湯浅芳子のレビュー一覧

  • 森は生きている

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    スラブ民話を元にした、サムイル・マルシャークの名作戯曲。
    民話に近い、お話のろうそくの12のつきのおくりものとはまた違い、わがままな女王が出るのが特徴。誰も制することができなかった女王が、12の月たちやままむすめに影響され改心していく様子が感動的。舞台が観たくなった。

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    2021年08月26日
  • 森は生きている

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    ネタバレ

    大晦日の夜、1月から12月までのそれぞれの月をつかさどる神様が一堂に集まる、というスラブの伝説をもとにした物語だそうで。
    ストーリーはシンプルなんだけど、とってもわくわくさせてくれます。

    4月にしか咲かないマツユキソウを真冬にほしがる女王。
    国中におふれを出し、マツユキソウをもってきたものにはかごいっぱいの金貨を与えるといいます。
    それに目がくらんだ老婆とその娘が、主人公の継娘(ままむすめ)を無理やり森へ追い立てる。
    ままむすめが凍えそうになっていたとき、ふしぎな12人の兄弟に出会い・・・。

    雪が降り積もった森の描写が、もう鼻の奥がツンとしてくるくらい寒そうで、そのぶん、「シューバ」(外套

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    2014年02月07日
  • 森は生きている

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    ネタバレ

    この物語の Review をエントリーとして書くのは初めてだけど、実は再読です。  それも初読が子供の頃だったというわけではなく、大人になってから初めて読んだ物語です。  実は KiKi はLothlórienと名付けたブログを開設する際に「岩波少年文庫全冊読破企画」なるものをぶち上げたんですけど、それより何年か前からこの企画自体は細々と遂行していました。  そしてその初期の段階に手にした中の1冊がこの本でした。  

    戯曲ということもあるんだろうけれど、とにかく情景描写がダイナミックで美しいんですよ。  いわゆるト書き部分の情景描写もさることながら、登場人物たち(時に森の動物たちも含む)が語

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    2013年09月23日
  • 森は生きている

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    このものがたりはミュージカルにもなっていて、その歌がすごくすきです。
    原作のほうは挿絵がすごく雰囲気があってすき。
    まつゆきそうを探して深い森の中へ入ってゆく少女、森の奥で不思議な体験をします。

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    2009年10月04日
  • 森は生きている

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    "大晦日に読む本"といったらこれ!
    何しろズバリ12月31日の出来事を描いた戯曲だから。…とは言え、再読したのが子どもの時以来なので、色々と再発見があり、面白く読めました。

    明日の「新年招待会」に4月に咲くマツユキソウが欲しいと言い出したわがままな女王。国中が大騒ぎになります。意地悪な継母の言いつけで森に入った娘は、12の月の妖精たちに出会い、マツユキソウと魔法の指輪を受け取ります。

    まず知らなかったのはタイトルの「森は生きている」が、翻訳家の湯浅芳子さんのオリジナルだったこと。ロシア語の原題は「十二月」というような意味。名訳ですよね。
    また、戯曲で役が決まっているから

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    2023年12月30日
  • 森は生きている

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     スラブの伝説をもとにマルシャークが1946年に書いた戯曲。1月から12月までの精が月ごとに季節を統べるという設定が素敵。まま母やその娘である義理の姉にいびられる美しい娘が主人公。彼女らが住む国には親に死なれた王女がいて、無理難題を周りにふっかけ、そのとばっちりを受けた主人公が、大晦日にマツユキソウを取りに行かされる。凍えて死ぬ寸前の娘は12の月の精に焚き火にあたらせてほしいと丁寧にお願いし、事情を話す。優しい4月の精のおかげで、カゴいっぱいにマツユキソウを摘んだ娘は家に帰りつく。しかし、強欲な王女はまたしても無理難題を言い出し、娘に季節外れの食べ物を要求する。
     感謝もお願いもできない王女は

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    2021年08月24日
  • 森は生きている

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    ソ連版こぶとり爺さんの話。

    たまたま大晦日に読み始めたら、大晦日元旦の物語で読むタイミングが合ってた。

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    2020年01月05日
  • 森は生きている

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    「12の月のおくりもの」という絵本を、
    読み聞かせボランティアの反省会で紹介したら…

