村上雅人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「科学道100冊2021」の1冊。
<イラスト授業シリーズ>既刊7巻のうちの1冊。
「見開きでまとまった簡潔な構成と適度にデフォルメされたイラストで、複雑なしくみやはたらきをわかりやすく学べるビジュアル図鑑シリーズ」とのこと。なるほどその通りで、各トピックは見開き2ページなのだが、その2ページがぎっしり。イラストで原理を説明し、豆知識・関連情報もあり、といった形。
本書では
・動力とエネルギーの技術
・移動と輸送の技術
・材料と建設の技術
・家庭の技術
・音と光の技術
・コンピューターの技術
・通信と伝達の技術
・農業・牧畜と食品の技術
・医療の技術
に分け、それぞれ、十数項目程度までを -
Posted by ブクログ
斎藤先生ではないスーパーサイエンスシリーズ!
気のせいか、紙質がこちらの方が厚い。
時速500キロ、狭い日本、そんなに急いでどこ行くの?と言いたくなるが、1962年から始まったリニアモーターカーの開発の歴史自体が日本技術者の知恵が結集したものだということがわかります。
リニアは車体が浮上するため線路との摩擦はゼロだが、速度がでるため空気抵抗が半端ない、超電導を維持するために冷却機能が必要(高温超電導体が発見されているがまだ実用化の段階ではない)、高速度から止めるブレーキ技術、パンタグラフが無いため電源の供給をどうするか、勾配やカーブでの安全性、運航の安全策、強力磁場からの人体の影響をなくす工夫