石川栄作のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
趣味活動で交響曲第5番「運命」を演奏することになったので、せっかくだしお勉強しようと手に取った一冊。
音楽室で睨まれたり、コーヒー豆を毎朝50粒数えていたという逸話を聞き齧ったりして、ベートーヴェン先生に対しては気難しくて近寄り難いイメージしかなかったけれど、一読してだいぶ印象が変わった。
ティーン時代の友人と長年文通していたり、かつての想い他人と家族ぐるみ(といってもベートーヴェン先生自身は生涯独身)の付き合いをしたり、某文豪と熱く語り合ったり、ずいぶん人と影響し合った人生だったらしい。
一方で、身分違いの恋が破談してもめげずに貴族の令嬢にアタックしてしまうところなどは、あー、先生っ… -
Posted by ブクログ
ジークフリート伝説・・・・・と一口に言っても登場人物だけは同じでも、少しずつお話が違ったり、人の名前もちょっとだけ違ったり、有名なジークフリートの暗殺の場面がベッドの上だったり森の中だったりと色々ヴァリエーション(?)があるんですよね~。 KiKi が最初に出会った「ジークフリートの物語」は恐らく岩波少年文庫の「ニーベルンゲンの宝」だったんじゃないかと思うんだけど、「ニーベルンゲンの歌」はともかくとしてその後色々な本を読んでいく中で「ジークフリートの物語」が出てくるたびに「あれ? これは KiKi の知っているジークフリートの物語と少し違う・・・・・??」と感じることも多かったし、ましてや
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購入済み
時代ごとのジークフリート伝説のそれぞれについてあらすじが記述されているので、前提知識なしで読めるのは良いのだが、逆にあらすじばかりで歴史的考察や思想的意味などの分析が物足りない感がある。