大野一のレビュー一覧

  • テクノロジーの世界経済史 ビル・ゲイツのパラドックス

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    AIに代表されるテクノロジーは生産性の向上により人間を不要な労働から救う救世主なのか、それとも低付加価値の労働者の仕事を奪うことで失業率を押し上げる悪魔なのか。論争が尽きぬこの議論に対して、主に産業革命以降のテクノロジーの歴史を紐解くアプローチを取ったのが本書である。

    本書では、産業革命以降、労働生産性を向上させたテクノロジーを2つに分解する。1つは”労働補完型”であり、こちらは労働者を存在とするがその労働をより簡易にできるようにし、労働者自身の安全性向上というメリットももたらす。もう1つは”労働置換型”であり、こちらは労働自体をテクノロジーが自動化することで不要としてしまうタイプであり、産

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    2020年12月13日
  • 代議士の誕生

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    著者は本書の主人公ともいえる新人立候補者の佐藤文生氏の家に一年近い期間居候し、佐藤氏がどのような戦略で票を集めていたのかを詳細に記録している。本書は、フィールドワークの傑作と言われているが、その詳細な記述には驚くばかりである。今であればこれだけ自分の陣営の手の内を見せるようなことはできないだろう。

    本書は、半世紀も前に上梓された本であり、情報としては古いものである。選挙区は中選挙区から小選挙区比例代表並立制になり、農業従事者や自営業者の減少など当時とは状況が大きく異なってきている。しかしながら、代議士がどのような考えで選挙に臨んでいたのかを知る一級の史料であることには今後も変わりないだろう。

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    2015年05月01日
  • 代議士の誕生

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    かつて出されたカーティス氏の著作の復刊。2009年の政権交代直後に出された。まえがきの「政権交代は何故起きたのか」は自民党が敗北した理由を選挙制度から議論をスタートさせ、かなり鋭い分析を加えている。

    この本は著者の博士論文が元になっており、当時の選挙活動の実態が事細かに記されている。現在は中選挙区制から小選挙区制へ移行したために、このような選挙活動は一部行われなくなったとは思うが、一部の記述はおそらく現代でも当てはまるだろう。

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    2012年11月28日