    「森は生きている」と、同じ話ね~ミュージカルにもなっていますよね~

    と、言う方がいたので、読んでみました。
    「12の月のおくりもの」と、ちょっと違うかな?
    まま母と娘とまま子、12の月の精が出てくるのは一緒だけど…
    この話も、どこかで聞いたことはあるかな。

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    2012年12月20日
  • 森は生きている

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     初めて読んだのは、小学校低学年の頃です。なんとなく印象に残ったままだったので、再読しました。
     スラブ民話がベースとのこと。初めて読んだ時は、気にせず読んでいましたが、今回はスラブの文化を興味深く感じました。

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    2024年06月06日
  • 森は生きている

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    「四月、四月って!そんなこと、わたくしはもうききたくない」―女王さまのセリフより

    ――
    女王さまは怖いけど、ドキンちゃんのようにどこか憎めないところがあります。

    昔(たしか小学2年の頃…)、担任の女性の先生が教室で「森は生きている」をピアノで歌ってくれたのを思い出しました。
    いい先生だったな…。

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    2024年02月23日
  • 森は生きている

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    保育園の時に森は生きているの劇をやったことがあるけれど結末を忘れてしまったので久しぶりに読んだ。ころがれころがれ指輪よ〜♪♪の歌が未だに忘れられない。

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    2023年04月13日
  • 森は生きている

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    裕福で権威はあるが、心が貧しい女王
    貧乏でいじめられながらも、心豊かなまま娘

    心が豊かである。これが生きる上で本当に大切なことだと思った。

    読み始めたときは驚いた。他の小説とは形式が異なるのだ。誰が話しているのかが記載され、風景や人物の行動まで書いてある。まるで台本を読んでいるかのようだった。最初は読みにくかったが、慣れると読書をしているような、舞台を見ているような、不思議な気分だった。

    あらすじ
     まま娘は、まま母とその娘と暮らす。まま娘は、いじめられながらも、心優しく強く生きていた。
     ある日、強情な女王が、新年にマツユキソウ(春の花)を持ってくるよう命令する。周囲の役人が女王を諭し

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    2023年01月08日
  • 森は生きている

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    『ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~』から『雪の断章』、『雪の断章』から『森は生きている』に流れ着いた。戯曲作品ということで、場面の描写とセリフで物語は進行していく。

    マツユキソウをとってきた者には、かご一杯の金貨を出すー。
    幼く傲慢な女王の出したおふれに目が眩んだ老婆とむすめは、ままむすめに森へ行ってマツユキソウをとってくるよう命じる。
    真冬に咲いているはずのない春の花を、ままむすめは不思議な出来事から摘んで帰るが、マツユキソウを持って行った老婆とむすめは、女王に森のその場所へ案内しろと迫られる。
    ままむすめを騙し、老婆とむすめ、女王と側近たちは森へ行くが…。

    児童文学ら

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    2022年07月06日
  • 森は生きている

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    戯曲

    ままははとお姉さんにいじめられてる女の子

    真冬に花をつみに森へ

    そこで12の月の兄弟が焚き火をしている‥

    ってあれ?
    なんかこれ知ってるなぁ‥

    マルーシカと12の月?とかいう絵本と同じだ!

    じゃあこっちが元というか
    原作といいか
    そういうのか

    読まなくていいかなと思ったけど、
    わかりやすくて面白くて
    絵本よりは長いし
    読んじゃった。

    不幸な境遇に負けることなく
    明るさと思いやりを失わない
    勤勉な少女に幸福が!
    ソビエトのシンデレラ物語
    だそうです


    原題は「十二月」だそうで
    まぁシンプルすぎるけど
    「森は生きている」はどうなのかな〜

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    2011年10月03日
  • 森は生きている

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    本の中の何曲かを読みながら
    つい口ずさんでしまいます。

    タイトルを見ただけでも
    歌が頭の中で流れます。

    いつか ミュージカルを見てみたい。

    そして ピアノで弾けたら…。
    憧れです☆

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    2019年01月16日