松本敏治のレビュー一覧

  • 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

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    自閉症の子は津軽弁を喋らない。
    と言う奥さまの意見に、研究者としての立場からそれは違うと言って揉めたので、きちんと研究して結果を突きつけようとしたら、自閉症の子は津軽弁を喋らなかった話。

    と言うか、身の回りの人が日常的に使っている方言を我が身のものにするのが難しいという結論に至って、奥さまが美味しくお酒を飲む結果になった。

    自閉スペクトラム症が他人をどう認識して、言葉をどう内面化していくか、そもそも会話とは何か、コミュニケーションとは何かを明らか?にしていくとてもいい本だと思ったのだが、もうちょっと、そもそも、自閉スペクトラム症って何なのと言うのを前に持ってきてもらった方がわかりやすかった

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    2025年12月16日
  • 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

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    自閉症は方言を話さない。この現象に「なぜ」をぶつけて検証した記録。ASDは他者の意図理解が困難であることがポイント。意図理解の弱さと自然言語習得の困難さの関連。家族が話す方言は生活の中の行動で意図の読み取りや理解が必要で,それを模倣したり取り入れたりすることが難しい。一方で,テレビ等の言葉は生きている世界からの脱文脈(独立した文脈)で話されており,それを真似したり学習(再現)することはできる。共同注意や心の理論が関わる。この本の続きもあるようだ。読んでみよう。

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    2025年10月26日
  • 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

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    自閉症の子供は津軽弁を話さないという夫婦の何気ない話題を、しっかりと地に足のついた調査に発展させていて興味深い。

    まず調査したこととしては、本当に津軽弁話さないのか?ということ。臨床心理士の妻の言葉を否定するため?の調査であったが、調べてみると津軽弁どころか、方言そのものを話さない傾向が見えてくる。
    ではなぜ方言を話さないのか?
    なぜ共通語で話すのか?
    そうした小さな疑問に仮説を作りながら、筆者なりの解答を得ていく、そのプロセスが丁寧に語られる。

    すこし回りくどく感じる人もいるかも知れないが、地に足のついた答えに辿り着くためには、このくらい地道に答えを積み上げていくことが大切なのだと思う。

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    2024年08月10日
  • 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

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    ASDの子供が津軽弁を話さない、という噂から調査研究した内容が纏められている著書
    当初はASDの発話特徴として平坦さがあるために津軽弁と認識されにくいのではないか?との仮説で調べるが、方言の単語も使われない傾向が確認される
    そこから言語習得の過程から特徴があるのではないかと、研究の進んでいく様は興味深く読めた

    研究結果としては津軽弁に限らずASDは方言を話さない傾向がある
    その要因としてはASDの特徴である意図理解の弱さが挙げられている
    会話などの自然言語は意味だけで成り立ってはおらず、関係性を含む使用状況から汲み取れる意図が重要となる
    方言の使用は地域コミュニティの関係性を意味するところも

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    2024年06月23日
  • 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

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    途中から少し方向性に迷いを感じたが、さまざまな調査の方法は勉強になった。方言を話すというコミュニケーションが困難なのだと思う。言語習得は自然言語と学習言語のふた通りある。

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    2024年01月21日
  • 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

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    テーマは明快なのに、難しくて読み終えるのに一か月以上かかってしまった。
    ASDの人の特質を、うちの息子と対比させながら考えてみたが、やっぱりよくわからない。

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    2021年06月19日
  • 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

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    題名を見て「たしかにそうかもしれない」と思って、どうしてそうなんだろうと思って読みました。
    読み終わった今、分かったような分からないような。

    学習言語には方言が少ない。日常会話から言語を学ぶのは難しいというのは、例えば私自身の英語学習とかが、同じ感じなのかな。
    多分私の話す英語にはスラングや慣用句的な言い回しはほとんどないし、地方独特のイントネーションや発音はないと思う(ジャパニーズイングリッシュではあるでしょうけど)。
    そして、リスニングも、教材として作られているものは聞き取れるけど、日常会話はなかなか難しく感じる。
    それと同じような困難があるのかなあというのが私の印象でした。

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    2021年02月25日
  • 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

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    途中までワクワクしながら読んだのだが、最終的には隔靴掻痒の感強し。 
    非常に面白かったのは、とりわけ前半の緻密な調査の部分。
    自閉スペクトラム症(ASD)の人達が幼い頃から方言を使わない、という気づきからその現象が全国的に見られるのか、どのような原因が背景にあると考えられるのかを炙り出すため、質問内容やその対象の選び方などがさまざまな角度から考えられており、周到な調査の手法には興味をひかれた。また、ASDの人たちの思考様式を考えることで、自分達の認識方法がより整理される点は面白かった。
    しかし、結局ASDの人たちの実態がよく描かれておらず、しりすぼみな感じが否めなかった。この分析はASDの専門

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    2021年02月24日
  • 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

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     「自閉症の子どもって津軽弁しゃべんねっきゃ」と、妻がなにげなく一言。筆者は弘前大学の教授で、奥さんは臨床心理士。そして、10年にわたる自閉症と方言の研究が始まった。
     学者の調査研究の方法がよくわかる。そして「学者魂」というべきもの垣間見られる。ことばと心の関係が平易に書かれており、非常に読みやすかった。

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    2021年01月28日
  • 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く

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    面白いです。学問的分析と、経験的憶測が織り交ぜてあって、読みやすさと深い考察が共存している。(それによる読みにくさもあるが)。こんだけキャッチ―なタイトルが、謎解きされるまでの流れが丁寧に書かれてて、ガツンとした読み応え。

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    2021年01月13日