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  • 宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶
    4.6
    日本一壮絶な宇宙への夢をかけた挑戦 ! 2008~9年に行われた第5期 JAXA宇宙飛行士選抜試験。 その試験でファイナリスト10人まで残った宇宙船技術者が、本気で宇宙飛行士を目指した挑戦のものがたり。 宇宙飛行士の採用基準は、忍耐力? 体力? 語学力…? 壮絶な選抜試験の舞台裏は、夢を追い地道に努力する若者たちが互いに刺激し合いながらも、己自身と戦う場だった ! そこで求められたものとは? 12年間語ることができなかった「選抜試験への挑戦」、「そこで出会った同志たちとの熱い絆」、 そして「挫折からの長きに渡る葛藤」を赤裸々に描くことで、夢を追うことの美しさと悪魔性の両面を描きだす。 宇宙への夢をかけた本気の挑戦を、筆者の肩越しに覗き見ているかのような臨場感で追体験できる。 大人気漫画『宇宙兄弟』に負けないリアルがここにある ! 第0章 指先まで触れた夢 第1章 突然の報、10年ぶりの募集 第2章 ザ・宇宙飛行士選抜試験(前編) 第3章 宇宙飛行士の資質とは? 第4章 ザ・宇宙飛行士選抜試験(後編) 第5章 残酷な分岐点 第6章 2020年,宇宙への絆は消えない 終章 紡いでいく夢

ユーザーレビュー

  • 宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶

    Posted by ブクログ

    娘から「宇宙兄弟」ぜひ読んで欲しい、と勧められ読んだところ夢中になった。お話の中では宇宙飛行士の素晴らしい人間性に感動した。
    それで手に取ったのがこの本、リアルでも宇宙飛行士となる人たちの人間性は素晴らしい。とても真似のできるものじゃない。
    ほんのわずかでも考え方とか真似できたら素敵なのになと思った。
    宇宙飛行士試験で最終まで進んで夢破れた筆者だけど、やはり常人ではなかった。
    ファイナリストは宇宙飛行士と同じレベルの人間性を待っている。
    しかし乗り物酔いがひどいのに宇宙飛行士に挑戦した内山さんはなかなかの向こう水ですよね笑
    しばらく宇宙熱は冷めそうにないです。

    0
    2025年11月07日
  • 宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶

    Posted by ブクログ

    宇宙飛行士を本気で目指す
    そういう人が日本に何人くらいいるんだろう。憧れの職業ではあるものの、実現できる人が極端に少なく、努力だけではなれないことが明らか。人生をその夢にかけられる人は少ない。2008年に、10年ぶりに行われた選抜試験。そこでファイナリスト10名に残って最終試験まで受けた筆者の体験談。夢への熱意が感じられてとても面白かった。

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    2025年09月02日
  • 宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶

    Posted by ブクログ

    宇宙飛行士の選抜試験でファイナルまで残った著者が、試験の内容やその時々の思い、仲間との関係性などを臨場感たっぷりに描いた一冊です。

    試験ということは、周りはライバルになります。でも、様々な試験を通じて強固な絆が生まれてくる様子が描かれていて、そんな絆が羨ましいなと思いました。これも、同じ夢を追っている仲間だからこそなのかもしれません。

    若かった頃にたくさんあった夢は、年齢を重ねて自分の限界が見えてくると、現実と折り合いをつける場面が増えてきます。そんな時、著者の「夢を諦めるんじゃない。夢の実現方法を変えるんだ」という言葉に、励まされました。

    宇宙という自分の日常とはかけ離れた世界のことが

    0
    2025年07月23日
  • 宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶

    Posted by ブクログ

    宇宙飛行士になるための試験。著者はそのファイナリストだ。タイトルでファイナリストという位だから試験の結果は読まずとも明らかなのだが、描写が上手くて、著者と一緒にハラハラする。試験の内容そのものを知ることも楽しいし、学生のような、受験生同士の面白エピソードが飽きさせない。知らない世界を楽しく学ぶ、スゴ本だ。

    人間関係もリアル。普通、合格者の椅子が限られていて、終始試されているような試験現場だと、関係がギスギスしそうだ。あるいは、そのギスギスを見せたらやはり「閉ざされた宇宙空間」では減点だと思い、何とか表面的には取り繕い、だけど内心は我慢で胃がキリキリしそうだ。まして、試験には、相手をどう感じて

    0
    2025年07月06日
  • 宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶

    Posted by ブクログ

    この本をなぜ手にしたのかも実は良く覚えていないが長らく積読状態にあった山から一抜けしたのは、自身も小学校の卒業文集に将来なりたい職業として「アメリカ航空宇宙局局員」と書いた位の宇宙好きだった事が無縁ではあるまい。小6の時、掃除時間に将来のトレーニングと称して回転椅子に座った状態で友人に回転をかけてもらい、その後気持ち悪くなり保健室でしばらく休んだ事を思い出した。著者の内山さんが語る同期選抜メンバーとの結びつきは知性に裏打ちされたもののようで他人を蹴落としたり足を引っ張ったりする場面は微塵もなく、爽やかでキラキラしていた。千載一遇のチャンスで最終選考まで掴み取り、それでも選ばれなかった事に対して

    0
    2025年06月29日

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