モーリス・ドリュオンのレビュー一覧
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吉祥寺にある「みどりのゆび」という、そのままの名前の本屋さんでイチオシの本とし書棚に置かれていた本。購入して一読し、店主の気持ちを思うと胸が熱くなった。確かに訳が古く、子ども諸君に語りかけるような口ぶりはところどころある。しかし、この本のメッセージ、シンプルな「反戦」の思いは、それを超えて読者に語り継がれるかけがえのない思いだ。優れた子どもの本は大人の本より長く読み継がれるというが、いかに人生の真髄を掴んでいるかの証拠だろう。そういう意味で、訳者が最後に例として挙げていたように『星の王子さま』と同じようにこの本も読み継がれていくに違いない。挿絵も素晴らしく、たくさんの花を早速色鉛筆で塗って遊び
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ミルポワルという町に、みんなからチトと呼ばれる小さな男の子がいました。金色の髪はカールして、目は大きく青く、頬はつやつやとばら色でした。おとうさんもおかあさんも美しい人で、家は大きくピカピカです。おとうさん氏は大きな工場を持っていました。その工場で作る鉄砲や大砲を世界中に売っていたのです。
チトは、料理担当のアメリー、召使いのカルロス、庭師のムスターシュおじさん、工場監督のかみなりおじさんたちから色々なことを教わります。なかでもムスターシュさんとは特別な秘密を共有しています。
チトは、隠されていた種に触れたら芽を出させる「みどりのゆび」を持っていたのです。
ミルポワルの町を見て回ったチトは -
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ネタバレ両親は美しく着飾り、武器を売ってピカピカの家に住む。戦争は嫌だけど、武器を売って儲けるから実際は否定しない。
子ども向けの作品だが、戦争が無くならない理由の一つがはっきり書かれている。しかも石油が欲しくて戦争を始めたなんて、1968年に原作が書かれた時から今の今まで何も変わらない。
武器に花が咲いて、本当に戦争が無くなればいいのに。
チトの正体は美しいけれど、私は母親なので、チトがいなくなってしまったことを思うと、とても切なくなる。子どもの時に読んだなら感想も変わるかもしれない。
Jacqueline Duhemeさんの描く挿絵が素敵。 -
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よみうり子ども新聞の『本屋さんのお勧め100冊』に紹介してあったので読んでみました。
以前から、いくつかの小説の中に『緑の指』という表現があったので、気になっていたのもあります。
フランスの童話だそうです。読み始めると、古き良き童話の世界が広がります。今の小学生はどう感じるのかな?今どきの絵本にはない、哲学の香りのする、夢想的なストーリーというか。国は違うし雰囲気も違うけれど、ムーミンも同じように哲学の香りを漂わせた小学生向けの童話でしたよね。
無駄な大人的視点から言うと、チトはおそらく自閉症で文字を文字として認識しづらいのでしょう。『この子は他の子とは違うから、うちの学校では見れません』と町 -
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ネタバレ友人が「読む?」と
おー、懐かしい
岩波少年文庫
この文庫は大切にしなければ!
『裕福に暮らすチト少年.お父さんが兵器を作る人だったことを知り,驚きます.じぶんが不思議な〈みどりのゆび〉をもっていることに気づいた少年は,町じゅうに花を咲かせます.チトってだれ?』
第二次世界大戦に出征したフランスの作者
レジスタンスをよびかけた
歴史小説家でもあり、政治家でもある
昔のお話しだけど
昔話ではないよね
かなしいことに……
チトのラストは静かで切なく温かい
平和って?
今も是非読んでほしいお話しです
大人にも!
≪ このゆびで せんそうのない せかいへと ≫ -
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ネタバレみとりのゆび、グリーンサム。
チトは一体何者なのか?
終わり方だけ謎だった。
それで終わってしまうなら、物語というよりは聖書に登場する天使だ。
本当に天使だったのか??
刑務所にも花を、貧乏街にも花を、病院にも花を、戦争を花で止める、鉄砲工場は花の工場に変わる。心に残る良い話だったが、綺麗事ではある。
実際は、刑務所に花が咲いても罪人の罪は変わらないし人によっては性根も変わらない。
貧乏街も花を商売にはするだろうが、家を建てられるほど稼げない。花を食べてしまうかも。
病院はまだ良いかもしれない。ただ衛生面の心配と、花の管理が大変そうだが。すぐ枯れそう。
しかし人として、理想としては、チト