和田光弘のレビュー一覧

  • 植民地から建国へ 19世紀初頭まで

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    トランプさんだ、人種問題だとやたらお騒がせなアメリカが気になって、トランプ本とかなぜ中間層は没落したかとか読んで、やっぱりこういう歴史かと思って読んだ本。いろいろよく分かりました。このシリーズ優秀。すごくためになりました。

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    2021年02月13日
  • 世界史のリテラシー アメリカは、いかに創られたか レキシントン・コンコードの戦い

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    アメリカ建国偉人の他国にはほとんど知られていないポールリヴィアとベッツィロス。二人の足跡を推理や論証を交えてたどりながら、アメリカの成り立ちを見つめていく。リヴィアは独立戦争のはじめ、レキシントン・コンコードの戦いで伝令役をつとめ「真夜中の疾駆」で国内に有名な人物。ベッツィは国旗を最初に製作したとされる女性。時代により彼らの評価は変わる。戦時中なら国威発揚のため祭り上げられ、反戦意識が蔓延する時には忘れ去られる。生きていく人間には心を維持するための伝説が必要なのだろう。
    忘れてはいけないのは、これはイギリスからきたピューリタンたちの末裔と本国イギリスの戦い。どんなに正義を謳っても原住民を虐殺し

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    2024年08月31日
  • 植民地から建国へ 19世紀初頭まで

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    メインに扱われるのは、フレンチインディアン戦争の講和条約である1763年のパリ条約と、独立革命の講和条約である1783年のパリ条約という二つのパリ条約の間の20年間。その20年を、1773年のボストン茶会事件で前半・後半に区切っている。それに加えて独立後の制度設計の5年間と、トータル25年間で独立革命を俯瞰している。
    ただし、その前段階として北米の古代文明やイギリスによる大西洋沿岸への植民活動、第二次独立戦争とも言われる米英戦争についても丁寧に扱われている。特に13植民地の形成に関してはそれぞれの入植の事情も大きく異なる上、大きく分けて北部と南部の経済基盤の違いが後の南北戦争に関係してくる重要

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    2024年06月02日
  • 植民地から建国へ 19世紀初頭まで

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    アメリカ合衆国憲法制定から230年。短いとみるか長いと見るか。
    予想通り1492年コロンブスの頃からが本題。それ以前の先住民などについてはさらっと書かれているのみ。紙面を割くほどの情報はないということか。

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    2023年09月08日
  • 植民地から建国へ 19世紀初頭まで

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    13の植民地から始まったアメリカ合衆国の建国物語だが、タバコと砂糖が重要だったことを知った.イギリスと戦争で独立を果たすが、当時のヨーロッパ諸国特にフランス、スペインとの葛藤もあったようだ.初代大統領ワシントンの元で活躍したハミルトンの話は面白かった.別の教材で彼のことを学んでいたので特に楽しめた.大西洋史の視座での著述は非常に新鮮で、米国史の見方を変えるものになると感じた.

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    2021年05月17日
  • 植民地から建国へ 19世紀初頭まで

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    1776年にイギリスから独立し、南北戦争という内乱を経て形成された、民主主義と資本主義の最も発達した先進国の一つ。
    その程度の認識しかなかったアメリカという国を、「図書」1月号の対談を読み、岡本隆司さん・貴堂嘉之さんの対談を読み、もっと根本からこの国を理解したいと思い、読み始めました。
    本書は、単なるアメリカという一国史を辿るのではなく、「大西洋世界(大西洋史)」と「現代(記憶史)」の2つの視点からアメリカ合衆国の成立から現在までの光と影をく描いています。

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    2021年02月07日
  • 植民地から建国へ 19世紀初頭まで

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    アメリカ史の概説書シリーズとして刊行。ポカホンタスとか、ヴァージニア・デアのようなあまり知られていないところにも触れられていて良かった。ハミルトンが決闘で命を落としていたり、ジェファソンがアメリカのスフィンクスとよばれる多面的な人物で黒人奴隷の少女を愛したことなどは面白かった。ワシントンは大統領就任を拒んだが、おしきられ、辛い気持ちで引き受けた。それくらいの覚悟をもった政治家が今後も出現してほしい。

