内山崇のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
“宇宙飛行士選抜試験”って どんなの?
興味深々。何年か一回に二人ぐらい選ばれて
テレビなどで話題になるけど。
963→230→50→10→2(3)名
2008年第5期選抜状況(著者が挑んだ年)
不定期なので 自分の良いタイミング(年齢とか)で 募集されるかはわからない。(この年は10年ぶりだった)
選抜方法
セレクト・アウト
基準を満たさない不適格者を外す
(963名)書類選考、英語→(230名)一般教養、基礎的専門試験、心理、医学検査→(50名)
セレクト・イン
基準を満たす適格者をずばり選ぶ
小さい頃から 宇宙飛行士になることを願い いつ行われるか分からない試験を心待ちにして
準備してきた著者。その10ヶ月(!)に及ぶ選抜試験への挑戦と その後の12年の葛藤を描いたもの。
長期にわたる過酷な試験の連続。
仲間との絆。
ファイナル(10名)まで残ったのに。残念ながら。
悔やんでも悔やみきれない思いが この本になった。
“本気の失敗には 価値がある”
著者の最後の言葉。
こんなに本気で夢中になる事が あるなんて
羨ましい!
著者に星五つ!!! -
Posted by ブクログ
娘から「宇宙兄弟」ぜひ読んで欲しい、と勧められ読んだところ夢中になった。お話の中では宇宙飛行士の素晴らしい人間性に感動した。
それで手に取ったのがこの本、リアルでも宇宙飛行士となる人たちの人間性は素晴らしい。とても真似のできるものじゃない。
ほんのわずかでも考え方とか真似できたら素敵なのになと思った。
宇宙飛行士試験で最終まで進んで夢破れた筆者だけど、やはり常人ではなかった。
ファイナリストは宇宙飛行士と同じレベルの人間性を待っている。
しかし乗り物酔いがひどいのに宇宙飛行士に挑戦した内山さんはなかなかの向こう水ですよね笑
しばらく宇宙熱は冷めそうにないです。 -
Posted by ブクログ
宇宙飛行士の選抜試験でファイナルまで残った著者が、試験の内容やその時々の思い、仲間との関係性などを臨場感たっぷりに描いた一冊です。
試験ということは、周りはライバルになります。でも、様々な試験を通じて強固な絆が生まれてくる様子が描かれていて、そんな絆が羨ましいなと思いました。これも、同じ夢を追っている仲間だからこそなのかもしれません。
若かった頃にたくさんあった夢は、年齢を重ねて自分の限界が見えてくると、現実と折り合いをつける場面が増えてきます。そんな時、著者の「夢を諦めるんじゃない。夢の実現方法を変えるんだ」という言葉に、励まされました。
宇宙という自分の日常とはかけ離れた世界のことが垣間見えて、視野を広げてくれるような本でした。 -
Posted by ブクログ
この本をなぜ手にしたのかも実は良く覚えていないが長らく積読状態にあった山から一抜けしたのは、自身も小学校の卒業文集に将来なりたい職業として「アメリカ航空宇宙局局員」と書いた位の宇宙好きだった事が無縁ではあるまい。小6の時、掃除時間に将来のトレーニングと称して回転椅子に座った状態で友人に回転をかけてもらい、その後気持ち悪くなり保健室でしばらく休んだ事を思い出した。著者の内山さんが語る同期選抜メンバーとの結びつきは知性に裏打ちされたもののようで他人を蹴落としたり足を引っ張ったりする場面は微塵もなく、爽やかでキラキラしていた。千載一遇のチャンスで最終選考まで掴み取り、それでも選ばれなかった事に対して、悔しかった思いを本音を曝け出して述べられていることには胸をえぐられる思いがあった。人生の大きな分岐点は過酷だったと思いました。何歳になっても夢を諦めない事を痛感させられました。
-
Posted by ブクログ
2023年1月のはじめ。
たまたまつけたTVでやっていた宇宙飛行士選抜試験の番組。思わず見入ってしまった。息子の顔が浮かび、思わず録画した。
熱い。情熱。好奇心が最高潮に刺激された年始だった。
そこからこの本を見つけて、ようやく読み終わった。率直に、こんな宇宙に近い世界があるんだ、というワクワクと、宇宙飛行士という夢に懸けて努力して努力して結果を受け止めて昇華するまでのエピソードに、胸が熱くなった。
30代、読むべき。
『大人になったら限界が見えてくる、選択肢が狭まる。だからこそ、“本当に自分がやりたかったこと”に向き合う必要がある。それを具体的な目標に変えて…夢破れても、夢の実現方法を変える。』
宇宙兄弟を熟読し始めた小2の息子に内容をかいつまんで話す。息子の特性を鑑みると、知れば知るほど宇宙飛行士には向いてないんじゃないかと思ってしまう気持ちもある。でも、「月に行ってみたいんだよね」と話す彼の顔がすごく素敵だから。
今はその気持ちを大切にしてほしいなと思う。
未来はわからない、今のその気持ちの延長線上に未来がある。私も同じようにワクワクしながらいたい。宇宙は途方もなくわからなくて、楽しい。 -
Posted by ブクログ
宇宙や宇宙飛行士への情熱が本から伝わる!
