小野卓也のレビュー一覧
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「「ボードゲームを思想にする」ために」(p3)作られたという本書。その言葉に違わず、「ボードゲームを思想にする」ための数々の試みが、書籍全体にちりばめられており、その切り口そのものが興味深い。
文化人類学者・小川さやかさんの『 ハイソサエティ』論や、歴史学者・辻田真佐憲 さんの『主計将校 』のプレイ...続きを読むPosted by ブクログ -
「目的」は遊びの大敵
という小見出しが出てくるが、この部分こそ本書の中核をなす本質だと感じた。
ボードゲームを知らない人向けの紹介レポートとして、6人の有識者による実際にボードゲームを遊んでみたレポートも収録されているものの、
その部分は付録的なものであり、挙げられているゲームも世の中に無数にあるう...続きを読むPosted by ブクログ -
<目次>
第1章 なぜボードゲームに注目するか~「ブーム」の理由と現在地
第2章 ボードゲームをどう楽しむのか~有識者6名とのプレイング
第3章 どんな未来をボードゲームは開くか~「遊戯<ゆげ>するケア」の可能性
第4章 ボードゲームはなにを私に考えさえたか~リワークデイケアでの体験から
第...続きを読むPosted by ブクログ -
ボードゲーマーならとにかく楽しい550ページ。
カタンの初期開拓地配置のアレに「スネークドラフト」というスマートな語があるとか、地味に訳注でエンジンやエコノミーが定義されててなるほどと思った。Posted by ブクログ -
『ボードゲームで社会が変わる」
評論家の與那覇潤さんは存じ上げなかったが、小野さんはブログも読んでるし声も顔もよく知っている。対談部分は與那覇さんを自分を重ねて、大先輩の小野さんに教えてもらっている感覚で読んだ。
ボードゲームをゲストと遊ぶ章では近現代史研究科の辻田真佐憲さんや国際政治学者の三牧聖...続きを読むPosted by ブクログ -
この本「ボードゲームで社会が変わる」は、ボードゲームが社会に与える影響についての深い洞察を提供します。デジタルゲームとの違い、ドイツとアメリカのボードゲームスタイルの対比、そして著者がうつ病の回復過程でボードゲームが果たした役割など、多岐にわたる興味深いポイントが紹介されています。さらに、6人の寄稿...続きを読むPosted by ブクログ