語られた世界や人びと

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    2022年12月28日
  • みどりのゆび

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    植物を育てるのが上手な人を「グリーンサム(緑の親指)」と呼ぶ。小説や漫画やドラマで、何度も聞いたセリフの意味が初めてわかった。この物語が起源だったんだね。

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    2021年08月23日