唐澤俊輔のレビュー一覧
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カルチャーモデル 最高の組織文化の作り方
【感想等】
▶ビジネスとカルチャーは両輪
会社にとって何を優先すべきか、どんな戦略を立てるか、
考える際の指針となる。ビジネススピードの向上。
事業を行うのは「人」である。
▶自然醸成のカルチャーと意図的なカルチャー
前者:経営者や社員の企業活動によって受け継がれてきたもの。
なんとなく、暗黙の雰囲気的な?
後者:明確な意志や意図をもって作り出したもの。
目指したい方向性、あるべき姿。
企業の目指す方向性に沿ってビジョンやミッションを設定し、
それを実現するための組織戦略としての「バリュー」を定義し、
バリューと整合の取 -
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COVID-19が起きて会社のあり方は変わって行っていると感じる。特に、人はモノではないので当たり前だけど心がある。これからの時代、今までもそうだけど、社員の心をひとつにすることがとても大事だと考える。社員の心をひとつにするには(ひとつなんてならないのはわかっているけれど)、会社が何のために存在しているのか?を明確に打ち出す必要がある。限られた時間を過ごす仕事なのでせっかくだから楽しく働きたいし、熱中できたり共感することに取り組みたいと考える。そんな風に考えているのでこの本にはとても共感した。単純にビジョンやミッション、カルチャーが大事だと言っているだけでなく、それらを組織にインプリする具体的
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Posted by ブクログ
会社の組織文化を変えていくにはどうしたらよいのか分かりやすく説明してくれている本。
理論に加え、著者の在籍したマクドナルドやメルカリの事例が豊富で、
理論と実例のバランスが程よい感じ。
マーケティングのフレームワークを元に作ったオリジナルのフレームワークが
ちょっと無理やり感を感じることもありますが、
本の良さを損なうほどではないと思います。
(既存社員に対するフレームワークか採用時の応募者に対するフレームワークか
ちょっとごっちゃになってしまっている感があります。)
著者が言うように、AIが発達して、機械が人間の仕事を効率化していった先には、
会社が社員を選ぶのではなく、社員が会社を選ぶ -
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個人的に組織・風土変革は人材の新陳代謝なしにはできないと考えており、ゆえに日本の大企業のような本書で言うところのチームリーダー型の企業では変革に相当のエネルギーと覚悟が必要である。
カルチャー変革の設計が具体例とともに記されており、納得のいくものであったが、気になったのは結局著者が例としている企業や関わった企業は日本企業の多くが当てはまるチームリーダー型ではない。
SHOWROOM、メルカリ、日本マクドナルド・・・そもそも自分の数階級上のクラスの上司と話せる環境があったり、実力主義で評価されるベンチャー気質・外資気質の会社であり、人材の新陳代謝は比較的活発で自分が職場を変わるか、自分で環境を変 -
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カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方
著:唐澤 俊輔
社員が期待する環境と、会社が提供する環境のギャップが少ない会社を「いい会社」だと定義することができる。
カルチャーを言語化し、可視化し、それを社内外に浸透させることで、企業と社員の期待値ギャップを減らし、誰もが自分にとって「いい会社」を見つけられる「カルチャーモデル」を推進すべきである。
目指すビジョン・ミッションやバリューを柱にカルチャーを醸成し、それを社内外に発信し、浸透させることで、事業の成功や成長につながる。
本書の構成は以下の7章から成る。
①なぜカルチャーが重要になるのか
②カルチャーとは何か
③どういったカルチャ -
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■7S
・スタンス(組織としてのあり方)
・シェアドバリュー(行動指針)
・ストラクチャー(組織の構造・形態)
・システム(制度)
・スタッフ(人の採用や育成)
・スキル(組織としてのスキル、強み)
・スタイル(組織風土)
■3つのスタンス
①カリスマリーダー経営(変化×中央集権)
②チームリーダー経営(安定×中央集権)
システム:人事評価制度としては、リスクを最低限に抑えるため、「減点主義」が好まれる傾向があります。チームリーダー経営に当てはまる企業に金融業界、建設業界やエネルギー業界などが多い傾向にあるのは、ミスなく着実に業務遂行することが重要であり、それこそが顧客に提供すべき価値であ -
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「なんとなくの会社の雰囲気」を組織カルチャーとして明文化するなどして浸透させるべきであるという論。
組織だけでなく個人にも当てはめて考えることができると感じた。
このような考え方がどの程度社会に浸透しているのかわからないが、今後ますます重要視される考え方のような気がした。
自分の所属している組織は業務範囲が広いため、色々な考えが交錯する場面が多いように感じる。その時に組織カルチャーとして考える軸があると、それに沿って考えればいいという指針になり結論が出やすいのかと感じた。まだまだ若輩者であるが、今後に向けてこのことを意識し、同じ考えを持つ仲間を増やしていくことで組織カルチャーを言語化し浸透させ -
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組織の運営なんて自分には当分関係ないと思っていたけど、今後いろんな組織に属するだろうから、経営者・運営者目線の考えも取り入れることも大事そう。
この本は企業カルチャーの作り方と題して、組織マネジメントについて解説した本だが、前回読んだ『NETFLIXの人事戦略』でも感じたように、社会人にすらなっていない自分にとっても有益なビジネス書だった。
特に事例として挙げられていたマクドナルドやメルカリは7S*の観点から細かく分析されていて、結果的に企業の雰囲気までなんとなく知ることができたのは、今後就活するとなった時にも役立つ情報。
どんな人が働いていて、どういう理念があって、どういったことが社員 -
Posted by ブクログ
色々なフレームワークで体系的に書いているなと思ったら、グロービスの卒業生であることを終盤で知った。
・経営スタンスの4象限:カリスマリーダー、チームリーダー、複数リーダー、全員リーダー
・カルチャーを作るプロセス:①現状のカルチャー棚卸し、②ビジョン設定、③カルチャーの方向性決定、④カルチャーの言語化、⑤カルチャーの浸透
・マーケティングの5A理論:Aware認知, Appeal訴求, Ask調査, Act行動, Advocate推奨
・EXジャーニー:入社前=採用→入社後=オンボード→人事評価→成長・キャリア→社内環境
しかし、すでに確立している7SのStrategyをStanceに変え