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    2020年08月21日
  • 植民地から建国へ 19世紀初頭まで

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    また楽しみなシリーズが始まった。
    当たり前だけどアメリカ大陸の発見から、アメリカ独立宣言まで270年もある。メイフラワー号による入植も1620年だから、大陸発見からは100年以上経過している。けっこう知らないことばかりだ。そして当然だけど建国にいたるまでの道のりが現在のアメリカを形づくっているわけで、いろいろと楽しく読ませてもらった。アメリカで紙幣文化進んだ理由や、アメリカ大統領の任期はなぜ2期8年なのか? やっぱり歴史があるよね。

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    2019年05月25日
  • 植民地から建国へ 19世紀初頭まで

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    アメリカという国の成り立ちに興味があった。
    彼の国は、どうして世界一の国になったのだろう。
    宗教的迫害、貧困、冒険心、
    いろいろな理由であるが、
    イギリス本国から
    自由を求めてやって来た人たち。
    植民地支配から
    自由を戦って勝ち取る。
    そこから始まる国づくり。

    本書では、入植者目線で書かれているが
    奴隷として連れて来られた人たち
    先住民の人たちにとっての
    歴史的見方も知りたいです。

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    2023年03月17日
  • 植民地から建国へ 19世紀初頭まで

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    アメリカ史第1巻。最新の知見と共に、大西洋史や記憶史(当時の史実だけではなくその後の時代での扱いの盛衰)も取り入れて書かれているそうで、面白かった。

    特に所々ちりばめているエピソード的な出来事が興味深い。
    ・ボストン茶会事件は別にパーティがあった訳じゃ無い
    ・黒人奴隷制度のおぞましさ
    ・イギリスとは何度も戦って独立を勝ち取り、その後も戦っている
    ・マラトンの戦いの故事を彷彿とさせる出来事が今のボストンマラソンに繋がっている
    ・独立後政府の中心人物だったハミルトンが決闘で死んでいる
    ・今の米大統領が2期までなのは、初代ワシントンが2期で辞めちゃったから
    ・・・

    分かりやすく書かれているので、

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    2021年05月05日
  • 植民地から建国へ 19世紀初頭まで

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    コロンブスの新大陸到達から500年あまり、合衆国独立からでもまもなく250年経とうとしている。アメリカは決して歴史のない国でも新しい国でもないとのこと。たしかに同じ政体の枠組みが続いているという意味では、明治維新や敗戦をあいだにはさんでいる日本よりよほど長い。18世紀に憲法制定をめぐってたたかわされた議論が、今日の国のあり方にもけっこう直接的に影響している。たとえば上院の定数とか。他にも、北部と南部では植民地時代の初期から成り立ちが違うなど、高校の世界史でもアメリカ史についてそんなに詳しく勉強した覚えがないのであらためて知識の整理ができた。

    また本書の著者が力を入れているのは「記憶史」という

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    2021年02月21日
  • 植民地から建国へ 19世紀初頭まで

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     アメリカ合衆国史、シリーズ第一巻。
     シリーズ全体を通して、一国史の視点ではなく、全体的に合衆国史を捉えようとして書かれる通史。

     冒頭、独立宣言50周年の1826年7月4日、第二代大統領ジョン・アダムズと第三代大統領ジェファソンが、ともに亡くなったとのエピソードが紹介される。偶然とは言え、建国の日が神聖視される出来事であった。

     36ページ 13植民地の成立と展開。ニューイングランド植民地、中部植民地、南部植民地。(南北戦争につながる差異)

     54ページ 南北アメリカ大陸、ヨーロッパ大陸、アフリカ大陸という大西洋を囲む四大陸の相互連関を考究対象とする大西洋史のアプローチ。

     64ペ

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    2020年10月26日