油井飛行士や山崎飛行士のような、夢を叶えた人の本は読んだことがあるけど、”夢破れた”側の本にはどんなことが書いてあるのだろうと不思議な気持ちで読んだ。
宇宙飛行士選抜試験や受験者について、想像すらできなかったことが細かく楽しく書いてある。
著者の気持ちや失敗話も盛り込まれ、一緒に受験しているかのような気持ちになる。
みなさん優秀で能力が高くて、日本にもこんなに素晴らしい人たちがいるのかと圧倒されるとともに、誇らしくもある。
著者が合格しないと分かってから、油井さんがチーム全員で折った折鶴(これも試験の課題)を宇宙に持っていき、クーポラに飛ばした写真を見ると、あまりの美しさと仲間の太い絆にジーンとした。
宇宙に夢を抱く人、大人になってから夢を実現しようとする人、夢破れた人、空気が澄みだして星が綺麗だなーなんて思う全ての人に、情熱が届く一冊! -
Posted by ブクログ
名前に「消えない記憶」と記載のあるように、著者の宇宙飛行士試験に対する未練・心残り感や著者自身のプライドが節々から感じられる文調だな、というのが読み進めていく中で率直な感想だった(内容は面白くすらすら読み進められたが)。だが、最後まで読み、これが連載であることや著者自身も執筆を通じて自分の心と折り合いをつけていったのかな、ということが感じられ、すっきりとした読後感がある良い本だなと思った。
また、著者含め宇宙飛行士試験受験者は、自らの仕事をこなしながら非常に難しい試験に挑戦をしている人たちばかりであり、夢に向かうための取り組みというか、執着心を強く感じた。日々ダラダラしてしまう自分に対して喝を入れる意味でも読んでよかったと思える本だった。 -
Posted by ブクログ
以前、『ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験』(光文社新書)を読んで面白かったのと、まさに今、宇宙飛行士候補者を募集中ということで、読んでみました。
著者の内山さん、熱いですね。
宇宙にかける思いも、そして行動も。
頭が下がります。
そして同時に、内山さんと一緒に試験を受けて合格した3人の宇宙飛行士が、いかに優秀な人なのか、理解できた気がします。
また、若田光一さんをはじめとする、彼らの先輩となる宇宙飛行士の皆さんも、とんでもなく優秀な方々です。
同じ日本人として誇りに思いますし、このような人たちを、これからも日本から輩出できるようにするためにも、これまで以上にしっかりとした社会、しっかりとした教育制度を作っていかないといけないですね。 -
Posted by ブクログ
素晴らしかった!!
『本気の失敗には価値がある』
まさにリアル『宇宙兄弟』の世界でした。
宇宙飛行士選抜試験は日本で唯一、宇宙飛行士として生きる夢に挑戦できる場所。
ストレス負荷下での過酷な試験、人間ドックの三倍の精密な医学検査、JAXA閉鎖環境試験など、その内容は想像を絶するものばかり!
必要なのは、宇宙飛行士として生きる「覚悟」と、ミッションを共にする仲間と築く「信頼」。「人間力」が問われるという。
『宇宙という「共通言語」でつながっている様々なバックボーンを持った仲間が集まっている。―-将来の月面有人探査を思い描きながら、様々な分野のエキスパートと語り合える贅沢な時間を満喫した』
『根っこでつながる同じ夢を持った同志』
ファイナリスト10名の絆、油井さんとの折鶴のエピソードが素敵。読みながら緊張や興奮、悔しさが伝わってきて何度も胸が熱くなりました!
貴重な裏話もたくさん知ることができて嬉しかったです。
21年秋 第6期宇宙飛行士候補選抜があるとのこと。受験者の方に声援を送りたい!
著者は「こうのとり」 のフライトディレクターとして活躍、現在は新型宇宙船開発に携わっているそうです。
今後の日本の宇宙科学分野の発展を祈ります。 -
Posted by ブクログ
【印象に残った話】
・宇宙飛行士選抜試験の大きな流れは以下の通り
・書類選考→一次選抜→二次選抜→最終選抜
・各選抜試験の概要は以下の通り
・書類選考:集団から基準を満たさない不適格者をふるいにかけるセレクト・アウト方式
・一次選抜:一般教養試験や、数学や物理などの基礎的専門試験、心理検査、人間ドックのような一次医学検査(セレクト・アウト方式)
・二次選抜:素の人間性をほじくられたり、深層心理を分析されたりする心理試験、本気度や覚悟を試される専門面接、4日にわたる医学検査、身体能力、体力検査(セレクト・イン方式)
・最終選抜:筑波宇宙センターとNASAジョンソン宇宙センターで、以下のような18日間の長期滞在適性検査や面接を実施
・平衡機能検査(回転イス)
・閉鎖環境試験:隔離エリアに10名で1週間寝泊まりし、カメラによる監視下で、様々な課題が課せられる
・スペースシャトルシミュレータ操縦デモンストレーション
・NASA宇宙飛行士ボード面接
・船外活動(EVA)訓練シミュレータ
【考えたこと】
・好きなものを自由に食べられない、お風呂に入れないなど、行動の自由が制限される極限状態において、協調性を保ちつつ、自分の特技が発揮できるのかを試していることが分かった