すごく心に残った。読んでよかった。
筆者は、夫、子供2人の4人家族。普通の生活を送っていたのに、突然、夫が亡くなってしまった。
今までの普通が、もう戻らない。当たり前は奇跡なのだと痛感した。
私も、過去、ああすればよかったと振り返り、悔やむことが多い。悔やんでも仕方ないとわかっていても、考えてしまう
...続きを読む。この本は、そんな気持ちに寄り添ってくれた。
過去を振り返ってしまうけれど、それでも今を大事にして生きなければと感じた。
以下、印象的だったこと。
・行き場のない想いを壁にぶつける
・3人でいるのがいや
・神なんていない
・ずっと泣いている
・考えたって仕方ないのに
・死を許した。そうすると、どうせ死ぬなら、死ぬ前にやりたいことがでてきた
・笑っていたらラッキーとかチャンスとか絶対にまわってくるから、笑っていること
・前を向くためにやること。無駄にしないこと。他人は他人と割り切る。
・大丈夫だよ!言霊
・半年たつまで毎日泣いた。
・あとは繰り返すだけ。50年ほど
・まーくんが亡くなった日。自分のご褒美日にする。素泊まり七万の高級ホテルへ。1日15万
・命日に8分22秒の動画!
・心理のプロでも、死別者の気持ちは経験しないとわからない
・行政の力、助けもある
・みんな力になっている
・大切な人が亡くなると、想像を絶する地獄。心がごっそり持っていかれる
・もしも願いが叶うなら。何度考えたことか
・辛い精神状態。ベビーシッターなど。すべて1人でやらないといけない、から1人でやらなくていいになった。心が軽くなった。助けてもらえると知ったら、自分でできる不思議
・夫婦といえど別の道
・あと○時間で死ぬんだと思って生きてみる
・墓参りの奇跡。雨が止み、大きな虹がでた。ずっと見てると言われた気がした
・失ったもう決して手に入らないものを考えて、涙が出る。誰だってそう。私だけじゃない。
・笑って生きていくと決めた。なによりまーくんと出会えた私のために
・当たり前の日々が当たり前に過ごせること。それが何よりの奇跡。それが何より大事
・見送るために夫婦になったんだよ。誰とともに生きても、必ずどちらかが先に死にます。あとは全部引き受けるから。お疲れ様でした。
・誰のために生きるのか。まーくんのために生きようと決めました。私が幸せになることがまーくんが残してくれた意味になる。無駄にしない。しょぼくれた人生にしない。
・物事にはいろいろな要因があって、一概にああすればよかったで終わらない。できなかったんだし、したくなかったんだし、仕方ないんです。それでもしてしまう後悔があるのであれば、その後悔は次にしないための反省にすればいい。毒ではなく、薬にしよう。次への、誰かのための。
・人生は一瞬で表情を変えます。幸せなんて、終わる時はあっという間もない。一本の電話、一瞬の出来事、医師の一言。それまではいつもと変わらない日々を過ごしていたはずなのに、ある瞬間を境に人生がひっくり返ります。どんなにあがいても、悔やんでも、嘆いても、それより前には戻ることができません。終わり方は選べない。だからこそ、それまでが大事なのでしょう。テレビゲームのRPGと同じ。楽しかったのは過程。目指してきた終わりがあっけなかったとしても、過程を楽しんでいれば、いつ死んでも「楽しかった!」で終わるはず。
・生きるとはどういうことなのか。生きる意味とは何なのか。生きると言う事は、誰かに影響与えて、与えられた人の中に行き着くことだと思う。人とつながり、何を残せるか。それが生きたと言うことなんだと。自分が死ぬ時、残されたものが1つでも多くなるように、つないだものが1つでも多くなるように、それがさらに遺される者の心の糧になるでしょう。
・人生に次なんてない。今の自分が全てなのだと今を生きるようになりました。
・大丈夫だよ。あなたならやれる。守るべきものがある。守ってくれる人がいる。あなたは強い。絶対大丈夫だから。