せせらぎのレビュー一覧
-
購入済み
泣いた泣いた…
終始泣きながら読みました。
ストレートで偽りのない表現が余計に胸に響く…。
私の母も、ある日突然旦那を亡くした人でした。
当時3歳だった私はお子さんの目線にもなれるし、母親になった今はせせらぎさんの目線にも…。
せせらぎさんの痛みが乗り移ったかのように
胸がしめつけられました。
遠回りでも苦しくても少しずつでもいい…
与えられた人生を大切に生きていかなきゃ!
そう感じた一冊でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレわたしが描く未来予想図は、なぜかおじいちゃんおばあちゃんになってからで。
でも最愛の人と、必ずしも一緒におじいちゃんおばあちゃんになれるわけじゃないと、当たり前のことに気づかされました。
遠い何十年後の未来に目を向けるのではなく、電話したら声が聞けて、姿が見れて、抱きしめてぬくもりを感じられて。
そんな今に目を向けなきゃなとヒシヒシと感じました。
すぐ怒ってしまうので、その間に会えなくなるかもしれない。
いつ、一瞬の間に連れて行かれてしまうかもしれない。
そう思うと、大切な人を今から大切にしたいと思いました。
読んでいて、想像するだけですごく苦しくて痛いのに
よくぞここまで頑張ったと本当に尊敬 -
Posted by ブクログ
すごく心に残った。読んでよかった。
筆者は、夫、子供2人の4人家族。普通の生活を送っていたのに、突然、夫が亡くなってしまった。
今までの普通が、もう戻らない。当たり前は奇跡なのだと痛感した。
私も、過去、ああすればよかったと振り返り、悔やむことが多い。悔やんでも仕方ないとわかっていても、考えてしまう。この本は、そんな気持ちに寄り添ってくれた。
過去を振り返ってしまうけれど、それでも今を大事にして生きなければと感じた。
以下、印象的だったこと。
・行き場のない想いを壁にぶつける
・3人でいるのがいや
・神なんていない
・ずっと泣いている
・考えたって仕方ないのに
・死を許した。そうすると、ど -
購入済み
考えさせられた
あちこちのレビューで正反対の感想を見かけたが、私自身はいろいろ考えさせられる作品だった。
突然の夫の死。それも最後が看取れなかったのはかなりのショックだろうと思う。
もし自分が同じ立場に立ったら、殆どの人はこの作者と同じような行動をとるだろうと思われる。
どんなに理性や論理的であっても感情がある人ならそうだろう。
後はそれがどこまで続くか、の差ではないか。
この作者は年が離れた、精神的にもかなり夫に依存した生活を送っていたのだろうと思う。
だからこそいつまでも悲しみを引き摺り、心の整理がつかなかったのだろう。
自分も同じ状況になったらどうなるか、それはなってみないと分から -
ネタバレ 購入済み
子どもたちはどうなんだろう
最愛の家族と早くに死に別れてしまうことは、本当に辛くて苦しかったことだろうと思います。
読みながら、何度も泣いてしまいました。
しかし、ひとつ気になったことがあります。お子さん達のことです。
基本的にこのエッセイの中では、作者さんの辛い心境が綴られており、お子さん達がどのように感じていたか、などの視点は欠けていて、お子さん達も義母や友人などと同じ第三者とあまり変わらない描かれ方がしているように思います。
このようにつらい状況の中で、親として子ども達に接するのはとても酷なことかと思います。
それにしても、子ども達が父親の死や、母親が病んでいることに傷ついていることへの配慮や、子ども