石川栄作のレビュー一覧

  • ジークフリート伝説

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    勉強中なのであまり専門的な評価はできないが、ニーベルンゲン伝説について、その変遷を学ぶ上ではかなり役立つ本なのではないかと思った。5世紀頃に伝説が成立してから、ワーグナーの四部作が作られるまでの流れが、実例・差異や変化の指摘とともに説明されており、あらかたの史料とその要点はピックアップできるのではないだろうか。

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    2018年08月09日
  • ジークフリート伝説

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    ワグナー楽劇が中心なのかと思いきやさにあらず。売る為につけた副題と思われる。前作『「ニーベルンゲン」の歌を読む』と合わせて読めば視野も広がる。重複もあるが戯曲についてはこちらが詳しい。

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    2009年10月04日
  • 人間ベートーヴェン

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    趣味活動で交響曲第5番「運命」を演奏することになったので、せっかくだしお勉強しようと手に取った一冊。

    音楽室で睨まれたり、コーヒー豆を毎朝50粒数えていたという逸話を聞き齧ったりして、ベートーヴェン先生に対しては気難しくて近寄り難いイメージしかなかったけれど、一読してだいぶ印象が変わった。

    ティーン時代の友人と長年文通していたり、かつての想い他人と家族ぐるみ(といってもベートーヴェン先生自身は生涯独身)の付き合いをしたり、某文豪と熱く語り合ったり、ずいぶん人と影響し合った人生だったらしい。

    一方で、身分違いの恋が破談してもめげずに貴族の令嬢にアタックしてしまうところなどは、あー、先生っ…

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    2023年06月19日
  • 人間ベートーヴェン

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    いかなる「苦悩」も「歓喜」へのエネルギーに代えて、個人的なレベルを超えて、普遍的な宇宙的なレベルにまで自らを高めていったところに、「不屈の精神」を持ち合わせた「人間ベートーヴェン」の真髄がある、と著者は綴られています。
     読み終えて勇気が湧いてくる一冊。

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    2021年12月31日
  • ジークフリート伝説

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    副題にもあるとおり、ワーグナーが中心ですが、ジークフリート伝承についての流れと、それぞれの概要、解説、比較と非情に充実しています。
    現代のジークフリートの作品についても紹介されていて嬉しいです。

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    2010年11月07日
  • ジークフリート伝説

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    ジークフリート伝説・・・・・と一口に言っても登場人物だけは同じでも、少しずつお話が違ったり、人の名前もちょっとだけ違ったり、有名なジークフリートの暗殺の場面がベッドの上だったり森の中だったりと色々ヴァリエーション(?)があるんですよね~。  KiKi が最初に出会った「ジークフリートの物語」は恐らく岩波少年文庫の「ニーベルンゲンの宝」だったんじゃないかと思うんだけど、「ニーベルンゲンの歌」はともかくとしてその後色々な本を読んでいく中で「ジークフリートの物語」が出てくるたびに「あれ?  これは KiKi の知っているジークフリートの物語と少し違う・・・・・??」と感じることも多かったし、ましてや

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    2010年01月08日
  • トリスタン伝説とワーグナー

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    ネタバレ

    ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』を見る前の予習として手に取ったので、その元になった伝説にどのような系統があり、どういうエピソードが存在するのか知れたのは良かった。が、まあ単純にまとめられているだけ、という感じでそれ以上でも以下でもない。

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    2023年05月18日
  • ジークフリート伝説

    購入済み

    時代ごとのジークフリート伝説のそれぞれについてあらすじが記述されているので、前提知識なしで読めるのは良いのだが、逆にあらすじばかりで歴史的考察や思想的意味などの分析が物足りない感がある。

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    2021年01月30日