栗野宏文のレビュー一覧
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昨年読んだ「アパレル興亡」で感じるところが多く、最近ではUNIQLOがライフウェアと打ち出していたり、ミニマリズムやダイバーシティなどの流れも気になり読んでみた。
なんとなく漠然として高尚な内容と思いきや、時流の読み方はもちろん、老舗のブランディングやデザイナーとは違うプロデューサーとしての考え方など、ファッションに関わる人としての物事の考え方はビジネス書としても参考になる。50歳に向けて何か自分ならではの仕事を昇華させたい40歳くらいにちょうどいいと感じた。
最近はアートを仕事に生かして教養にしようという本も多いが、そういう本を読んでも何か足りない、そんな人には特におすすめ。
ファッシ -
Posted by ブクログ
ファストファッションの台頭、ラグジュアリーの衰退、等身大の自分をアピールし、共感の賞賛の輪がスコア化される現代において、これまでの流行はなくなった。そしてパンデミック。体感することに価値を見出すことへの加速がされるなかで、ファッションはどこへ向かうのか。
ただ。著者は、ファッションはどこへ向かうのか、というよりも、消費者のより良い選択をサポートするためにファッションはどうあるべきか、と考えているように感じる。問題解決の一手段としてのファッション、消費者の生き方を支援するためのファッション、そういう感じ。
自らアフリカまで足を伸ばし、年中ヨーロッパで企画し、人を紐付け、日本に新ブランドをつく -
Posted by ブクログ
社会人になって、ある程度お金を出して服を買えるようになった。大学生では買えなかった価格帯でも手を出せるし、いろんなアイテムも買える。前までは制約の中で如何に楽しむか、どうやって安く手に入れるかのベクトルで服を楽しんでいた気がするが、ステージが変わって楽しみ方が変わった。
その時に、どう楽しむかを改めて考えたくなった。オシャレというものに対して自分なりの理解をもってオシャレに対峙したいという感じ。
端的にオシャレを楽しむとは自己表現につきると思うが、それでも「この人はおしゃれだな」、「雰囲気最高だな」などと感じる人とそうでない人は存在してる。その差異は、なんなのか。
この本を読むまでは、な -
Posted by ブクログ
クールな語り口ゆえ、血が通った感じが少し乏しい文体だが、心に残る言葉はたくさんあった。「おしゃれに興味を持つということは、自分ときちんと付き合うこと、自分を見つめるということです。それができる人は、他人に対しても同じようにきちんと向き合えるでしょう。逆に格好やルックスだけきれいにしても、自分と向き合えていなければ、人との接し方、人に対しての自分の出し方、あるいは人が表現しているものの受け止め方も浅くなってしまいます」「そもそも服は、自分に誇りを持てる装置です。おしゃれをすることによって矜持が保てるし、自分が自分であろうとし続けられる」「何かを後延ばしにすることは実際は何も楽にならない……人間関
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Posted by ブクログ
ファッションの歴史や栗野氏の視点や考えが述べられた本。今後のファッションの動向について述べたものかと思っていたので、少し期待とは外れたものであった。以下、重要と感じた部分。
・多様性のある社会なので、モード→ダイバーズ化している。
・新たなマーケット(アフリカ等)は他社強豪がいないため、強く出れる。
・服という媒体を通じて自分をどう見せるか考える。ファッションにおいて、服とバランスが大事。自分に似合うかどうかを考える。コーデは主役を決め、そこから足し算ではなく引き算する。服は自分を表す。
まとめ
厳選して自分に似合う良い服を着て、ファッションを楽しんでいきたいと思った。